たんぽぽ舎から No.2113
- 2014年 3月 12日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2113】
2014年3月12日(水)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.再稼働一番手の原発になるのはごめんだ
愛媛県伊方町内では、歩き回り話してまわるにつれて、だんだんと住民の
反応に手ごたえを感じられるように <伊方の家からの報告> (Y・T)
★2.東電に翻弄された家族の70年…福島出身監督と故・若松孝二監督の
弟子による新作映画『あいときぼうのまち』が公開
[シネマトゥデイ映画ニュース]より 2014年3月11日 山崎久隆(たんぽぽ舎)
★3.地球寒冷化の予兆か-「寒い冬」、しかも雪が3回も降るし…
柳田 真(たんぽぽ舎)
★4.新聞より3つ
◆3年連続で「寒い冬」記録 降雪量も戦後2番目
(3月4日東京新聞より抜粋)
◆地獄のプルトニウム 鎌田慧 =本音のコラム=
(3月11日東京新聞より)
◆再度、国に出向き 基準の統一を要望 横須賀市長が意思示す
原子力艦災害対応 (3月1日東京新聞より)
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※3/13(木)原子力規制委員会への抗議行動へご参加を!
再稼働原発を決めるな!「再稼働ありき」の「審査書案」を作るな!
日時:3月13日(木)12:00~13:00(昼休みの1時間)
場所:原子力規制委員会ビル(六本木ファーストビル、
六本木又は神谷町から徒歩数分)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/inquiry
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
TEL 070-6650-5549 FAX 03-3238-0797
(東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
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┗■1.再稼働一番手の原発になるのはごめんだ
| 愛媛県伊方町内では、歩き回り話してまわるにつれて、だんだんと
| 住民の反応に手ごたえを感じられるように
| <伊方の家からの報告>
└──── (Y・T)
○ 3月19日の井戸川さん講演会in伊方に向けて、3月7日・8日・9日と3日間連続して伊方で動き回った。7日は伊方町議会事務局にチラシを持参し、町見・瀬戸・三崎各公民館にポスター掲示とチラシ置きをお願いしてまわり、また4か所の愛媛新聞販売店にチラシの新聞折り込みを依頼してまわった。このこともかってなら考えられなかったことだとかってを知る人たちは言う。新聞販売店の主と再稼働問題で話をする。印象的だったのは、販売店主たちが集まった時の話でも、伊方町の人と他の地域の人との切実感が違う、他の地域の人には他人ごとのように感じているように見受けられる、ということであった。
8日は三崎・二名津方面の街宣に行く。車を流しながらマイクでゆっくり講演会をアピールし、他方でチラシを戸別配布してまわる。(別のところではトラメガで路地の隅々までアピールしてまわったそうだ。)何人か話した中で、「原発は命の問題だ。経済の前に命があり、命の営みとして経済があるべきだ。」と熱をこめて訴えた年配の女性が印象に残る。19日は必ず行きます、と言ってチラシを胸にしまい込んだ女性もいた。
○ 9日は九町に街宣に行く。チラシは今日新聞折り込みで入っているので、チラシ配布よりもゆっくり対話をすることに重点を置いて歩いて回る。19日の講演会のことは会場使用の件でメディアに大きく取り上げられて、たいていの人が知っていた。家の並びが途切れる頃、老女が道脇にしゃがみ込んでうつむいて熱心に土いじりをしていた。そのまま取りすぎようかと思ったが声をかけた。足が悪いのかなかなか立ち上がれず、手助けしようとしたとき立ち上がった。顔を見ればもう80を超えているだろうか、目も悪くしているように見えた。
