「はびこる誤った安全論」など-地震と原発事故情報
- 2013年 7月 16日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1902】
2013年7月16日(火)その2 地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.山本太郎さんのこと
行動力が人並み外れてすぐれている 直感のヒラメキが
その感性の鋭さが ほかの人を思いやる性格が彼の体内に息づいている
広瀬 隆
★2.7月18日(木)スペースたんぽぽ・学習会の講師:
加納実紀代さんの著書を紹介 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.告訴・告発人・支援者のみなさまへ
8/4強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~
福島原発告訴団
★4.新聞・雑誌より2つ
◆削られた「立地評価」 原子炉規制法抵触の可能性
使用済み燃料処分の道筋なし 事故原因も不明なのに
(7月9日東京新聞より抜粋)
◆はびこる誤った安全論
放射線被ばく早見図 訂正前の図が流布したまま
(7月11日東京新聞より抜粋)
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┗■1.山本太郎さんのこと
| 行動力が人並み外れてすぐれている。直感のヒラメキが、
| その感性の鋭さが。ほかの人を思いやる性格が彼の体内に息づいている
└──── 広瀬 隆
○ 先日のこと……東京ドームから出てくる大勢の人が参院選・選挙カーの前に
黒山の人だかり、一人の男を囲んですさまじい人気、なんとその夜、読売ジャイ
アンツが勝利した試合終了後の「読売ファン」がサインとツーショットをねだっ
ていた相手 は「山本太郎」だった(ナベツネがたまげてギックリ腰になったと
いう噂だ)。
○ 山本太郎は、日本史上で稀有の政治家になる!
間違いない。行動力が人並み外れてすぐれている。直感のヒラメキが、その感
性の鋭さが、われわれの手の届かない雲の上にある。実によく物事を調べる。行
動が素早い。嘘ツク連中を、「あんた狂ってるぜ」とあの笑顔で笑い飛ばす。
「戦争は嫌いだ」「原発をなくせ」「貧乏人を救え」と語る役者としての真骨頂
は、2009年にTBSで放映された『最後の赤紙配達人』(激動の昭和~悲劇の
“召集令状”)--無残にも戦争に駆り出されて死んでいった若者たちの物語-
-に出ている。
○ 今も同じ、腐りきった、小学生の頭にも足りない議員だらけの国会を、土台
からヒックリ返す力を持っているのは、山本太郎だ。これは天賦の才覚だが、な
ぜその行動力と直感のヒラメキが出るかといえば、心身を投げ打ってほかの人を
思いやる性格が彼の体内に息づいているからだ。彼は絶えず、離れて暮らすお母
さんを思いやっている。3月にドイツ取材旅行をした間、太郎さんの心のやさし
さを私も何度も味わった。わが家に来ても、食後に皿を洗おうとする。それでい
て最後は、あの笑顔で笑い飛ばす。「自分の人生だけを考えろ」と、叱っても叱
っても、「今やらなくてどうしますか!やらせてくださいよ」と言い返す。それ
が今、街頭で訴えている彼の真剣さの肚の中にある芯だ。
だから山本太郎の言葉は誰よりも力強く心にしみわたる。だから読売ファンか
ら共産党員まで、全員が支持する。
○ しかし彼は消耗品ではないぞ。彼がわれわれを守ってくれるなら、われわれ
が彼を守ってゆく。もう二年間、全員がこの乱流の日本でモマレにモマレてきた。
大事なのは圧勝させて彼に歓びと自信を与えること、そしてその当選後だ。彼が
一匹狼として国会に立てば、われわれ国民がドッと呼応する。マスコミにその巨
大な波紋が広がる。
彼がそれを受けて立ち、さらに大きな声で言い返し、日本が変り始める。
われわれが動き出す。誰もが声をあげ始める。
その時代を山本太郎と一緒につくろう。
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┗■2.7月18日(木)スペースたんぽぽ・学習会の講師:
| 加納実紀代さんの著書を紹介
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
講師の著書紹介
「ヒロシマとフクシマのあいだ-ジェンダーの視点から」
加納実紀代著 (インパクト出版会 2013年3月)
目次
トリニティーの青い空
1 ヒロシマとフクシマのあいだ
ヒロシマとフクシマのあいだ
原爆・原発・天皇制
「原子力の平和利用」と女性解放
原爆表象とジェンダー 1950年代を中心に
2 反核運動と女性
女がヒロシマを語るということ
反原発運動と女性 柏崎刈羽原発を中心に
女はなぜ反原発か
「母性」が陥る危険性について
母性主義とナショナリズム
当事者性と一代主義
加納実紀代さんの今回のたんぽぽ舎学習会はこの著書に沿って3回行う予定です。
1、7/18「被爆国日本がなぜ原発を導入したのか-ヒロシマ体験から考える」
7月18日(木)19:00より 会場:「スペースたんぽぽ」、参加費:800円
2、9月「反核運動と女性-ビキニ・チェルノブイリ・フクシマ」
3、10月「脱原発の論理-放射能障害を超えて」
皆さまのご参加よろしくお願いいたします。
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┗■3.告訴・告発人・支援者のみなさまへ
| 8/4強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~
└──── 福島原発告訴団
皆さまの、日頃のご支援・ご協力に感謝申し上げます。
福島県民が2012年6月11日に起こした告訴が、同年8月1日に受理されて
1年が経とうとしています。
未だ強制捜査すら行われないまま、この原発事故とその責任が風化してしまわ
ないよう、来る8月4日に、福島県いわき市【いわき市文化センター】にて、告
訴受理1周年集会とデモを行います。ぜひお集まりください!
