噴飯ものの政局と温暖化
- 2010年 7月 31日
- 交流の広場
- とら猫イーチ
日本人は、よほど政治好きなのでしょうね。 世上は、これほどの国難にあっても、今さらどうでも良い政局の動向に神経を尖らせて、井の中の蛙宜しく喧しい限りです。
与党の民主党からして、国会構成がどうであろうとも、国家の行く末に危惧を覚えるのであれば、百年の大計を考える気概を持たねばならないのに、議員の身分保全の観点からの選挙対応しか念頭には無いようで白けるしかありません。
野党は野党で、公務員攻撃しか能の無い始末。 自民党にしても、日本を不良資産と債務大国にした責任の自覚に欠けています。 また、お笑いの種にしかなりませんが、与党の旨味を知った泡沫政党の泡沫議員が浮気心を持とうが持たまいが、大勢に何の影響もありはしません。 もともと世間の常識とは隔絶した意識の持ち主が、傷を舐め合っているだけの集団です。 変わり身が速いのは、前身のS会党譲りでしょう。
そんな皆さんが、唯一、一致しているのが、「地球温暖化」問題。 コペンハーゲンでご破算に願った筈が、未だに幼稚な頭にとりついているようです。 馬鹿げた法案は廃案になったものの、脳天気な前首相が国際公約をした、二酸化炭素の25%削減と1兆6千億円からの低開発国援助金は生きています。 WSJ曰くの(Carbon Hara-kiri)をしたければ一人でやれば良いものを。 イギリスで製作された「地球温暖化詐欺」(The Great Global Swindle)や、アメリカで製作された(Not Evil Just Wrong)でも鑑賞されたら如何でしょうか。 ついでに同志社大学教授 田淵 太一氏が激白されるように「COP3で議決された、排出権取引を主役とするメカニズムが「京都メカニズム」と名づけられ、それらを盛り込んだ議定書が「京都議定書」と呼ばれることは、京都の「恥」であると言わねばならない。」のですから、「恥」を濯ぐべく遅まきながら議定書から脱退していただきましょう。
http://kokuminrengo-kyoto.org/opinion/091108.html
問題だらけのCO2 1990年比25%削減公約
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