原発の話、3・11と福島の惨状について、そして再稼働問題について話す。彼女は命について、ふるさとについて、孫子の代について話し、原発反対、再稼働反対を語る。そしてここでも村を二分するような反対運動があったこと、あのときもっとみんなで反対して原発を止めていれば、福島原発事故はなかったかもしれないと言う。3・11が反対運動にとっても想像をこえた衝撃だったと互いに話した。
突然、彼女は近藤さんをしっていますか、近藤さんはどうされていますか、と口にした。最近なにかで写真をみて随分歳をとられたようだった、という。私は驚いて、近藤さんをご存じなのですか、斉間さんもご存じなんですかと尋ねる。彼女は次々と語りだした。30年近く前まで、手弁当を作っては原発前や松山・高松にみんなと出かけ、本もいっぱい買って勉強したこと、井田与の平さんや川口寛之さん、井田医院の院長先生、磯崎の若人の会の人たち等、今は多く鬼籍の人となっている伊方原発反対運動の歴史的人たちのことが次々と口をついて出た。私は伊方原発反対運動の歴史を眼前に見る思いがした。その時の彼女の顔は10歳も20歳も若返ったかのように、若やいで輝いて見えた。
○ 帰り道、井田医院の洋館風の建物は完全に朽ち果て、ただ井田医院と書かれた前面の壁面だけが残っているのをみた。帰ってから斉間さんに電話でこの女性のことを名前とともに話すと。OOさんは健在だったか、ととても喜んでおられた。
午後”みなっと”で短時間の街宣。マイクで流すと、ど―や市場の魚屋の人たちが何人か出てきた。チラシを渡しながら説明すると、その人たちは2月16日に井戸川さんがここを訪れ、一店一店を回りながら話されていたことを覚えていた。中には19日の講演会に行くからと言ってくれた人もいた。
伊方町内では、歩き回り話してまわるにつれて、だんだんと住民の反応に手ごたえを感じられるようになっている。
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┗■2.東電に翻弄された家族の70年…福島出身監督と故・若松孝二監督の
| 弟子による新作映画『あいときぼうのまち』が公開
| [シネマトゥデイ映画ニュース]より 2014年3月11日
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
福島に生き、日本の原子力政策、そして東京電力にその人生を翻弄(ほんろう)されたある家族の、4世代70年間にわたる物語をつづった劇映画『あいときぼうのまち』が、6月21日より全国で順次公開されることが決定した。
本作は福島県出身で脚本家の菅乃廣が企画。1945年、1966年、2011年、そして2012年という4つの時勢を交差させ、戦時中のウラン採掘、原子力発電所建設への反対運動、そして東日本大震災と福島第一原発の事故という、原子力エネルギーをめぐる数々の出来事に傷つき、多くを失い、絶望しながらも生きていこうとする、ある一家の姿を描く。
菅乃は二十数年前、難病で死が迫る父親がつぶやいた「この奇病は昔原発で浴びた放射能が原因かもしれない」という一言をきっかけに企画を立ち上げたといい、本作で監督デビュー。さらに脚本は、故・若松孝二監督の弟子で、昨年『戦争と一人の女』で監督デビューを果たした井上淳一が担当する。
若松監督といえば、2012年におけるベネチア国際映画祭の席で、どうしても東電の話をやりたいと語り「誰もやろうとしないから本気になってケンカしてやろうと思っています」と宣言したことも話題に。同年、交通事故により急逝したことで思いは果たされず、井上は「原子力村をブチ壊すような映画がやりたいと言いながら、叶わずに死んでいった師匠の、弔い合戦」と思いを込める。
またオープニングテーマは、被災地への積極的な支援活動でも知られる坂本龍一が作曲した「千のナイフ」を、ピアニストの榊原大が演奏。キャストには、夏樹陽子、勝野洋、大谷亮介らベテラン陣に加え、新人の千葉美紅などバラエティーに富んだ俳優陣が集結している。(編集部・入倉功一)
映画『あいときぼうのまち』は6月21日よりテアトル新宿ほか全国順次公開
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┗■3.地球寒冷化の予兆か-「寒い冬」、
| しかも雪が3回も降るし…
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎)