★詳細は告訴団ブログをご覧ください★
http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
原発事故で死亡者はゼロ?いいえ、ゼロなのは逮捕者です!
■強制捜査はまだか!!~告訴受理から1年を迎えて~■
日 時…8月4日(日)13:00~16:00
場 所…福島県いわき市 いわき市文化センター1F大ホール
参加費…資料代500円
内 容…広瀬隆さんのゲストスピーチ
神田香織さんの講談
李政美さんのミニコンサート
告訴人スピーチ
弁護団スピーチ 等
デ モ…16:30~17:30 (いわき市文化センター~いわき駅前)
連絡先…福島原発告訴団 本部事務局
〒963-4316 福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1武藤方
電話 080-5739-7279 メール info@1fkokuso.org
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┗■4.新聞・雑誌より2つ
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◆削られた「立地評価」 原子炉規制法抵触の可能性
使用済み燃料処分の道筋なし 事故原因も不明なのに
住民の安全と生命をないがしろにする姿勢は、今回の新規制基準にも露骨に表
れている。「原子力規制委は、新基準で旧原子力安全委員会の立地審査指針を採
用しなかった。この指針には、住民の被ばく量の制限値が示されていたがこれを
取っ払った」
規制委の前身、旧原子力安全委の事務局技術参与を務めた滝谷紘一さん(70)は
こう語る。
立地審査指針では重大事故が起きた場合でも、周辺住民の全身被ばく線量(積
算値)を250ミリシーベルト以下に抑えることが求められていた。その基準を満た
すように原子炉と居住地域を離すことが立地評価の柱だった。
この基準は近年、国際放射線防護委員会(ICRP)の基準などを基に一層厳し
い100ミリシーベルトで運用されていた。(中略)
滝谷さんは「福島事故のような過酷事故を想定して立地評価をすると100ミリ
シーベルトはもちろん、250ミリシーベルトの目標を満たすことも不可能になる。
だから、規制委は原発を再稼働するために、従来のルールを採用しないという判
断をしたのではないか」といぶかる。
事故原因も不明なのに
ちなみに旧安全委の主要指針のうち新基準で外されたのは立地評価だけだ。滝
谷さんは「原子炉等規制法に『位置、構造、設備が基準に適合すること』とある
にもかかわらず、新基準では、位置の適合性を判断する立地評価をしていない。
規制法に反するのではないか」と指摘する。
そもそも、福島事故の原因究明が不十分な段階での新基準の作成と運用には批
判が多い。規制委が事故分析の検討会を立ち上げたのは五月初め。報告書がまと
まるのは早くても年末だ。滝谷氏は「少なくとも規制委が自己分析を終えるまで
は、新基準づくりはできないはずだ」と強調する。(中略)
滝谷さんは「原子力の仕事をしてきた一人として、福島事故では自責の念にか
られている。福島事故のような過酷事故を起こした時点で、日本は原発を動かす
資格を失った」と話した。(7月9日東京新聞より抜粋)
☆(注):たんぽぽ舎(スペースたんぽぽ)では、立地評価が規制委員会の方針で
外された問題は“重大なこと”ととらえ、近く、この問題で学習会を計画中です。
乞うご期待!
◆はびこる誤った安全論
放射線被ばく早見図 訂正前の図が流布したまま
「年1ミリシーベルト以下」というのは、国際放射線防護委員会(ICRP)が
定める平常時の基準だ。国が目標としたのも、これが大きな理由となっている。
これに対し、「年20ミリシーベルト以下」というのは、あくまで非常時の基準だ。
除染をすることで、なるべく線量を下げ、住民が安心して生活できる環境を整
えるというのが、国が「約束」したことだったはず。それが、なぜ、不十分な除
染でも帰還できるという方向になったのか。底流には、いまだにはびこる誤った
「安全論」がある。
岡山大大学院の津田敏秀教授(疫学)は、専門家たちのミスリードによって「低
線量被ばくではがんにならない」という誤解が広まったと指摘する。
独立行政法人放射線医学総合研究所(放医研)が作成した「放射線被ばくの早見
図」は、福島事故の2011年4月5日に公開され、繰り返し引用された。津田教授
は、この早見図には重大なミスがあったという。
図表の真ん中付近が100ミリシーベルトを指し、赤いラインで区別。それより
低い被ばくでは「がんの過剰発生がみられない」と明記されていたのだ。同様の
図はほかにも出回っていた可能性もある。
ICRPさえ、低線量被ばくについて「閾(しきい)値は存在しない」という立
場。閾値とは、ここまでなら安全という限界値のこと。低線量被ばくでも、がん
などの健康被害があり得るというのが、現在の国際的知見の「常識」となってい
る。それなのに、放医研の早見図は「100ミリシーベルト」に線を引き、それ以
下は「安全」と太鼓判を押していた。このミスが訂正されたのが12年4月。現在
は「がんの死亡のリスクが線量とともに徐々に増えることが明らかになっている。
」と解説されている。(後略)(7月11日東京新聞より抜粋)
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