「原発再稼働と不透明な値上げはぜったい許せない!」などー地震と原発事故情報
- 2012年 6月 20日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
2012年6月20日(水) 地震と原発事故情報【TMM:No1492】-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.電気料金の自動引き落としをやめよう!
原発再稼働と不透明な値上げはぜったい許せない!
大畑 豊
★2.地鳴りのような集会とデモ
6/17「いのちが大事、今なぜ再稼働?ふくいでつながろう」集会に
参加して 乱 鬼龍
★3.世界平和アピール七人委員会が声明
原子力基本法の基本方針に「安全保障に資する」と
加える改正案の撤回を求める
★4.読者からイベントのおさそい
◇6/24原発さよならデモ@朝霞
★5.核のごみ 地層処分ムリ
人が20秒で死亡 150万ミリシーベルト10万年かけ低減
日本学術会議でも解決見えず
★6.<テント日誌6/15(金)
―経産省前テントひろば279日目 稼働原発ゼロ41日目>
4閣僚会議による大飯原発再稼働最終決定強行を許さない!
官邸前に1万人超の人波と怒りのコール!
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※ 6/21槌田 敦さん学習会
「隠ぺいされた福島原発事故『3号機と4号機の爆発の怪』
日 時:6月21日(木)19:00開会(開場18:30)
場 所:千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F「たんぽぽ舎」
講 師:槌田 敦さん(核開発に反対する会代表)
参加費:800円
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┗■1.電気料金の自動引き落としをやめよう!
| 原発再稼働と不透明な値上げは
| ぜったい許せない!
└──── 大畑 豊
皆さん、電気料金を自動引き落としで払ってませんか?それは原発再稼働をもくろむ電力会社への白紙委任状です。「世論調査」やデモだけでは私たちの声が届かないようなので、自動引き落としをやめて明確な「声」を電力会社に届けましょう!
1.自動引き落としをやめ「振込用紙払い」にする。
電気の使用量・領収証に書いてある電話番号に電話し、(できれば「原発に反対して」「値上げに反対して」等伝えて)「振込用紙での支払いに変えます」と言えば、すぐに変更できます ⇒ 集金の不安定化、売掛金の増大によって圧力をかける。自動振替割引の約52円がなくなりますので、この機会に生活を見直して契約アンペアを下げては。
2.コンビニで払う/ゆうちょATMで一部不払い
期限までに全額振り込むか、もう一歩進めて、ゆうちょATMで、金額確認画で「訂正」を選び金額訂正をして、原発分(約3分の1)や、抗議の1円不払いをする
*1円不払いは1970年代に故・市川房枝参議院議員が政治献金に抗議して東電に「電気代1円不払い運動」を展開し、献金を中止させた功績とリーダーシップに敬意を表してですが、いくらでも構いません。
3.不払いすると「支払いのお願い」通知がくる
通知に書いてある電気が止められる期日前までに不払い分をコンビニで払う。あるいは在宅していれば通知を持ってくる人にその場で(意見を伝えて)払うこともできます ⇒ 集金コスト増による圧力・期限を過ぎた不払い分には「延滞利息」(1日当たり0.03%、5千円1ヵ月滞納すると約40円)がつきます。1円不払いなら利息はつきませんし、抗議の不払いということが明確です。
日常生活の中から抗議の声を
一人ひとりの力が世の中を変える!
