国会議員から原発是非(再稼働を含む)の意見聴取
- 2012年 8月 21日
- 交流の広場
- 9条改憲阻止の会
2012年8月21日 連帯・共同ニュース第282号
■ お盆休みも終わり巷には日常が戻ってきている。銀座ではロンドンオリンピックのメダリストパレードがあった。テレビ見ただけだが50万人が参加とあったが確かに人で埋め尽くされていた。銀座通りではなく、国会通りが脱原発―再稼働反対の意志表示する人で埋め尽くされる日を思い浮かべたがそう遠くない日に実現されると思う。さて、この間の首相官邸前の抗議行動は国会議員に大きな影響を与えていると思えるが、これを国政(国家の原発政策》の転換に結び付ける活動がはじまった。経産省前テント広場では「国会議員意見聴取プロジェクト」を立ち上げ活動に入ったのである。このプロジェクトでは「原子力発電への基本的見解」を各議員に問い その結果をあらゆる方法で公表し、来るべき選挙などでの判断材料にしてもらおうと思っている。「…昨年3月11日の東日本大震災、東電福島第一原発の暴発による放射性物資の拡散は福島県を中心に、周辺東日本全体に及び、ヒロシマ原爆の百十数倍といわれる放射能汚染の実態は未だ何一つ解決のメドが立ってはいません。しかも、青森県六ヶ所村の再処理工場の停滞、福井県「もんじゅ」高速増殖炉の稼働のメドもたっておらず、放射能廃棄物処理は何ひとつ解決策がないまま、政府は大飯原発の再稼働を強行しました。《中略》これまでの「高度成長、大量消費」の「日本のありかた」を今、立ち止まって考え直す時期に来ているのではないでしようか。これまで原発を推進してきた政府や官僚は国民に重要な情報を隠し、国民をだましてきたとしかかんがえられません。今日、国民の七割から八割はもう原発をやめてもらいたいと考えています。特に子供を育てている女性たちのほとんどが「こんな危険な原発やめろ」と訴えています。《中略》国政責任を持つ国会議員の方々、一人ひとり原発の今後についてのご意見を是非同封の書面でご返答くださるようにお願い申し上げます」(「脱原発」への国政の転換を!と題されたビラから引用)
■ このビラとともにシンプルな解答用紙を持って各議員の見解を聴取している。「1、原子力発電について Aやめるべき B続けるべきだ。2、現在ある原発について A稼働させない B稼働させるべきだ( 年)」という質問書に回答を求めているのだ。国会の会期末(9月8日)前の9月5日締め切りで9月10日より結果をメディアやネット等を通じて公表して行く。この「国会議員意見聴取プロジェクト」は活動を開始しているが、参加者を募っている。議員の部屋等を回り意見聴取をする活動に参加して欲しい。連絡(070-6473-1947)。 (文責 正清太一)
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