ふくしまの有機交流バスツアー、参加してきました。
- 2014年 9月 16日
- 交流の広場
- タッチーDq
9月13.14の2日間、標記のツアー、福島県・二本松市のNPOゆうきの里東和ふるさとづくり協議会の主催?
バス代は、福島県が負担ということで、東京駅からのバスツアー、40人募集のところ、31人の参加、半数は若い女性、しかも福島県に行くのが初めてという方が5人、男性も有機農業の研修中という青年たちや、就農志向の方など、多彩なメンバーでした。二本松市のホットスポットエリアー東和地区での援農(というより、見学・体験)、道の駅東和での地域の生産者や、新潟大・福島大の農林水産関連の研究者たちを交えた交流会、東和地区の農家民宿への宿泊で、続けて民宿のご家族との交流会というのが1日目、2日目は郡山市総合地方卸売市場 水産棟で10時から16時までふくしまオーガニックフェスタのボランティア、というかなりなスケジュールで、たんぽぽ舎などのツアーも顔負けの濃い内容でした。
かなり緊張しての参加でしたが、たんぽぽ舎の週間金曜ビラとアワプラの福島映像祭のビラを勝手に最初のサ-ビスエリアで配布、交流会でも配りまくり。たんぽぽ舎のことなど知らない人が多く、きょとんとされて…。
私は二本松市出身で、東和地区(福島第一原子力発電所から西へ約50キロ)というのは二本松市の中でもとりわけ空間線量が高いというのを知っていたのですが、以前から、村おこしへの取り組みの活発な地域であるということや、飯舘村よりも私はこちらの方が美しいのではないかと思うほど、棚田の山々からなだらかな安達太良山が望める、絵にかいたような光景が展開される素敵な地域で、そこで高線量に抗いながら営農している人々のことを、まず知らなければとという思いで参加しました。浪江町の避難者が多く、町の役場が設置されている地区でもあります。3.11後、毎年3人程度の新規就労者が移住してきているという地域でもあり、NPOが運営する道の駅も地域の就労の場として機能するほどの繁盛ぶりとのこと。
見学した畑の近くのモニタリングポストの17時頃の数値は0.36μSv/hとわが目を疑うほどの高さ、でも、マスクをしている人など皆無。泊めていただいた農家では、乳幼児含め、3人の可愛い子どもたちが迎えてくれて、
胸が押しつぶされそうな思い。「福島こども保養プロジェクト@練馬」のリーフをお渡しして、通年受け入れの保養ハウスの説明をしてきました。
翌朝、集合場所の道の駅の前のモニタリングポストの8時頃の数値も0.36μSv/h!
ふくしまオーガニックフェスタは、出店の中に、須賀川の「銀河のほとり」の名前があって、
有馬さんと久々に交流、ステージでは、放射能へのデトックス対策を!と呼びかけていました。
会場内でも、原発いらない福島の女たちの仲間で郡山市議の蛇石さんにバッタリ、ボランティアサボって
立ち話していたら、「入り口で福島県知事選、投票に行こう」というびらまきしてた、福島連帯労組のS君も
現われて、あちゃー、私、被ばく労働ネットの定例会議サボってきちゃったのに、お宅もか?
シンポジウムで「福島で営農していく覚悟」述べるきぼうのたねカンパニー株式会社 代表取締役 菅野瑞穂さん’という、若い女性(東和の方)に「まず、福島の実態を知ろうとツアーに参加したが、0.36という数値に、いたたまれない思いが抑えきれません。今年の5月に国立ひたち海浜公園では、0.23という数値が出たということで、立ち入り禁止になっているのに、それよりはるかに高い数値で生活ということ自体が、やはり自分の中では危険としか思えない」という意見を述べ、泣かせてしまいました。
彼女の隣にパネラーとして座っていた、佐原真紀(NPOふくしま30年プロジェクト)さん、以前、私も参加の福島こども保養プロジェクト@練馬など都内保養4団体などで開催のシンポに来ていただいて面識があった方が、彼女を気遣いながら、福島で子育てする親の立場として、子どもの内部被ばくを阻止したい思いで県外産野菜を求めたりしてきたが、生産者と交流する中で、「福島の農産物はすべて放射能検査をしているものしか流通していないことを知り、近県の検査がされていないものより安全であると確信できるようになった。」とフォロー。
1日目の学者の話でも、有機農法と棚田が功を奏しているようで、今年の水のベクレル値は昨年の10分の1以下、放射能が農作物に殆ど移行していないことも検査されているとのこと。
シンポの後で、菅野瑞穂さんと立ち話、江古田映画祭2016年3月予定での物販協力します、福島こども保養プロジェクト@練馬の保養ハウスもご利用を、とお伝え。とにかく、まずは、知り合うことから。
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