たった1円でも、1万人が不払いすればその回収に送金手数料負担、督促人件費等も増えその額は多大になり、電力会社の経営に影響を与えることができます。また電気代のなかには原発推進のための「電源開発促進税」等も上乗せされて徴収されています(標準家庭で月110円)。原発に反対しながらこんな料金を素直に払うわけにはいきません。ゆうちょATMで一時不払いするときに、振込用紙の上部余白に「げんぱつハンタイ」「ゲンパツはハイロに!」「ネアゲ ハンタイ」等のメッセージも書けます(書く位置によってはATMが受け付けないので書き直せるように鉛筆で)。
「デモはちょっと~」という人もこれなら一人で毎月「抗議」できます。
詳しくは:http://d.hatena.ne.jp/toudenfubarai/ 電気代不払いプロジェクト
toudenfubarai@gmail.com
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┗■2.地鳴りのような集会とデモ
| 6/17「いのちが大事、今なぜ再稼働?ふくいでつながろう」集会に
| 参加して
└──── 乱 鬼龍
誰が考えても”拙速”であり、暴挙ともいうべき大飯原発3、4号機の再稼働の決定という事態を受けて、急遽抗議集会の様相となった福井市の集会は決して意気消沈するものではなく、再稼働決まるという事態の中でますます、怒りと闘志を燃え上がらせるものとなった。
ある方のメールの中で、これは正に革命前夜ともいうべきパワーを感じたという旨の感想があったが、私もまさにそのような事を感じた。
再稼働阻止という言葉の中に含まれているのは、一人原発問題ではなく、この国の政治、経済、文化、教育というすべてをその根底から変えなければならないという決意と覚悟であると思う。
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┗■3.世界平和アピール七人委員会が声明
| 原子力基本法の基本方針に「安全保障に資する」と
| 加える改正案の撤回を求める
└────
原子力基本法の基本方針に「安全保障に資する」と加える改正案の撤回を求める
2012年6月19日
世界平和アピール七人委員会
武者小路公秀、土山秀夫、大石芳野、池田香代子、小沼通二、池内了、辻井喬
衆議院本会議は、先週の6月15日に「原子力規制委員会設置法案」を可決した。この法案は、政府が国会に提出していた「原子力規制庁設置関連法案」に対立して自民・公明両党が提出していたものであり、この日に政府案が取り下げられて、自民・公明両党に民主党も参加した3党案として、衆議院に提出され、即日可決され、直ちに参議院に送られて、この日のうちに趣旨説明が行われたと報じられている。新聞報道によれば、265ページに及ぶこの法案を、みんなの党が受け取ったのは、この日の午前10時であり、質問を考える時間も与えられなかったといわれている。
世界平和アピール七人委員会は、この法案の中に、説明なく「我が国の安全保障に資する」という文言が加えられたことについて、ここに緊急アピールを発表する。
国会議事録はまだ公開されていないが、自民党の資料によれば、「原子力規制委員会設置法案」の第1条には、「この法律は、・・・原子力規制委員会を設置し、・・・国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的とする。」と書かれている。
我が国の原子力関連の個別の法律は、すべて日本国憲法のもとにある原子力基本法の枠の中で作られている。周知のとおり、原子力基本法の基本方針(第2条)は「原子力の研究、開発及び利用は、平和の目的に限り、安全の確保を旨として、民主的な運営の下に、自主的にこれを行うものとし、その成果を公開し、進んで国際協力に資するものとする。」となっていて、歴代政府は、日本国憲法に抵触しない原子力の軍事利用ができないのは、この法律に抵触するからだとしてきた。
しかし、「我が国の安全保障に資する」という文言は、わが国の独立に脅威が及ばぬように、軍事を含む手段を講じて安全な状態を保障することに貢献すると読む以外ない。このことに気が付いたためと思われるが、今回衆議院を通過した「原子力規制委員会設置法案」の附則第11条は、原子力基本法の一部改正にあてられている。
それによると、原子力基本法の基本方針に、第2条2を追加し、「2前項の安全の確保については、確立された国際的な基準を踏まえ、国民の生命、健康及び財産の保護、環境の保全並びに我が国の安全保障に資することを目的として、行うものとする」と改定するというのである。「我が国の安全保障に資することを目的として、安全の確保を行う」という文言は何を意味するのであろうか。具体的になにを行おうとするのか全く理解できない。
国内外からのたびかさなる批判に耳を傾けることなく、使用済み核燃料から、採算が取れないプルトニウムを大量に製造・保有し、ウラン濃縮技術を保持し、高度なロケット技術を持つ日本の政治家と官僚の中に、核兵器製造能力を維持することを公然と唱えるものがいること、核兵器廃絶への世界の潮流に反して、日本政府が米国に対して拡大抑止(核兵器の傘)の維持を求め続けていることを思い浮かべれば、原子力基本法第2条の基本方針の第1項と第2項の間に、矛盾を持ち込んで実質的な軍事利用に道を開くという可能性を否定できない。
