テント日誌 5月30日(金)経産省前テントひろば992日目 商業用原発停止257日
- 2014年 6月 1日
- 評論・紹介・意見
- 経産省前テントひろば
6月1日(日)には東電前行動(13時~)に続き国会前へ(14時~) -国会周辺に出掛けよう
寒いと思えばすぐに暑くなる。天候は気まぐれ(不順)であるが、テントは内に小さなドラマを生みながら、全体としては淡々とした日々の中にある。こう言えば、大過のないところであろうか。だが、テントの外では原発をめぐる動きが活発化していて、そういう動きはテントを支え、運営している人たちの気分にも反映する。この間の動きとはテント前には「美味しんぼ」コーナーが設けられているように、この漫画に対する政府や自治体などからの批判が現れたことを皮切りにしていた。政府筋や地方自治体などの発言には不快な思いをしていたのだが、大飯原発訴訟の判決はこれを吹き飛ばしてくれた。
5月29日には川内原発再稼動阻止行動に向けた「決起集会」が開かれた。6月12日から14日までの川内現地での第一波とでもいうべき行動の激励集会であった。募集していたツアーには多くに参加者があったが、ここから再稼動をめぐり具体的な闘いが始まる。闘いの今後は進行して行く中でしか明瞭にはなっていかないだろうが、川内や伊方というところから再稼動の動きが具体化していくのであれば、首都圏から出掛けて行くということは増えるように思える。参加する人には自分の日程の調整ということもあるが、宿泊や交通の費用問題がある。大分前にアメリカに行って反戦活動家と話していたら、例えばワシントン等での集会に地方から出てくるひとのために、首都圏に近いところにいる人はお金や宿舎の提供などを行っているという話が出た。個人はネットで提供を申し出て、それを探す人もいて宿の費用や交通費の問題を解決している。運動がそういう装置を持っている。宿泊費や交通費の解決とともに運動上の交流も可能になる方法を運動の問題として考えて行く必要があると思う。これは運動の基盤や裾野広がりということでもあるが、再稼動される原発のある場所に出掛けていく機会は増えると思うので、いい知恵を出し会うべきだと思う。
いつもは6月になると国会の会期末が近いという事もあって、政治的動きが出てくる。今は集団的自衛権の問題がそれだが。国会の動きは国民にはますます見えにくくなる一方である。僕らには意志表示しか道はないのだが、せめてこれだけでもしっかりとやろう。(三上治)
テントからのお知らせ
1) 6月1日(日) 第9回東電本店合同抗議(13時~13時45分)
呼びかけ:たんぽぽ舎、テントひろば 賛同団体:81団体
6月1日(日) 川内原発再稼動やめろ 官邸・国会前★大抗議
14時~17時 首相官邸前・国会議事堂周辺 主催:首都圏反原発連合
2) STOP再稼動!テント1000日 6・8記念集会
6月8日(日)14時~16時30分
明大リバティーホール 福島の祈り★神田香織
3) 6月12日(木)~14日(土)川内現地行動
ツアーの募集は締め切りました。個人で参加の人は現地行動の責任者と 連絡を。(070-6473-1947)
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion4868:140601〕
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