テント日誌6月2日 経産省前テントひろば631日目~原発を止める為に多くの人が集まった「6.2 NO NUKES DAY」
- 2013年 6月 4日
- 交流の広場
- 経済業前テントひろば
この日は、「6.2 NO NUKES DAY」全国で数多くの集会・デモが行われる予定になっている。東京では、芝公園と明治公園で集会が行われ、その後、デモ行進を行った後に16時から行われる国会包囲行動に合流する事になっていた。朝起きると、天気は曇りで少し肌寒いくらいの陽気。天気予報を見てみると、集会が行われる港区、新宿区、霞ヶ関は、午前9時~12時迄は雨となっていたが、降水量はゼロ、午後からは、曇り時々晴れとなっていた。なんとか、天気が持ってくれるとよいのだが。
午前11時に芝公園の23号地に着く頃には、パラパラと小雨が降って来た。雨が降ると、参加者の数が極端に少なくなるので、早く上がって欲しい。会場に着くと、参加者はまだ少なかったが、テントのスタッフの方達と手分けをして、月曜日に開催されるテントの講演会のビラを会場の入口のところで配布する事にした。集会が始まる12時過ぎくらいから、天気が良くなって、夏の様な日差しになり、人も見る見るうちに集ってきた。12時から開催された集会では、福島で有機農業を営む渡辺ミヨ子さんが「政府は原発を輸出すると言うが、道を誤ってはならない」と訴え、呼びかけ人の大江健三郎さんが「原発の運転を再開するということは、福島の事故で苦しむ人たちに対する裏切り」と発言された。参議院選挙で、自民党は、「経済のために原発を再稼働させる」という事を公約として掲げるということだが、まさに命より金。国が犠牲にした福島の人達の気持ちを全く理解していないと思う。集会の途中、司会の橋本美加さんが参加人数を7500人と発表したが、デモスタート直前まで続々と人が集まってきた。最終的には全部で8500人くらいになっていたかもしれない。おかげさまで用意したテント関係のビラも全て配り終える事が出来ました。
14時過ぎに集会が終わり、大江さん、鎌田さん、落合さんらが持つ横断幕を先頭に、23号地の横の坂道に、デモに参加される方の隊列が並んだ。先頭の梯団には白い鳩や黄色い風船を持つ多くの方が参加されていた。周囲には多くの警察官がいたが、原発の停止を求める平和的な市民のデモのスタートを沿道にいた方が暖かい拍手で見送った。その後も、市民団体のグループから次々に芝公園をスタートしていったが、会場の中にもまだたくさんの人達が残っていた。全てのデモ隊がゴールの日比谷公園につくまでには、相当時間がかかるかもしれない。テントの人達は、たんぽぽ舎や他の市民グループが加わる梯団に参加して、芝公園をスタートした。コールは、前日大阪から来てテント前でも1時間に渡りマイクアピールをして下さった「おかんとおとんの原発いらん宣言2011@アラ還ほっとか連」の方達がやられていたが、途中大阪のデモでやられているコールを披露してくれた。「えじゃないか、えじゃないか、えじゃないか、原発無くてもえじゃないか」「えじゃないか、えじゃないか、えじゃないか、電気は足りてるえじゃないか」という親しみのある解りやすいフレーズを皆で一緒にコールし、沿道の人にアピールした。その後デモ隊は、西新橋から、虎ノ門、新橋、東電前を経由し、ゴールの日比谷公園に15時半頃に無事到着しました。「おかんとおとんの原発いらん宣言2011@アラ還ほっとか連」のMさん、楽しいコールをありがとうございました。一体感があるとても良いデモだったと思います。
その後、テント前で、国会方面へ向かう方への案内、テント裁判取り下げを求める署名への協力のマイクアピールを行って、17時半過ぎに国会包囲に合流した。国会周辺も物凄い人。最初に国会前のスピーチエリアに行こうと思ったが、すでに一杯という事で、警察官に制止されたためにファミリーエリアの方に向かい、国会正門前の横断歩道を渡ろうとしたところ、一方通行と言われたので、仕方なく憲政会館の方に回って、国会を一周して元に戻ることにした。憲政会館に続く道も熱心にスピーチに耳を傾ける多くの人が並んでいて、門のところまで続いていた。国会図書館の前まで来ると、エイサー隊やジンタらムータ、リクルマイさんを始めとするアーティストの方達が音楽やアートで原発反対を訴えられていて、多くの人達が参加されていた。本当に多くの人達が原発を止めたいという気持ちで集まっているという事を実感した。議員会館の前の道を通り、官邸前まで行こうとすると、衆議院第二議員会館のところで、通行止めになっていて、この先に行く事は出来ないと言われた。多くの人がいて「なぜ行かせてもらえないのか」と警察官に質問をしていたが、警察官は「お願いします」の一転張り、暫く問答が続いていたが、諦めて元来た道を国会正門前まで引き返した。次回国会包囲をやる際には、「予め、ここは通行止め」という情報を流してもらえると混乱もなくなると思う。
