アジア記者クラブ9月定例会 ■シンポジウム/誰が検察の暴走を止めるのか 『権力』の操り人形か、闇権力か
- 2010年 9月 16日
- 催し物案内
■2010年09月24日(金)18:45~21:00
■文京区民センター2A(東京都文京区本郷4ー15-14)
■参加費:会員・学生1000円、ビジター1500円、年金生活者・生活が大変な方
(自己申告)1000円
■ゲスト 三井環さん(元大阪高検公安部長・検察評論家)/青木理さん
(ジャーナリスト)/植草一秀さん(エコノミスト・『知られざる真実』主宰者)
「お前は詐欺師や。詐欺罪、脅迫罪、収賄・・・・いろんなもんがついてくる
なあ。一生ここから出れんあ」。大声で罵声を浴びせ、閉ざされた密室で長時間
にわたる“取り調べ”に名を借りた拷問が続く。逮捕された経験者の大半が「本当
に気が狂うかと思いました」と口を揃えて証言する検察の取り調べの実態だ。戦
前の出来事などではない。郵便不正事件で逮捕された被疑者に対して大阪地検特
捜部の検事が行った聴取のほんの一場面にすぎない。
この密室での検察による取り調べの数々が冤罪の温床となってきた。近年、冤
罪を生み出してきた取り調べの可視化が叫ばれる一方で、こうした拷問まがいの
取り調べを行っている検察官の責任が問われたことはない。さらに検察審査会に
よる民主党の小沢一郎氏への起訴相当の議決が民主党と自民党、官僚機構、マス
メディアとの対立関係のなかで発生してきたように政治問題に発展している。第
5検察審査会に小沢氏を告発した人物が極右「在特会」を率いる桜井誠氏であっ
たことも明らかになった。
9月定例会は、被害者と検察官の両方の立場を経験した三井環さん、ジャーナ
リズムの立場から青木理さん、政権とメディアの癒着の視点から植草一秀さんを
お招きしてシンポジウム形式で開催します。郵便不正事件で逮捕された村木厚子
元厚生労働省局長に無罪判決が下されたように架空の事件をでっち上げる組織の
論理、民主党代表選報道でも小沢一郎元幹事長への検察の捜査の在り方よりも焦
点が資金疑惑というイメージにすり替えられてきた問題、検察審査会の動きとあ
わせて、なぜ検察の暴走を止められないのか、その実態を検証します。皆さんの
ご参加をお待ちしています。
■主催 アジア記者クラブ(APC)
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