テント日誌 3/31日(日) 経産省前テントひろば 568日目 仲間が川柳を読み、右翼の挑発に乗らず、官僚の悪巧みを監視するテントひろば
- 2013年 4月 3日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
朝まで降っていた雨はやんだけれど、どんよりと曇った寒い一日でした。
日比谷野外音楽堂で「朝鮮学校はずしにNO!」の集会とデモがあったので、右翼の襲来が予測され、テントには朝からたんぽぽ舎のHさんYさんはじめ10名ほどの応援が集まっていました。8時半ごろすでに右翼の街宣車が何台も通ったとか、11時ごろには迷彩服をまとった男が黒い背広姿の子分(?)二人を連れて現れました。以前から時々訪れる人だとか。
Hさんが公示書を示してテントの使用は裁判所から許可されている事を話したら、納得し「テントにはもう手は出せねえな、でも歩道占拠はやめろ!」とか「カンパ集めて飲んでるんじゃねえ!」などいろいろ悪態ついて公示書の写真を撮って日比谷に向かって引き上げました。テント前に人が多かったのが幸いだったかも? その後も街宣車がたくさん通り、中にはテント前で拡声器のボリュームをあげ大音響で通りすぎる車まで・・・・
午後には右翼の街宣に腹を立て興奮して突っかかって行こうとする仲間の一人を止める(なだめる?)のに苦労した一場面もありました。仲間内でそんな事があるのは本当に困りますね。私たちの目的は一つ、皆で力を合わせて原発をなくす事ですから、右翼などにはあくまでも冷静に対応する必要があると思います。3時過ぎ第2テントでは「鶴彬 こころの軌跡」の上映と川柳の句会があり、私は映画会だけ参加しました。治安維持法に苦しめられながら反戦の句を作り続けた鶴彬に感動したと同時に、今また逆行しつつある政治に不安を覚えます。(I.K)
賑やかな川柳の句会が終わった後、その余韻を残すテントに遅くに到着した。
年度末の霞が関は、外務省前で最初に開花した桜が、冷たい風のおかげか長持ちして花を維持している。財務省は明りがついたフロアが多く、いつもの日曜よりも沢山のタクシーが官僚を客待ち。経産省や環境省・厚労省にもぽつぽつと明りが見える。また、何か悪巧みをやっているのでなければいいのだが。そう言えば、この日「元規制庁審議官が山形大教授に 原発断層調査で資料漏えい」が報じられた。規制委員会発足後初の事業者との癒着不祥事(敦賀原発の活断層調査報告書原案を会議前に日本原電に渡した)で更迭されたはず(規制委ノーリターンルールを無視して文科省に戻った)の名雪哲夫氏が、放射線関係の知見を持つ人材として山形大教授に就任予定だそうだ。
規制委発足後初めて露呈した不祥事、その張本人の官僚が国家公務員として何ら咎められることも無く優遇されることを許してはいけない。産官学原子力ムラ癒着の象徴だ。規制委・文科省に抗議の声を届けたい。(K.M)
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