たんぽぽ舎から:No2149
- 2014年 4月 20日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2149】
2014年4月19日(土)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.気象庁の机で寝ていた津波の電報
津波は地震よりも後から襲って来る。地震は不意打ちになる可能性が
高いが、津波による人命の被害だけは避けることができる
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその47
島村英紀(地震学者)
★2.寒い小雨の中 99回(98回?)金曜官邸行動やりぬく!
ビラ1100枚配布、2カ所で伊方-川内報告(Oさん)、ハガキの普及
柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.キンカン(金曜日 官邸前抗議行動)のお便り
警備車輌移動―その三(二度あることは三度あった、まだありそうだ)
野村昌平(東京都江戸川区)
★4.読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)
◆ 「信濃川エコツアー」に参加しませんか!(5/31-6/1)
★5.新聞より3つ
◆被ばく情報 矮小示唆し要求 福島の自治体反発
外務省メール1本「IAEAに協力」 (4月13日毎日新聞より抜粋)
◆政府、原発輸出加速 トルコとUAEへ 原子力協定を承認
(4月18日東京新聞より抜粋)
◆ 【金曜日の声 官邸前】より (4月19日東京新聞より抜粋)
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┗■1.気象庁の机で寝ていた津波の電報
| 津波は地震よりも後から襲って来る。地震は不意打ちになる可能性が高いが、津波による人命の被 | 害だけは避けることができる
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその47
└──── 島村英紀(地震学者)
さる4月1日(現地時間)、南米チリの北部イキケ市の沖合100キロでマグニチュード(M)8.2の地震が起きた。
翌日、日本でも津波注意報が出されて、北海道から八丈島にかけて10-60センチの津波が観測された。チリ沖で生まれた津波が、太平洋を横断してきたのだ。
ハワイでも津波注意報が出た。津波が日本に来る前にハワイも通る。ハワイで警報を出したのは「太平洋津波警報センター」。米国の国立海洋大気圏局の傘下の組織だ。
このセンターができたのは1949年。その3年前の1946年にアリューシャン列島のM8.1の地震から来た津波で4000キロ離れたハワイが大被害を受けたのを契機に作られた。
この地震で震源に近いウニマク島で灯台が壊れて5人が流されたが、それ以外の地元の被害は限られていた。だがハワイの被害がずっと大きく、ハワイ島ヒロでは159人もが津波の犠牲になってしまった。誰も予想していなかった不意打ちだった。偶然の一致だがこの地震も4月1日に起きた。
その後、1960年にチリ地震(M9.5)が起きた。現在までの世界最大の地震だ。
この地震からの津波はやはり太平洋を越えた。地震から15時間後にハワイを襲った津波はヒロで高さ10メートルにも達して、ハワイで61人の犠牲者が出た。
先々週のチリ沖の地震と同じように、この津波は地震後23時間で日本まで到達した。
日本でも三陸海岸沿岸を中心に最大6メートルの津波が襲来し、142人の犠牲者を生んでしまった。建物の被害は46000軒、船舶の被害も2400隻に及んだ。
じつは、このときにハワイの太平洋津波警報センターから日本の気象庁に津波の電報が届いていた。しかし、その電報は気象庁の係官の机の上で寝ていたのだ。
大失態には違いない。だが津波が太平洋を越えて反対側を襲うことを当時は気象庁は知らなかったのだ。
津波は逆方向でも太平洋を越える。東日本大震災のときには津波が日本からハワイを通って北米や南米の海岸に達した。
地震の7時間後、津波がハワイに到達し、高さ2-3メートルに達して海岸のホテルのロビーが浸水した。米国の西海岸でもカリフォルニア州で死者1、港湾や船舶も被害を受けた。
私の知人がそのときにたまたまハワイに観光に行っていた。海岸沿いの土産店にいたのだが、海岸通に次々に大型バスが来て、観光客をピストン輸送で高台に運んだのだという。その手際の良さは、津波の洗礼を何度も受けてきたハワイならではだった。
津波は地震よりも後から襲って来る。地震は不意打ちになる可能性が高いが、津波による人命の被害だけは避けることができるはずのものなのだ。
(4月18日『夕刊フジ』より)
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┗■2.寒い小雨の中 99回(98回?)金曜官邸行動やりぬく!
