「もんじゅ」を廃炉にするチャンス
- 2010年 11月 11日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎柳田真
「もんじゅ」を廃炉にするチャンス、税金のムダをなくすチャンス
いくつかの報道や見解を紹介します。
1.「もんじゅ」の落下装置トラブル、メド立たず、再開大幅
遅れの報道が各紙に掲載されました。
11月10日(水)、毎日・朝日・読売・福井新聞などの朝刊に
載りました。福井新聞は1面に。朝日の扱いは小さい。
毎日新聞では、「もんじゅ」の第一人者・小林圭二氏が簡
単なコメントを発表していますので紹介します。
『もんじゅ:装置落下 再開めど立たず 小林圭二・元京
都大原子炉実験所講師の話
◇実用炉になじまぬ--小林圭二・元京都大原子炉実験所
講師の話
ナトリウムとアルゴンガスで覆われたもんじゅは扱いが
難しいうえに中が見えにくい。トラブルの原因特定だけ
で膨大な時間と労力、費用がかかる点で、軽水炉型原発
と決定的に異なり、実用炉としてはなじまない。』
2.インターネット新聞・janjan に、安住るりさんが執筆
しています。
(その要旨)
『原爆製造を担保する原子炉「もんじゅ」はいま脳死状態。
不要な原子炉の生命維持のために多額の税金を費消し続け
るな。
民主党は、原爆製造のための高純度プルトニウムを製造する
特殊原子炉「もんじゅ」を「廃炉」にする決断をすべきです。』
http://www.janjanblog.com/archives/22863
3.福井県在住のいけのさんがEPP(11月10日)に詳しい内容を
紹介しています。
(その要旨)
昨日、原子力機構が発表した中味と何度かの交渉をまとめて
お知らせします。
鏡を使った11月9日の調査の内容を具体的に記述(中略)
*今後実施される外部からの調査結果によりますが、
引上げ作業は困難を極める模様そして中継装置は新たに製作
しなければなりません(筒をつかむ装置は更新せず)
いよいよ「常陽」に近づいてきました(3年半停止中
今後も再開の目途たたず)
落下時の荷重の解析がお粗末すぎたのか、意図的に隠してい
たのか疑義が残る経緯です
4.「核開発に反対する会(槌田敦代表)」のニュース35号(2010
年10月)に詳しい記事が載っています。
◆「お釈迦」になった「ニセもんじゅ」…槌田敦(1頁)
◆「もんじゅ」炉内中継装置落下事故…原田(5頁)
◆事故続出から見える・日本の技術ぼろぼろ」…
…坂東喜久恵(1頁)
5.12月3(金)~4日(土)福井県敦賀市で、『「もんじゅ」を
廃炉に全国集会』が開催されます。
たんぽぽ舎も参加します。
共に参加される方、いっしょに行きましょう。
6.「12月8日(水)は脱原発の日です」というきれいなカラー
ビラが広まっています。
12月8日は15年前の「もんじゅ」事故の日です。
この日に自発的にいくつかの行動がおこなわれます。
東京では「もんじゅ」の監督官庁-文部科学省への抗議申し
入れ行動が企画中です。
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