「『忍びよる負の遺産』今年も浜岡原発周辺の遠州灘海岸に」などー地震と原発事故情報【TMM:No1464】
- 2012年 5月 22日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年5月22日(火) 地震と原発事故情報
転送歓迎
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★1.『忍びよる負の遺産』今年も浜岡原発周辺の遠州灘海岸に(蔵下和男)
★2.福井県おおい町で、一緒に考えて、一緒に話そう
もうひとつの「住民説明会」 (長谷川羽衣子)
★3.覚悟を決める夏 – 再稼働かどうか - 山口二郎(北海道大教授)
(5月20日 東京新聞「本音のコラム」より)
★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
◇緊急節電セミナー「照明と空調の更新で大幅な節電&経費節減を」
5月25日(金)13:30、衆議院第一議員会館
◇「人、つながる アフガン30年と「3.11」」5.31中村哲医師講演会
5月31日(木)18時45分開演、練馬
★5.<テント日誌 5/19(土)
―経産省前テントひろば252目 原発ゼロ14日目―>
穏やかな土曜の一日。平和な時間の中で
テントが「つながり」の触媒に!テント~福島~全国、世界
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◇あす23日(水)18:45~(於・スペースたんぽぽ)山崎久隆さんの連続
学習会 新シリーズ第1回「若狭湾の原発群、再稼働はとんでもない!」
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1085
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┗■1.『忍びよる負の遺産』 今年も浜岡原発周辺の遠州灘海岸に
└────(静岡県 蔵下和男)
国の特別天然物のアカウミガメの産卵上陸がはじまった。昨年まで死亡漂着、産卵後の奇形(欠損等)で孵化。イルカやクジラの死亡や瀕死の漂着や海鳥の大量死亡漂着等が確認されている。原因は不明。
1994年12月、浜岡原発の1号機で核燃料棒破損(現在は1号機の使用済核燃料貯蔵プールに1体のみ保管)により1900億ベクレル超の放射性物質が環境中に放出されたが周辺住民に連絡がされなかった。新聞社が報じたのは昨年の福島第一原子力発電所の事故後である。なんと事故から17年以上が経過している。
希ガス(クリプトン、キセノン等)の目標放出量は年間、14万Ci=5180兆Bqまでも放出可能なのである。4月2日現在、原子炉と使用済核燃料貯蔵プールに8976体貯蔵している。行き場がない。気管支喘息や肺癌の治療を中心とした呼吸器病学を専門とする医師は浜岡原発周辺について、「なによりこの近郊に肺癌が人口の割合に多い印象に驚いている。分析するほどの数ではないので理由は無論わからないが、喫煙に起因するとばかり、とも言えないだろう。地域の胸部の2次健診を引き受けるようになると、この数は更に増加すると思われる。」と浜岡町立浜岡総合病院(現在は御前崎市立御前崎総合病院)年報に記されている。
その御前崎総合病院は東日本大震災後、医師の確保に苦労している。応募はゼロ。浜岡原発や津波が影響しているとみられる。御前崎市の人口は3万5000人、病院運営は赤字が続いている。2010年度には4億8800万円を補助金で穴埋めした。4億1800万円は原発の交付金だ。
◇5月26日(土)14時から蔵下さんの講演があります。ぜひお越し下さい
『原発による動植物の異変』、参加費(資料代含む)1000円
主催:反原発自治体議員・市民連盟
http://www.tanpoposya.net/main/index.php?id=1088
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┗■2.福井県おおい町で、一緒に考えて、一緒に話そう
│ もうひとつの「住民説明会」
└────(長谷川羽衣子)
~一緒に考えたい。話したい。おおい町のこれから~
日時:5月26日(土)13時~16時
場所:あみーシャン大飯 ふれあいホール
(福井県大飯郡おおい町成和2-1-1 電話 0770-77-3410)
入場無料
<福島のおはなし>
震災と原子力発電所の事故を経験した福島の女性たち。事故が起きる前と起きた後、生活はどう変わったのか。今も続く問題など、体験をもとに話して頂きます。不安に感じていること、悩んでいることを話し合い、一緒におおい町のこれからを考えませんか?
(登壇者)
☆木田さん…3.11以前は福島原発立地自治体である双葉町在住。現在は水戸市へ避難している
☆遠山さん…福島県福島市在住 ☆黒田さん…福島県郡山市在住
<経済や雇用のこと、一緒に考えませんか?>
原子力発電所がなくなったら、経済や雇用はどうなるの?
