アジア記者クラブ8月定例会: キューバの歴史的実験をどう見るのか
- 2013年 7月 19日
- 催し物案内
- アジア記者クラブ森広泰平
2013年8月22日(木)18時45分~21時
明治大学リバティタワー16階(1166教室)
ゲスト 西林万寿夫さん(前駐キューバ大使)
今春、上梓されたばかりの一冊の本が静かな話題を呼んでいる。『したたかな国キュー
バ シジョンは揺れても倒れない』だ。筆者は現職の外交官。キューバは、社会主義を
国是とする世界でも数少ない国でもある。2009年3月から2011年7月まで同国
で大使の任にあった筆者は、革命第一世代から革命を知らない世代に政権が引き継がれ
ていく過渡期に、実寸大のキューバをつぶさに観察し、外交官として、同国の要人や駐
在外交団、国内関係者との交流を通して、時には米国内の反キューバ関係者などとも接
して、キューバ情勢を分析してきた第一人者でもある。
キューバについて伝えられる日本語の情報は非常に限られれている。欧米メディアの転
電に依拠する邦字メディアのバイアスによって歪んだキューバ像が伝えられる場合が少
なくない。その一方で、礼賛一辺倒か、世界の人権問題がキューバにしか存在しないか
のごとく人権団体によって非難されるか、極端に語られることも特徴だ。
8月定例会は、西林万寿夫さんをゲストにお迎えし、最大の支援国であったソ連崩壊後
22年間、倒れると言われ続けたキューバが生き残った理由、歪みを是正する「現代化
」とは何か、巧みな外交と内政の実情、同国の抱える矛盾、二国間交流を通して海外の
国を理解する重要性について語っていただきます。
【西林万寿夫さん略歴】1952年生まれ。1975年外務省入省。中南米局中南米二
課長。中南米参事官。在ボストン日本国総領事館総領事。在サンパウロ日本国総領事館
総領事。特命全権大使キューバ国駐箚。現在、文化交流担当大使兼北極担当大使。
■会 場 明治大学リバティタワー16階1166教室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■費 用 ビジター1500円、会員・学生・年金生活者・ハンディのある方1000
円
■主 催 アジア記者クラブ(APC)・社会思想史研究会
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
〒101-0061東京都千代田区三崎町2-2-13-502
Tel&Fax:03-6423-2452
E-mail:apc@cup.com
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