たんぽぽ舎から No.1954
- 2013年 9月 7日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No1954】
2013年9月7日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「オリンピックをやっている場合か!招致する金があるなら、
汚染水対策に回せ!」という叫びに…喝采
第71回官邸前抗議行動の参加記(私は5回目の参加)
鍋谷郁太郎 (大学教員・神奈川在住)
★2.福島原発告訴団(武藤類子団長)が、汚染水を告発
タンクからの漏洩;地下水からの漏洩;東電の責任を問う
★3.規制委は「新規制基準」でいったいなにを規制できているのだろうか?
東京電力福島第一原発事故で明らかになった地震と津波のびっくりする
ような問題の数々、そして自ら考え、行動を起こすということ
9/4第2回地震・津波講座の感想 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.新聞・雑誌より1つ
◆活断層ではないと一致…でも 活断層がないわけじゃない
断層の位置を関電が一転「徹底調査必要」
東洋大渡辺満久教授が警告 (9月7日東京新聞より抜粋)
★5.東京湾に浮かぶ2つの原子炉;写真・図表の展示
スペースたんぽぽにて。ぜひ見て下さい 柳田真(たんぽぽ舎)
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※9/11(水)3つの行動をお知らせします。是非ご参加を!
☆1 規制委員会抗議行動 汚染水抗議・規制庁の責任を問う
日時:9月11日(水)12:00から13:00
場所:規制委員会前(地下鉄六本木駅下車)
☆2 テントひろば3年目怒りのヒューマンチェーン
日時:9月11日(水)18:30-テント・経産省前スピーチ
19:30-経産省包囲・怒りのヒューマンチェーン
場所:経産省前テント前ひろば他
☆3 「小さき声のカノン-選択する人々(仮題)」-現在進行中の新作を語る-
日時:9月11日(水)18:30会場 19:00開会
講師:鎌仲ひとみさん
場所:スペースたんぽぽ 参加費1000円
主催:いろりばた会議
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┗■1.「オリンピックをやっている場合か!招致する金があるなら、
| 汚染水対策に回せ!」という叫びに…喝采
| 第71回官邸前抗議行動の参加記(私は5回目の参加)
└──── 鍋谷郁太郎 (大学教員・神奈川在住)
今回で5回目の参加になります。今回は、福島第1原発の高度放射能汚染水問題が深刻化する中で、自分の危機意識も嘗てない程高まっていました。居ても立ってもいられない心境で、思いをシュプレヒコールに載せて心の底から官邸めがけてぶつけていました。
地下水汚染や海洋汚染の進行の現実を突きつけられる中で、抗議行動参加者の緊迫感や危機感そして怒りが今回は、これまでになくひしひしと伝わってきました。それは、シュプレヒコールの合間に行なわれる安部首相への1分間抗議の内容と発言の多さにはっきりと現れていました。特に「オリンピックをやっている場合か!招致する金があるなら、それを地球的犯罪である汚染水対策に回せ!」という叫びは、まさに皆から「我が意を得たり」とばかりに大いなる喝采を浴びていました。
巨大与党をバックにした安部政権が汚染水のリスクを過小評価し続け、再稼働に突き進もうとしている今、官邸前抗議行動の果たしていく役割は非常に大きいと思います。最後の望みの火という気がしています。これからも可能な限り参加し、抗議行動を支えていこうと思います。
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┗■2.福島原発告訴団(武藤類子団長)が、汚染水を告発
| タンクからの漏洩;地下水からの漏洩;東電の責任を問う
└──── 福島原発告訴団・弁護団
汚染水海洋放出事件を刑事告発!
2013年9月3日火曜日
本日、武藤類子団長ら3名は、福島県警に対して、東京電力福島第1原発放射能汚染水海洋放出事件に関して、東京電力元幹部・武藤栄ら32名及び法人としての東京電力株式会社を、公害罪の被疑事実でそれぞれ刑事告発しました。
■被告発人目録
1.武藤 栄 東京電力株式会社前・取締役副社長(~2011年6月)原子力・立地本部長
2.勝俣 恒久 東京電力株式会社 取締役会長(~2012年6月)
その他30名(個人として32名)
33番目として法人としての東京電力株式会社
■罪名
人の健康に係る公害犯罪の処罰に関する法律(公害罪法)
本日、告発したのは、団長・副団長ら3名の福島県民(今後、追加の告発人の募集を始めます)。
東電は2011年6月17日、政府から検討を求められた「原子炉施設を囲む遮水壁の設置」について計画を策定したものの、株主総会を前にして「1000億円」という工事費を計上することで、債務超過、経営破綻となることを危惧し、中長期的対策として問題を先送りにしました。その後、約2年間にわたり、抜本的対策を講ずることなく放置。またこの危機的な状況を、政府規制担当者らに説明することもありませんでした。
この東電による犯罪的行為の結果として、放射能汚染水が太平洋に流出。漁業関係者はもちろんとして周辺住民を恐怖と絶望に陥れ、さらには国際問題にもなろうとしています。
現在、福島原発告訴団の告訴は不起訴へ…というリーク記事が流れています。これらの記事の真偽は不明ですが、こうした流れが、「我々は何をしても罪に問われることはないのだ」と、東電関係者を思いあがらせる結果となり、今回の二次被害を生んだのではないでしょうか。
仮設タンクを、強度と安全性を備えた堅牢なタンクに切り替えることもなく放置し、四方遮水壁も着工せず、漏れた水をせき止める周囲のコンクリート堰の排水弁は開け放したまま…。このように、誰が聞いても呆れるばかりの杜撰な対応が、金輪際、二度と起きぬように、厳格な処罰をお願いしたいと思います。
私たちは、今回、検察ではなく福島県警に告訴しました。事故当時、いのちがけで人命救助や避難誘導の任にあたってくださった警察官のみなさんなら、私たちの訴えを真摯に受け止めていただけると信じてのことです。汚染水流出事件は、極めて明らかな犯罪です。早急に告訴を受理し、強制捜査の上、起訴につなげていただけることを、心から願っております。
■告発文・告発時のプレスリリースは http://kokuso-fukusimagenpatu.blogspot.jp/
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┗■3.規制委は「新規制基準」でいったいなにを規制できているのだろうか?