・3月7日(金)午後、東京は雪が降った(今年で確か3度目)。ちょうど、金曜官邸行動に出かける前で、たんぽぽ舎会議室で10人程でビラの印刷→折り→調合の作業をやっていたところだった。幸いにも夕方出かける頃にはやんでいて、ビラ配りに支障はなかったのでホッとした。
・それにしても今年は「寒い冬」だった。「3年連続の寒い冬」記録だと気象庁が発表。雪も3度も降るし…。都知事選は大雪で、これがために投票率が10%下がった(東京の有権者1080万人として、108万票減った)。これは東京都選管の担当課長が50%台後半の投票率を予測している、と語ったことからの推定数字。
・こんなに雪が多く寒いと、これは地球寒冷化の予兆かな-と思ったりする。「週刊朝日」でも学者が「地球は寒冷化してきている」と述べていた。
ひと頃、地球温暖化説が原発推進の道具(理由づけ)に使われたが、今でもその悪影響が心配だ。原発は最大の環境破壊を起こす-東電福島第一原発大惨事で残念ながら証明された。真偽不明な温暖化説に目をくらまされず、まず「原発ゼロ、再稼働やめよ」に力を注ごう。
原発ゼロでも電気は間に合う(大丈夫)から。
原発=放射能被害の方がもっと地球を破壊するのだから。
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┗■4.新聞より3つ
◆3年連続で「寒い冬」記録 降雪量も戦後2番目
昨年12月~今年2月の東日本(関東甲信越と東海・北陸)の平均気温は平年を
0.2度下回り、3年連続で「寒い冬」だったことが3日、気象庁のまとめで分かった。平年を0.9度下回った昨冬ほどの寒さではなかった。東日本で寒い冬が3年続いたのは、1986年2月までの3シーズン以来、28年ぶり。
関東甲信の降雪量は、2月の記録的大雪の影響で平年の約3.3倍に達し、平年の4倍を超えた1983~84年の冬に次いで、戦後2番目に多かった。(後略)
(3月4日東京新聞より抜粋)
◆地獄のプルトニウム 鎌田慧 =本音のコラム=
3年が過ぎた。メルトダウンした福島原発の3炉の核燃料棒は、いまどのあたりにあるのか。それすら分からない。事故の真因は津波による電源喪失ではなく、原子炉内のパイプの破断にあったとの説が強まってきた。
この3年で脱原発の声はますます高まっている。細川、小泉、鳩山、菅と歴代4人の元首相が日本の原発推進はまちがっていた、と自己批判をしている。これは世界に例を見ない事態である。野田内閣も遅すぎるとはいえ、「2030年代原発ゼロ」と決めていた。
安倍首相は先輩首相たちの「原発ゼロ」宣言に逆らって、再稼働を強行しようとしている。人間ばかりか、すべての生物のいのちよりも、経済的な利益を優先する考えは恥ずべきだ。いま、戦時中でもないのに地獄のプルトニウム「避難訓練」などの言葉が飛び交っている。それも「避難道路はない」というような絶望的な声とともに。
8日は山口市、9日は青森市で「さようなら原発集会」に参加した。青森県知事は「核燃料再処理工場を運転しないのなら、いままで六ケ所村に運び込まれた使用済み核燃料を持ち帰ってくれ」と政府を脅している。
本末転倒である。どんな条件であれ、「地獄の釜の蓋」を開ける再処理工場の稼働は止めようと発言した。日本の核武装の物質的基盤が、この工場と「もんじゅ」なのだから。 (3月11日東京新聞より)
◆再度、国に出向き 基準の統一を要望 横須賀市長が意思示す
原子力艦災害対応
米海軍の原子力艦災害が起きたときの対応で、国が示す避難基準が複数あり矛盾が生じるのをめぐり、横須賀市の吉田雄人市長は28日の市議会一般質問で「今後、私から出向くことも視野に入れ、基準の統一を国に要望する」と、再度、自ら国の関係機関に要望活動をする意思を示した。
山城保男市議(無会派)が、昨年4月に吉田市長が外務省に国の統一した考えを示すよう要請したものの、同省は当面、現行マニュアルに従うよう促す回答をしたままになっていることを指摘。「交付金の増額に気を取られず、市民の命を守ることを念頭に、二度三度と基準の見直しを求め、安全対策に取り組むべきだ」と決めた。
吉田市長は「基準がいくつもある状況は望ましくない。一度二度で終わっては要望活動の意味はない」と述べ、時期は未定だが、再び要請する考えを示した。 (3月1日東京新聞より)
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