こんな疑問や不安、ありませんか?経済の専門家、原子力の専門家が、みなさんの疑問に寄り添い、一緒におおい町の経済や雇用の問題、そしてこれからのビジョンを考えます。ぜひ、何でも質問して下さい。
(登壇者)
☆朴勝俊(関西学院大学)…経済の専門家。脱原発を決めたドイツの事情に詳しく、原子力発電所がある自治体の経済や雇用をどうしていったら良いのか、一緒に考えます。
☆小林圭二(元京大原子炉実験所)…原子力技術の専門家。原子力発電所や放射能に関する疑問や不安、何でも聞いて下さい。
問い合せ:もうひとつの住民説明会・相談会(代表/長谷川羽衣子)
連絡先090-8124-4945 又は 070-6685-4945
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┗■3.覚悟を決める夏 – 再稼働かどうか - 山口二郎(北海道大教授)
└────(5月20日 東京新聞「本音のコラム」より)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◇緊急節電セミナー「照明と空調の更新で大幅な節電&経費節減を」
日時 5月25日(金)13:30~16:30
会場 衆議院第一議員会館 多目的ホール
資料代 1000円(同一組織2人目以降500円)
内容 学校・庁舎照明の更新で大幅な節電と経費節減の実現
講師 今西武史 (大和郡山市総務課課長補佐兼管財係長)ほか。
プログラム詳細 http://www.ekaeru.jpn.org/file/eseminer.pdf
主催・申し込み 電気をカエル計画(http://www.ekaeru.jpn.org)
TEL:090-5339-1409 E-mail tokyo@ekaeru.jpn.org
日本の電力は、業務用・産業用が6割を占め、その使用割合は照明が3割、空調が4割となっており、照明と空調の節電が最も効果的です。照明の節電への取り組みでは、奈良県大和郡山市(人口約9万人)の事例が特に参考になります。庁舎の照明を、節電率が約5割となる、安価な高効率のHf蛍光灯などに取り替えることで、年間約600万円の経費削減と、庁舎全体で27%の節電を果たし、また、取替えにかかったコストも約1000万円と、2年弱で回収しています。あなたの住む自治体で、働くオフィスで、トクする節電に取り組みませんか。
◇「人、つながる アフガン30年と「3.11」」
5.31中村哲医師講演会 / ゲスト 加藤登紀子
日時:5月31日(木)午後6時半会場 6時45分開演
会場:練馬文化センター大ホール
(西武池袋線 地下鉄大江戸線 練馬駅北口すぐ)
チケット:一般1000円、高校生以下500円 事前申込制
主催:市民の声ねりま
お申し込みは区議会議員・池尻成二事務所まで:電話03-6806-6312
医師中村哲。聴診器を手に、井戸を掘り、ショベルカーを操り、設計のペンを執る。絶え間ない戦火ときびしい干ばつの中、アフガンの人々とともに“いのちの水源”を探し続けて、30年。
乾いた大地に水と緑を取り戻すための大規模な水利事業も大きな成果を生み出しつつあります。根を張り、いのちを見すえ、人と人とをつないできた中村医師の30年は、「3.11」で大きく揺らぐ私たちの心にも、きっと希望のメッセージを伝えてくれるはずです。
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┗■5.<テント日誌 5/19(土)
│ ―経産省前テントひろば252目 原発ゼロ14日目―>
│ 穏やかな土曜の一日。平和和な時間の中で
│ テントが「つながり」の触媒に!テント~福島~全国、世界
└────( F記 )
今日はこのところ吹いていた強い風も止んで、晴れ上がった穏やかな一日となりました。そんな中、京都・同志社大学の学生二人がテントを訪れました。
彼らは先日、大飯原発監視テントにも立ち寄ったそうで、東京に帰ったYoさんと再会することになり、Yoさんもテント訪問に感激し、また福井・おおい町でまたまた会おうと約束をしていました。こうやってテントが触媒になって全国の方々と繋がっていく。
昼過ぎ、ほぼ毎日テント前を通る車が通りかかりました。その車とは銀座の超有名すし店「久兵衛」のものです。その車のボディを見ると・・・何と!『東電の値上げ、当然? 私(久兵衛)は値上げに反対します』と有るではないですか。気付いたテントの方が三人、拍手で見送りました。
昨日は某おせんべいやさんがボルボの大きなトラックを経産省正門前に横付けしてました。このおせんべいやさんは財務省への抗議で有名な会社ですが、どなたでも物を申すのは大切なこと。表現の自由は尊重されるべきです。
とは言ってもこのところやって来る勘違いな連中には困ってしまうものです。昨日は経産省にある団体が署名の提出をしていましたが、それに合わせて沢山の公安がその様子を見張っていました。終わって公安もテント前からいなくなったかと思ったら、今度はこの困った人たちです。経産省が事前に連絡をしてるかのようなタイミングですが、この人たちには取り合わないのが一番の対応策だと思っています。
それにしても本当に今日は平穏な空気がテント、霞ヶ関を包んでいます。空に爽やかな風に乗って鯉のぼりがはためいている中、第二テントでは女性たちが先日大掃除をした後始末をしながら談笑を。最近、石川県から引っ越してきたS・KさんがMさんやテント訪問者と笑顔で話しをしながらの作業です。S・Kさんは福島の女性たちのお役に立ちたいと上京し、今は第二テントの担当者として大切な若い力となっています。
名古屋からは大学で学生達に教えているという女性。授業では、本来の自分のテーマより、原発問題を話す方が、学生の関心が俄然活発になるとの話も。
夜になって、そんなまったりとした雰囲気を破ったのが、岐阜からお見えになった「近藤ゆり子」さんです。もうテントに近づく前から大きな声で挨拶が始まり、テントに入ると一気に賑やかに。彼女は以前からテントのメンバーとは懇意にしていて、多くの活動(長良川市民学習会等々)をされている方です。今日は福井県・水晶浜から飛ばした風船による風向き調査の報告(ビラ、地図)をお持ち下さいました。それはとても貴重なものでしたので後日、画像アップを致します。ご期待下さい。
そんな穏やかな一日が終わり、夜もふけたところで、今夜の泊番の皆さんが三々五々集まったので帰宅することにしましたが、長野からTさんという支援者がいらっしゃいました。今日も沢山の方がテントを通じて繋がっています。そして!明日は群馬県・渋川へ福島支援の援農にEさん他5名で向かいます。東京と群馬と福島の「つながり」の橋渡しをするために。 ( F記 )
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【編集部より】
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