国会決議によって、平和利用に限り、公開・民主・自主の下で進められてきた日本の宇宙研究・開発・利用が、宇宙基本法の目的に、「わが国の安全保障に資すること」を含めることによって、軍事利用の道を開いたことを忘れることもできない。
さらに、「基本法」は憲法と個別法の間にあって、個別法より優先した位置づけがされていることを考えれば、個別法の附則によって基本法の基本方針を、討議せずに変更することはゆるされない。
世界平和アピール七人委員会は、原子力基本法と原子力規制委員会設置法に、何らの説明なく「我が国の安全保障に資する」という表現を含めようとする計画は、国内外から批判を受け、国益を損ない、禍根を残すものと考え、可決にむけて審議中の参議院において直ちに中止することを求める。
連絡先:世界平和アピール七人委員会事務局長 小沼通二
メール:mkonuma254@m4.dion.ne.jp
ファクス:045-891-8386
URL:http://worldpeace7.jp
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┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
| ◇6/24原発さよならデモ@朝霞
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日 時:2012年6月24日(日)15時集合、15時半出発
集合場所:東武東上線朝霞台駅・JR武蔵野線北朝霞駅間ロータリー
(池袋・川越から約20分、南浦和から約10分)
主 催:原発さよならデモ@埼玉
http://www.twitter.com/nonuke_saitama
http://saitama-action.com/
その他:1.プラカードや垂れ幕などを各自ご自由にお持ち下さい。
2.原発と関係ない、特定の団体や政治的テーマに関するのぼりや旗プラカード・チラシ・宗教団体の機関紙配布等はご遠慮下さい。
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┗■5.新聞・雑誌より
│ 核のごみ 地層処分ムリ
│ 人が20秒で死亡 150万ミリシーベルト10万年かけ低減
│ 日本学術会議でも解決見えず
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(2012.6.18東京新聞より抜粋)
(省略します―「ちきゅう座」編集部)
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┗■6.<テント日誌6/15(金)
│ ―経産省前テントひろば279日目 稼働原発ゼロ41日目>
│ 4閣僚会議による大飯原発再稼働最終決定強行を許さない!
│ 官邸前に1万人超の人波と怒りのコール!
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6月15日(金)晴れ
6・15 この日には特別な感慨がある。52年前の国会南通用門。今日もまた同じ場所(といっても当時からは移動しているが)樺美智子さんの遺影が掲げられ、花を添えて、追悼の集いが行われた。
暑い陽射しの中、20人程が集まり、時空を超えて往時を偲んだ。
60年は戦後日本のターニングポイントだった。それから半世紀まっしぐらに一つの道を進んできたのであろう。そしてその行き着いた先に3・11があり、また「普天間基地問題」がある。今、新たなターニングポイントを迎えている。60年の時よりはるかに深く根本的なターニングポイントを。日々、このターニングポイントをめぐる激闘が繰り広げられている。
17日には、福井市で大飯原発再稼働反対の全国行動が行われ、沖縄宜野湾市では、オスプレイ反対・基地撤去の大集会が行われるという。一見、全く別々の行動であるものが、どこか深いところで連動しているように思える。6・15であらためてこのことを感じさせられる。
今夕の官邸前は本当に人々の怒りの声が渦巻いていた。午後6時からの官邸前アクションだが、用があって午後7時過ぎに着いた。いつものように地下鉄の3番出口から出る。コールは既に地下の駅構内にまで聞こえていたが、もう人でいっぱいで、列の後ろに向かって歩き出す。
今日は歩道いっぱいに人波があふれ、さらに車道にまであふれ出している。通行用のみちは車道に作られている。人々の列は国会南通用門の向かい側よりさらに坂を下って続いている。
今日も女性の国会議員が2人アピールし、一緒に再稼働反対!とコールしている。山本太郎さんも見かける。後ろにいるとアピールの声は全く聞こえないが、それでみんな、ハンドマイクに合わせて再稼働反対!と懸命にコールを繰り返す。
8時になってもなお、参加者は増え続け、遂に1万名を超えたそうだ。すべてツィッターや口コミで集まった人々であり、気持ちが一つになった巨大な意志の塊であった。
終了後、東電前に駆けつけた人、自民党に抗議に行った人・・・と抗議活動は遅くまで続き、テントの前も多くの若い人達を中心に椅子を並べて車座となり、喉を潤しながら、延々と話が続いた。
明日は西川知事を交えた4閣僚会議による最終決定が画策されている。朝から官邸前行動! (Y・T)
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【編集部より】
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