新作「飯舘村―放射能と帰村―」のご案内とお願い
- 2013年 4月 9日
- 交流の広場
- フクシマ・飯館村土井敏邦
3・11直後、自分はジャーナリストとして何をすべきかを自問した結果、私は「故郷と土地を奪われたパレスチナ人を伝えて続けてきた自分がやるべきことは、大震災の結果、故郷と土地を奪われた人たちの“痛み”を伝えることだ」と考えました。とりわけ、津波という“天災”ではなく、原発事故という、パレスチナと同じ“人災”によって故郷を追われることになった「飯舘村」の取材を続けてきたのはそういう視点からでした。 昨年春、完成した「飯舘村 第一章・故郷を追われる村人たち」の続編となる「飯舘村―放射能と帰村―」(HP/エラー! ハイパーリンクの参照に誤りがあります。)は「放射能に汚染されたあの村に、“除染”によって住民は帰れるのか」「誰のために、何のために莫大な予算をかけて除染事業を進めるのか」という新たな疑問を追いかけたドキュメンタリーです。 その映画がやっと完成し、5月4日から東京・新宿の「K’s cinema」で劇場公開します。前作「異国に生きる―日本の中のビルマ人―」の劇場公開の直後なのに、この映画の公開を、なぜそんなに焦り急ぐのかという疑問を持たれる方も多いと思います。 それは、この春以降、福島の「除染作業」が本格的に始まる前に、私の取材の結果を報告し、「除染とは何か」を社会に問いなければと考えたからでした。 前作「異国に生きる」と同様、この映画を1人でも多くの人に観てもらうために、広報やチケットの販売に力を貸していただけないでしょうか。 チケット〔上映協力券・1000円(当日券は1500円)〕の「買い取り」または「委託販売」で、ご協力をいただければ幸いです。「委託販売」では何枚か預かっていただき、売れた分の代金と余ったチケットを、首都圏での上映終了後、返送していただけけば結構です。 たび重なるお願いで恐縮ですが、もしご協力いただけるようでしたら、ご希望のチケット枚数と送り先(住所)をメール(エラー! ハイパーリンクの参照に誤りがあります。 )でお知らせいただけないでしょうか。 またチラシ配布にご協力いただける方も、送り先と枚数をお知らせください。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・最新作「飯舘村―放射能と帰村―」(HP/http://doi-toshikuni.net/j/iitate2/) 新宿 K’s cinema にて 5月4日より「ロードショー」 「異国に生きる―日本の中のビルマ人―」 (http://doi-toshikuni.net/j/ikoku/) 3月30日よりポレポレ東中野にてロードショー 「飯舘村 第一章・故郷を追われる村人たち」 2012年3月25日・DVD完成 (http://doi-toshikuni.net/j/iitate/ ) 土井敏邦 (DOI , Toshikuni) (http://www.doi-toshikuni.net/) (コラム「日々の雑感」) 『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』4部作(2010年5月5日 全作DVD完成) 第1部 『ガザ―なぜ「和平合意」は崩壊したのか―』 第2部 『侵蝕―イスラエル化されるパレスチナ―』 第3部 『二つの“平和”―自爆と対話―』 第4部 『沈黙を破る』 映画『“私”を生きる』(2010年6月4日 DVD完成)(http://www.doi-toshikuni.net/j/ikiru/index.html) 映画「沈黙を破る」 (http://www.cine.co.jp/chinmoku/)
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