Nuclear Free Carbon Free パレード~原発は気候変動対策にならない!~
- 2014年 9月 17日
- 催し物案内
- 紅林進
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Nuclear Free Carbon Free パレード
~原発は気候変動対策にならない!~
https://www.facebook.com/pages/Peoples-Climate-March-Japan-Nuclear-Free-Carbon-Free
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気候変動が私たち人類の生存を脅かす状況下、今年9月の国連総会にあわせて気候サミットが開催され、各国首脳が招集されることになりました。
しかしその中で、原発推進を国連のコンセンサスにしようという動きも起こっています。
ヒューマン・ライツ・ナウの伊藤和子さんのブログ記事から引用します
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国連総会ハイレベルパネルが始まる前日である9月23日に「国連気候サミット」なる会合がニューヨーク国連本部で、世界のリーダーを集めて開催されるのですが、これにあわせて、コロンビア大学のJeffrey Sachs(ジェフリー・サックス)氏が、彼のお友達を大量動員して、気候変動の解決策として原発を推進することも求める手紙を国連に提出する予定だそうです。
「重要・原発推進が国連総会で国際公約に? 福島事故など完全無視して議論が進行中」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/itokazuko/20140914-00039079/
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気候変動の深刻な影響はすでに各地で現れています。しかしその対策を口実とした原発推進は、許されることではありません。
原発事故の悲劇や放射能被害を二度と繰り返さないために、そして原発によらない真の気候変動対策が進められるように、日本からも声を届けましょう。
9月21日には、世界各国で「気候マーチ」が行なわれることになっており、「100%クリーンエネルギーにシフトするため世界の力を結集させる」ことを市民社会が求めます。
日本でもこの動きと連動し、19日(金)に原発を使わない気候変動対策の実施を求めて「Nuclear Free, Carbon Free パレード」を行なうことにしました。
ぜひ、日本の市民の声を安倍首相やニューヨークの各国首脳陣に届けるべく、パレードにご参加ください。また、緊急オンライン署名にも、ご参加ください。
●集合:2014年9月19日(金)17:30
●場所:日比谷公園かもめの広場
アクセス http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/access037.html
園内マップ http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/map037.html
●予定:
17:30 集合・主旨説明・集合写真
18:00 スタート~脱原発テント~財務省上~官邸前
18:30 官邸前(金官行動に合流)
20:30 解散
●呼びかけ団体:
気候ネットワーク
国際環境NGO FoE Japan
ヒューマン・ライツ・ナウ
国際環境NGO グリーンピース・ジャパン
地球環境と大気汚染を考える全国市民会議(CASA)
eシフト(脱原発・新しいエネルギー政策を実現する会)
ほか
★オンライン署名:原子力発電は気候変動危機の解決策ではない
More Nuclear Power is NOT the Answer to the Climate Crisis
「原発は気候変動対策の答えではない」
http://www.gopetition.com/petitions/more-nuclear-power-is-not-the-answer-to-the-climate-crisis.html
★オンライン署名:脱原発、脱炭素社会へ
Support Nuclear-Free, Carbon-Free Contingent to People’s Climate March
「原発を気候変動対策として使ってはならない、あまりに危険で、処理できない廃棄物をつくり、コストも莫大なものです。Nuclear-Free, Carbon-Freeなエネルギーシステムこそ必要です」
http://org2.salsalabs.com/o/5502/p/dia/action3/common/public/?action_KEY=18247
★Facebookページ “People’s Climate March Japan”
https://www.facebook.com/pages/Peoples-Climate-March-Japan-Nuclear-Free-Carbon-Free
★原発を気候変動対策に使ってはならない9つの理由:
1)事故時の社会的・環境的被害が計り知れず、事故がなくても放射能汚染の問題が常にある
2)原子炉を稼働する限り放射性廃棄物が発生し、処理方法も決められていない
3)原発保有国での原発依存は必然的に原発非保有国への核拡散につながる
4)大規模システムを維持するために小規模分散型の再生可能エネルギーの普及を妨げる
5)原発が大量消費を煽るため省エネなど他の対策がおろそかになる
6)原発がなくても代替の発電技術や省エネルギーで野心的な温暖化目標が達成可能であり、かつコスト上昇も非常に小さいことを最新のIPCC報告書が示している。
逆に事故リスクの大きさを適切に考慮したら、原発は極端に高コストな温暖化対策技術である
7)運転中の温室効果ガス排出はないことになっているが、ウラン採掘から始まり建設から廃棄までのライフサイクルでみたときの排出はブラックボックスである
8)原発は増えても温室効果ガス排出量は減っていない
9)次世代型原子炉は研究すらまだ途上、完成のめども立っていないタイムスパンの非常に長い話
★参考資料
・eシフト「地球温暖化のために原発再稼働!? ~原子力ムラのウソをあばく」
・グリーンアクション
http://www.greenaction-japan.org/modules/japanese/index.php?id=27#a6
・「原子力発電は気候変動問題への答えではない」
東北大学教授 明日香壽川、関西学院大学准教授 朴勝俊
元地球環境問題大使 西村六善、京都大学教授 諸富徹
http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/china/asuka/_src/2014/nuclear_power-climate_change_jp.pdf (Japanese)
http://www.cneas.tohoku.ac.jp/labs/china/asuka/_src/2014/nuclear_power-climate_change_enver2.pdf (English)
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