「生誕105年 ハーバート・ノーマン ミニ講演」
- 2014年 11月 23日
- 催し物案内
- リベラル21
今年の9月1日は、『忘れられた思想家-安藤昌益のこと-』(1950年刊、岩波新書)で知られる日本生まれの歴史家で、カナダの外交官として知られたE.H.ノーマンが生まれて105年の記念すべきときにあたりました。
私たち「安藤昌益の会」は、発見者・狩野亨吉とともに昌益の復権に力のあったノーマンの顕彰に、これまでも微力ながら取り組んできました。
1948年12月、慶応義塾大学で「説得か暴力か」と題する講演を行って、暴力ではなく説得の大切さを説いたノーマンは、57年4月4日、マッカーシーズムという非寛容な社会的暴力によって自死を余儀なくされました。
あれから60年近く、日本社会は、ヘイトスピーチに代表される、近代日本が犯した戦争犯罪への内省を欠いた、非寛容かつ暴力的な社会に変貌しつつあります。そうした時にあたって、ノーマンの事績とノーマンを死に追いやった時代を振り返ることは、大いに意味のあることではないでしょうか。
ノーマン生誕105年にあたる2014年の暮れを迎えるにあたり、まことにささやかではありますが、以下のような講演会を企画しました。
日 時 : 2014年12月6日(土) 13時30分~16時30分
場 所 : 中野サンプラザ 7F 研修室7
(住所:中野区中野4-1-1 電話:03-3388-1174
アクセス:JRまたは地下鉄東西線 中野駅東口 徒歩3分)
講 演 :
「E.H.ノーマンと日本の歴史家との交流―津田左右吉を中心として―」
今井修(早稲田大学講師。日本近現代史・史学史。
岩波文庫『津田左右吉歴史論集』を編集・解説。)
「ハーバート・ノーマンの生涯―セルフガヴァメントの精神を唱えて」
中野利子(エッセイスト。『外交官 E.H.ノーマン』『父 中野好夫のこと』
『日本占領の記録1946-48』ほか。)
会場費および資料代 : 1,000円
主 催 : 安藤昌益の会
お問い合わせ : 090-8444-5223(石渡)
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