| ビラ1100枚配布、2カ所で伊方-川内報告(Oさん)、ハガキの普及
└──── 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)
1.4月18日反原発首都圏連合(たんぽぽ舎も加盟・参加団体)第99期(98回かも)首相官邸前行動が行われた。寒くて,時折小雨の日だったがたんぽぽ舎は30数人いつものように1班-5班に分かれてビラまき、2カ所(国会前・希望のエリア)で演説をおこない、7番目のハガキ=「規制委抗議のハガキ」もかなり普及できて=反応いくつかあり、充実した半日行動を終えた。
2.午後1:00たんぽぽ舎でビラ帳合い(B4版2つ折り2000枚に,B5版2000枚のビラ3枚を挟み込む作業)を10人でいつものように行う。プラカード、ゼッケンの点検-選択をする。3時30分に簡単なミーティング、4:00たんぽぽ舎を出発。Yさんが乗用車を用意してくれて荷物運びは大変助かる。
ビラは1班-5班で1000枚、テント250枚残750枚はたんぽぽ舎に置く。(会員配布や講座で配布)
3.5:00過ぎ、経産省テント前に到着。ノボリ旗(原発やめようたんぽぽ舎5本と再稼働反対テントを守ろう5本(この2本を1班-5班にわける)プラス再稼働阻止全国ネットワーク1本と反原発自治体議員・市民連盟の1本の合計12本。その後1班-5班にわかれて官邸と国会方面へそれぞれ出発、ビラまきなどをする。
4.今日印象に残ったこと-いい話もいくつか。
・横浜のK夫人が応援でみえて,精力的に1班周辺でびらをまいていただく(感謝!)
・たんぽぽ舎会員のAさん(男)が4班のところにみえて「柳田さん」といって草餅5個を差し入れてくれる。夕食代わりになり助かる。(テントのKさんに1つ分ける)
・寒さ対策にセーターを1枚余分に着ていったがそれでも寒い.そこにあらわれたOUさん「柳田さん寒いでしょ」といって『貼るカイロ』2枚をプレゼントされる。感謝。おかげでだいぶポカポカしてあったかくなった。
・毎月の第1水曜に行っている東電本店合同抗議に対して,2つの団体の人から『賛同』のメモをいただいた。東電抗議の趣旨を役員会で討論していたので遅れましたとのこと。
77番:公益財団法人東京YWCA
78番:連帯墨田(墨田区職員労働組合)
この分では100団体もそんなに遠い日ではないと感じた。
・連合系労働組合(かなりの数)が国会行動の帰り道、数十人単位で幾つも組合グループごとに通る.私は1班のところで、マイクで呼びかけた。東京のデンキは原発ゼロで3年間大丈夫だった。全国もほぼ同じ、日本は原発なしで十分やっていけることがこの3年で証明された。原発再稼働をやめよう。放射能と大事故の心配をやめよう.ぜひたんぽぽ舎のビラを受け取って下さい.お読み下さい-と。
帰りの連合組合員の内3分の1か4分の1くらいビラを受け取った。中には頑張って下さいといって受け取ってくれた人もいた。この連合労組が原発反対に変わってくれれば原発ゼロに急速に近づくのだが。・・・・・・
5.伊方原発の4・11行動に参加したOさんが、国会前と希望のエリアの2カ所で演説。みんなで作ったばかりの大きな横断幕(川内原発再稼働阻止)を2人で掲げ、たんぽぽ舎のノボリ旗も掲げ、その中でOさんが川内原発は火山が特に危険(桜島は今も噴火中)規制委(田中委員長)の川内原発審査はおかしい・まちがいだ。愛媛の伊方原発では、毎月いちいち行動(東電福島事故の起きた11日の行動)を続けている。東京の官邸前行動が全国のハゲミになっている。再稼働1番手の川内を止めよう、川内に行こう、規制委への抗議ハガキ(3枚1組と宛名を書いた文)を出そうと訴えました。
・できたてホヤホヤの7番目のハガキ(規制委に声を届けよう,川内原発の再稼働反対-規制委へ抗議する)が一定数普及されました。何人かの人からハガキへの反応や意見が寄せられたしハガキを通じての交流がありました。
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┗■3.キンカン(金曜日 官邸前抗議行動)のお便り
| 警備車輌移動―その三(二度あることは三度あった、まだありそうだ)
└────野村昌平(東京都江戸川区)
雨模様で少し遅れた、官邸前ではコールが始まっていた、18時20分頃、「希望のエリア」の自転車隊の溜まり場に到着したら警備車輌が占拠している、1月17日、先週に続き三度目だ。まだ自転車隊の顔なじみがいない、腕章の係員と白い指揮棒を持った機動隊員他二人に移動するように話した、機動隊は日替わりで前任者との引継ぎがされていないようで、若い機動隊員が少しきり口上で「・・・私達は警備に来ています・・・」「・・・まあ、そんな堅いことをいわずに、一日中でなくたかだか2時間でしょう、移動の話は三度目ですよ、ザックバランにいうなら、邪魔だから何処かに行ってください、ということです・・・」。
少し言い過ぎたとおもったのですが、指揮棒が「まあ、まあ、」と納めてくれました。そのうちお立ち台でのコールが始まった、自転車の数が増えない、お立ち台に立って皆さんに現状を報告して注目を喚起しようかと悲壮?な決心をしかけたら移動が始まり、ヤレヤレの気分でした。(^0^i) 若い隊員が競い立ち、指揮棒がなだめるパターンは何回か経験している。機動隊員も家庭がある、脱原発に背を向けることがあってはいけないと何時も思っている、それにしても警備車輌は新しく見えるし警備員数も非常に多い、私たちの税金だ。
雨模様で何時もの自転車隊は少なかったが、背に「平和」の文字のグループから20名ほどの参加がありました 。
私は「電気料金の分割払い!」「NHK視聴料金の不払い!」のビラ撒きをやっています、こちらもよろしくお願いします。
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┗■4.読者からイベント案内(問い合わせは主催者にお願いします)
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◆ 「信濃川エコツアー」に参加しませんか!
