アジア記者クラブ設立20周年記念シンポジウム 脱・日米同盟への道
- 2012年 11月 12日
- 催し物案内
- アジア記者クラブ
2012年11月22日(木)18時30分~21時
明治大学リバティタワー地下1階(1001教室)
基調講演:西山太吉(元毎日新聞記者)
岡本厚(『世界』前編集長)
半田滋(東京新聞論説兼編集委員)
司会:石山永一郎(共同通信社・編集委員)
対等な日米関係と普天間基地の県外移転を主張した民主党鳩山政権に対して旧政権と
官僚機構、マスメディアが一体となって「日米同盟が危ない」との大合唱が浴びせられ
たことは記憶に新しい。尖閣(釣魚)諸島を巡って中国と事を構える根拠にも安保条約
による米軍の出動が前提にされて事態が推移している。首都の管制空域が外国軍隊(米
軍)の指揮下に置かれているのは先進工業国で日本だけだ。日本が負担している思いや
り予算や米軍関係費用は年間4000億円に達する。NATO諸国でも韓国でもありえ
ない金額の税金が投入されてきた。文字通り、世界で戦争を行う米軍を支えてきた。米
軍横田基地に限らずゴルフ場などを含めると広大な米軍施設が首都圏でも存在し、辞任
発表を行った石原東京都知事でさえ、米軍施設の返還を国に申し入れても、外務省には
日本の利益を代表する言動をとった形跡すらないという。
沖縄で集団強姦を行った米兵2人が逃亡直前に県警に逮捕された。これまでは米軍基地
に逃げ込めば日米地位協定という名の治外法権に守られて、犯罪を犯した米兵と米軍は
ことごとく逃げ得を決め込んできた。沖縄では戦場や軍務での非人間的体験の反動とし
て米兵の犯罪が絶えないのだ。これも日米同盟の内実である。
11月定例会は、APC設立20周年を記念してシンポジウム形式で開催します。基
調講演は、オスプレイ配備や中国に対する「抑止論」をパフォーマンスと看破し、日米
同盟の見直しを提唱するジャーナリストの西山太吉さんにお願いし、討議には、雑誌「
世界」の前編集長の岡本厚さん、防衛問題の専門記者の経験が長い東京新聞の半田滋さ
んに加わっていただき、司会はワシントン駐在経験もあり、日米関係の取材も長い石山
永一郎さんが務めます。当日は、基調講演を受けて日米同盟の虚構を徹底討議した上で
、為政者と官僚の植民地状態の精神構造まで踏み込んで、対等な日米関係とは何か。代
案が何かを確認できればと考えています。
■会 場 明治大学リバティタワー地下1階 1001教室(東京都千代田区神田駿河
台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■費 用 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者・ハンディのある方1000
円
■主 催 アジア記者クラブ(APC)・社会思想史研究会
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel&Fax:03-6423-2452
E-mail:apc@cup.com
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