核廃絶へ他国間交渉を―-NPDが「広島宣言」
- 2014年 4月 14日
- 時代をみる
- 池田龍夫
日本など12カ国による[軍縮・不拡散イニシアチブ(FPDI)」第8回外相会合は4月12日、広島市で全体会合が開催された。日・豪のほかドイツ、カナダ、チリ、メキシコ、オランダ、ナイジェリア、フィリピン、ポーランド、トルコ、アラブ首長国(UAE)の12カ国。岸田文雄外相らは協議前、広島平和記念公園にある原発死没者慰霊碑を訪ねて顕花し、資料館を見学。このあと岸田文雄外相が議長となってFPDIの審議に入った。12カ国の中には、「核の傘」政策から脱皮できない国もあるのに、堂々たる「広島宣言」を発信した努力に敬意を表したい。
「世界の指導者に広島・長崎への訪問を呼びかける。
・2015年核拡散防止条約(NPT)再検討プロセスへの積極低貢献
・全ての種類の核兵器の究極的廃絶に多国間交渉を要求
・核兵器のない世界の目標に反する核兵器増強に深い懸念。
:兵器用核分裂性物質生産禁止条約(FMCT)の早期交渉開始や、核実験全面禁止条約(CTBT)の早期廃絶を求める
・北朝鮮の弾道ミサイル計画を強く非難
・ウクライナ情勢に深刻な懸念」―–―。
地球破滅の危機をズシリと感じる。各地域に広がる「脱原発」の市民運動と、「広島宣言」の意義は共通したもので、根っこは繋がっている。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
〔eye25903140414〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。