翌日の東京新聞の一面には、「迫る参院選 「痛みへの想像力を」 原発反対 6万人国会囲む」という見出しで、明治公園と国会議事堂前の写真を掲載した記事が大きく掲載されていた。参院選の前にこれだけ多くの人が集まった事は非常に意味があることだと思う。全国でこの日行われた集会に参加された多くの人の想いが、選挙でもよい結果に結びつく事を強く願う。主催された皆様、参加された皆様、お疲れ様でした。引き続き頑張りましょう。 (Toku-san)
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<当日の芝公園の報告記事>
さよなら原発1000万人アクションHP「「6.2つながろうフクシマ!さようなら原発集会」に7500人」
http://sayonara-nukes.org/2013/06/130602houkoku/#more-3065
<国会包囲に関する記事>
東京新聞「迫る参院選 「痛みへの想像力を」 原発反対 6万人国会囲む」
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013060302000115.html
毎日新聞「脱原発デモ:国会周辺で4万人参加」
http://mainichi.jp/select/news/20130311k0000m040076000c.html
朝日新聞「脱原発、叫び続ける 参院選控え東京で大規模行動」(動画付き)
http://www.asahi.com/national/update/0602/TKY201306020121.html
田中龍作ジャーナル「国会包囲 「孫子のためにも原発止めたい」人々のマグマ」
http://tanakaryusaku.jp/2013/06/0007216
IWJ「130602 6.2つながろうフクシマ!さようなら原発集会」 記事・映像
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82783
IWJ「130602 原発ゼロをめざす中央集会(集会&デモ四谷コース)」 記事・映像
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82784
IWJ「130602 原発ゼロをめざす中央集会(遊軍&デモ六本木コース)」 記事・映像
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82785
IWJ「130602 0602 反原発☆国会大包囲(官邸前抗議エリア)」 記事・映像
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82788
IWJ「130602 0602 反原発☆国会大包囲(国会前大集会)」 記事・映像
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82787
IWJ 130602 反原発☆国会大包囲(アートエリア・アピールエリア・ファミリーエリア)」 記事・映像
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/82789
◇◆◇「脱原発テントといのちを守る闘い」テントからのお願い ◇◆◇◆
<「土地明渡請求訴訟取り下げ署名」への協力・拡散のお願い>
現在、テントひろばでは、「土地明渡請求訴訟の取り下げを求めるための署名」を経産省前テントひろば受付と、インターネットでお願いしております。
「土地明渡請求訴訟」取り下げを求める請願署名 (ネット署名〆切は、6月末まで延長しました)
http://tentohiroba.tumblr.com/post/48968694817
署名への協力、ツイッター、フェイスブック、メーリングリスト、ブログ
などでの拡散も宜しくお願いします。
署名提出とテントからの連絡以外には一切使用しない事をお約束いたします。
<「かんぱ」のお願い>
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郵便振替口座
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