4月21日チェルノブイリ取材報告 ~遺伝の視点から・・25年後の福島を救おう~
- 2012年 4月 17日
- 催し物案内
- 林克明(JVJA)
◎第38回草の実アカデミー
4月21日(土)チェルノブイリ取材報告~遺伝の視点から・・25年後の福島を救おう~
日時 4月21日(土) 2時開演(1時30分開場)
場所 千駄ヶ谷区民会館会議室1(渋谷区神宮前 1-1-10)
03-3402-7854
※場所は隠田区民会館ではなく千駄ヶ谷区民会館ですのでご注意ください。
交通 JR 原宿駅(竹下口)8分 地下鉄明治神宮前駅10分
地図 http://www.city.shibuya.tokyo.jp/est/kmkaikan/km_sendagaya.html
資料代 500円(会員無料)
原発事故から26年を目前にしたチェルノブイリ原発周辺を取材してきました。東京都ぐらいの広大な地域が管理区域になっており、基本的に居住できません。原発そのものでは数千人が働いていました。 また、原発から数十キロ離れた場所で26年間経過してもなお高線量のところもありました。
今回は「遺伝」の視点から、チェルノブイリの孫世代に健康被害が出ていないか取材するのが目的でした。事故当時に妊娠していた女性に孫ができはじめているからです。きっかけは「食品と暮らしの安全」代表の小若順一氏からの電話でした。
原発爆発時の妊婦のお腹には胎児がいた。そこまでは多くの人が心配するが、問題はそのあと。胎児の中に生殖細胞がある。これが孫にあたるわけだが、一人の肉体で3世代が同時被曝している場合もありえることを訴える人はほとんどいない、というのが話の内容でした。
このとき私の頭の中には「三世代同時被曝」という言葉が浮かび上がりました。放射能といえば遺伝が重要なはずなのに、そのわりには語られません。とくに2011年3月11日以降は言わなくなりました。
だからこそ実態がどうなっているか取材に行ったのです。小若氏の取材に同行させていただき、後半はそれを引き継いで韓国人ジャーナリスト(映像)、チョー・ファフェン氏と行動をともにしました。
もちろん、遺伝については専門家・科学者が厳密に検査しなければわかりません。また、国レベルで政策を推進しなければ解決しません。しかしそれを待っていては、膨大な被害者が生み出されたあとに、ようやく国が動くことになるでしょう。
過去に起きた公害問題でも同じことがいえます。そうなる前に、はっきり言えば25年後の福島の被害を少しでも減らすことに役立つために、端緒となる取材に着手したのです。 したがってまだ中間報告(初期報告といったほうがいいです)しかできませんが、発表したいと思います。
■後半は脱原発アピールと情報交換に
前半は私のチェルノブイリ報告にして、後半は脱原発運動をされている方々にアピールや情報提供・情報交換、宣伝などができるようにする予定です。どれだけの方がいらっしゃるかわからないので何とも言えませんが、リレートークと話し合いのような場になればいいと考えています。ぜひご来場ください。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。