信濃川水系には世界最大の「柏崎刈羽原発」が立地しています。国宝火焔型土器の里を訪ねて、「原発再稼働阻止」を学ぶ旅です。 申込先着25人で定員締切。
1.日 程=5月31日(土)10時、越後湯沢駅集合→名水「竜ヶ窪の池」→東京電力西大滝ダム→津南町「綿屋旅館」で映画「シロウオ~原発立地を断念させた町」DVD鑑賞、交流討論会。近藤容人刈羽村村議会議員が参加。
翌6月1日(日)農と縄文の体験実習館→宮中ダム→へぎそば昼食会→十日町市博物館→17時、越後湯沢駅解散。
2.参加費=@18,500円(宿泊代<3食付>、保険料、入館料等を含む)。
3.要項請求=氏名・住所・電話番号を明記して
042-381-7770へFAX。詳しい要項を送付。
4.主 催=季刊『奔流』発行元:千曲川・信濃川復権の会(矢間)。
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┗■5.新聞より3つ
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◆被ばく情報 矮小示唆し要求 福島の自治体反発
外務省メール1本「IAEAに協力」
東京電力福島第1原発事故による住民の被ばくと健康影響を巡り、外務省が先月中旬、「報告書を作成中のIAEA(国際原子力機関)から要請された」として、福島県の自治体にメールで内部被ばくなどの測定データ提出を求めていたことが分かった。メールは、他の国際機関より被ばくを小さく評価されるとの見通しを示しており、受け取った自治体の約半数が「健康影響を矮小(わいしょう)化されかねない」「個人情報をメールで求めるのは非常識」などと提出を断り、波紋が広がっている。 (中略)
毎日新聞が8、9日、20自治体に問い合わせたところ、10自治体が提出を断ったか断る方針と回答。理由については「慎重に取り扱うべき被ばくデータをメール一本で求めるのは非常識だ」「急過ぎてデータを整理できない」との声が多かった。
また原子力推進機関のIAEAが「他の報告書よりも被ばく量の現実の値が小さいことを検証しようとしている」というメールの文面から健康影響の矮小化を疑い、「都合良く使われれば住民の不信感を招きかねない」との反発が複数あった。(後略)
(4月13日 毎日新聞より抜粋)
◆政府、原発輸出加速
トルコとUAEへ 原子力協定を承認
トルコとアラブ首長国連邦(UAE)への原発輸出をそれぞれ可能にする原子力協定が18日の参院本会議で自民、公明、民主各党などの賛成多数で承認された。安倍政権は原発輸出を成長戦略の柱に位置づけていて、両国への輸出を促進する考えだが,福島第一原発事故は収束しておらず,被災地の反発は強い。
(後略) (4月18日 東京新聞より抜粋)
◆ 【金曜日の声 官邸前】より
○千葉県船橋市の会社員 菅野隆二さん(38) 子どもが2人いるが、その子たちのためにも再稼働に反対する。それが自分たちの世代の責任。職場の仲間たちと月に1度来ている。原発ゼロが本当に実現するまで声を上げ続けたい。
○千葉県我孫子市の無職 佐藤健次さん(73) 事故直後あれだけ騒いだのに、今では「何とかなる」みたいな雰囲気で絶望的な気持ち。東京電力は次々と起きるトラブルを「小さな事故」みたいに発表していて、情報管理しているのではと不安だ。
(4月19日東京新聞より)
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