| 東京電力福島第一原発事故で明らかになった地震と津波のびっくりする
| ような問題の数々、そして自ら考え、行動を起こすということ
| 9/4第2回地震・津波講座の感想
└──── 永山一美(たんぽぽ舎ボランティア)
第一回は島村英紀さん、そして今回は地震がよくわかる会から今井孝司さんにお話をして戴きました。
今井さんは市民の立場で、地震・津波・原発に関わり、十数年に渡り勉強をしてこられた方です。
お話は、今井さん作成の30ページからなる豊富な資料集を基に、プロジェクターを活用し、「一体何が報道されていたのか、今回の地震や津波で起きた事象の数々が、いかに規制委の規制基準にそぐわないのか」をわかりやすくて丁寧に説明をしてくださいました。
津波により内陸奥までに陸上げさせられた推定140トンの巨石や、防波堤に乗り上げようやく止まった貨物船はなんと4724トン。
「これらがもし原発や核施設サイトにやってきていたら?!」ひとたまりもありません。今回はたまたまやってこなかったという幸運だっただけ。
原発の立地条件に大差はないのだから原発の受ける最大地震動の設定は、すべて2300ガルに設定すべき。他にも活断層の年代定義について、原発の寿命設定について、などなど。
原子力規制委を地震と津波問題から検証するお話も、大変に勉強になりました。
私たちは市民であって、原発や地震などの部門の専門家ではありませんが、報道されていることを「自ら」知り、さらに「なぜ?」と疑問や矛盾を持ち、それら知り得たことをみんなで考え、これから先の混沌とした筋道を探って行くことは、私たち「普通の市民」でも、できるのではないでしょうか?
そんな風に感じることができた有意義な学習会でした。今井さん、ありがとうございました。
☆当日の資料集(A4版31頁)は、若干予備があります。実費(コピー代300円)でお分けします。郵送の場合はプラス100円(送料)です。
☆「地震がよくわかる会」は、たんぽぽ舎で定期的にやっている学習会です。
毎月一回平日夜に少人数で、地震、津波、火山や原発に関わる情報の共有と交換を主にやっています。年に数回、スペースたんぽぽでの講座としても開かれています。参加費は大体800円~1000円です(主に会場費)。
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┗■4.新聞・雑誌より1つ
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◆活断層ではないと一致…でも 活断層がないわけじゃない
断層の位置関電が一転「徹底調査必要」
東洋大渡辺満久教授が警告
原発の重要施設の下に活断層があるのでは、と議論が続いていた関西電力大飯原発。今月二日、原子力規制委員会の調査団が「活断層ではないという見解で一致」した。ただ、この情報は正確に伝わっていないようだ。調査団の渡辺満久・東洋大教授は「原発直下に活断層がないと結論したわけではない。今後、より詳しく調べる必要がある」と警告する。(中略)
しかし、渡辺教授は「関電が従来、主張していた断層を突然別の場所に変えてきたのが長期化の原因。建設当時の関電のいい加減な断層調査と、それを通してしまったずさんな審査が根本的な問題だ」と反論する。(中略)
原発北側の試掘溝で地層のずれが見つかった。「単なる地滑り」という意見がある一方、渡辺教授は「活断層の可能性がある」とみた。(中略)
活断層なら安全審査を通らない。「すると突然関電は『断層の位置は間違っていた』と言い出した。あまりのいいかげんさに、ぼうぜんとした」(渡辺教授)(中略)
「問題は、これらの敷地内の小さな断層にとどまらない。最も重要なのは海にある大きな活断層の動きが、原発にどう影響するかという点だ」 (中略)
渡辺教授は「約3ヶ月の定期検査の内に新たに試掘溝を掘ることもできる.安全審査の中で徹底的に調べる必要がある。」と訴えている。
(9月7日東京新聞より抜粋)
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┗■5. 東京湾に浮かぶ2つの原子炉;写真・図表の展示
| スペースたんぽぽにて。ぜひ見て下さい
└──── 柳田真(たんぽぽ舎)
東京湾に浮かぶ2つの原子炉の危険=米軍原子力空母ジョージ・ワシントンの写真・図表の展示をスペースたんぽぽ(千代田区三崎町ダイナミックビル4F)で行っています。30余点のうち、壁面の都合で当面8点を展示中。
資料提供は原子力空母を考える横須賀市民の会(呉藤弁護士、筧璃恵子氏ら)のものです。9月一杯展示します.(約1ヶ月)
9月25日(水)夕方は、横須賀市のヴェルニー公園での集会とデモにたんぽぽ舎として参加する予定。
このあとには第2弾として「反原発活動への嫌がらせ展」の資料を主催者(海渡弁護士ら)の好意でお借りして展示する予定です。
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【編集部より】
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