たんぽぽ舎から TMM:No2346
- 2014年 11月 28日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2346】
2014年11月27日(木)地震と原発事故情報-6つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.阿蘇山噴火-火山灰が30km離れた大分県竹田市に降った
自然からの警告を無視する政府と九州電力
阿蘇は川内原発と玄海原発にとって特に深刻な危険性のある火山
山崎久隆(たんぽぽ舎)
★2.『議論しよう-安倍内閣と原発再稼働』 第1回
原発事故を「期待」している安倍政権
自民党打倒 環境経済研究所(技術士事務所) 上岡直見
★3.衆院選:「落とそう!原発大好きイレブン」
緑茶会
★4.九州電力川内原発再稼働阻止の活動を続けよう
11月.12月.1月.2月やることがたくさんあり
第2陣高浜原発再稼働阻止の準備活動も着々と…
11/22討論集会の報告
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11月11日(火)発信の【TMM:No2330】でご案内しました
「被ばく労働を考えるネットワーク結成2年」11.29 報告集会の
講演は、西野方庸さん(関西労働者安全センター)に変更です
★6.新聞より
◆高浜 延命へ特別点検 関電40年超の原発で初
(11月27日東京新聞より抜粋)
━━━━━━━
※11/29集会と講演会にご参加を!
NODU国際行動デー「劣化ウラン兵器の最新情報&原発」
日 時:11月29日(土)14時より17時
お 話:山崎久隆さん(劣化ウラン研究会、たんぽぽ舎)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
※11/29連続講座「原発とテレビメディア」第3弾にご参加を!
-監視と抵抗…視聴者の責任-
日 時:11月29日(土)18時より20時
講 師:加藤久晴さん(メディア総合研究所研究員)
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
┏┓
┗■1.阿蘇山噴火-火山灰が30km離れた大分県竹田市に降った
| 自然からの警告を無視する政府と九電
| 阿蘇は川内原発と玄海原発にとって特に深刻な危険性のある火山
└──── 山崎久隆(たんぽぽ舎)
11月25日午前、阿蘇山中岳第一火口が噴火した。
規模は小さく、周囲はレベル2の立ち入り制限がされており、人的被害はない。
火山灰は風に乗り、ほぼ東の方向に流れたことで、30kmほど離れた阿蘇市の東に隣接する大分県竹田市で降灰が観測されている。
南九州の火山活動は、3.11以降活発化した例が観測されており、阿蘇山もその一つ。桜島を有する姶良カルデラと共に、阿蘇山一帯の阿蘇カルデラも又、巨大噴火を過去に何度も引き起こしたカルデラ火山である。
何度もしつこく書いてきたが、火山により生じる危機は火砕流だけではない。巨大カルデラ噴火が起こらなくとも、今回の阿蘇噴火や毎日のように爆発的噴火を繰り返す桜島のように、噴火と共に発生する火山灰(火砕降下物という)でも、十分危機的状況になるのである。
言い換えるならば、原発に火山灰を降らせる可能性のある火山は全て、原発に取って危険な存在であり、その規模、到達可能性を考えなければならない。
その意味でも阿蘇は川内原発と玄海原発にとって特に深刻な危険性のある火山である。その火山が噴煙を上げているさなかに、川内原発を再稼働をしようというのだから恐怖以外の何物でも無い。
┏┓
┗■2.『議論しよう-安倍内閣と原発再稼働』 第1回
| 原発事故を「期待」している安倍政権
| 自民党打倒
└──── 環境経済研究所(技術士事務所) 上岡直見
原発の再稼働に関して「リスクを軽視し経済優先」と批判されるが、それだけならば、賛否はともかくとして一つの説明ではある。
しかし安倍政権の再稼働推進にはさらに隠された邪悪な意図がある。戦時中に防空法という法律ができた。この基本的な発想は、住民の避難を原則として禁止し、消火活動等に協力させるということである。防空演習として、バケツリレーや濡れむしろなどが強調され、民間防空を讃える歌などまで制作されたが、米軍の都市空襲に対して何の効果もなかった。
都市空襲があるということはすでに制空権が失われているのであり、敗戦は必至であった。むしろ空襲への恐れを高めることによって、住民同士を監視させて統制し、町内会を政府の下部組織として、中央集権を強化することが防空の目的であった。守る対象は国民ではなく体制であった。これはまさに、現在の規制委が示すように「住民を避難させない防災計画」と強い類似性がある。
安倍政権は、むしろ原発過酷事故があればあったでそれを利用しようと考えていると思われる。
常識で考えれば、原発の過酷事故が起きればお手上げということはわかっている。戦争の惨禍を避けるには戦争をやめるしか方法はない。安倍政権打倒こそがいま有効な原子力防災である。安倍晋三は選挙の結果によって自民党総裁としては退陣の可能性があるが、官僚と電力業界に操られている自民党政権では誰が総裁になっても同じだ。
言いかえれば自民党打倒こそ有効な原子力防災である。
┏┓
┗■3.衆院選:「落とそう!原発大好きイレブン」
└──── 緑茶会
小倉志郎です。
日本を滅亡させかねない福島第一原発事故は続行中であり、終息の目処さえ立っていないのに、原発再稼動や輸出を強引に進めようとしている安倍晋三首相が突然、衆議院を解散させることを決めました。
来る衆院選挙(12/2公示、12/14投開票の予定)では、原発が大好きな代表的人物11人を落選させようと緑茶会(*)が素晴らしいリストとイラストをつくってくれました。
次の緑茶会のアドレスにアクセスして見てください。
http://ryokuchakai.com/2014/11/18/11/
(*:緑茶会(脱原発政治連盟) 〒102-0082千代田区一番町9-7一番町村上ビル6F
URL:http://ryokuchakai.com Email:ryokuchakai@gmail.com )
┏┓
┗■4.九州電力川内原発再稼働阻止の活動を続けよう
| 11月.12月.1月.2月やることがたくさんあり
| 第2陣高浜原発再稼働阻止の準備活動も着々と…
| 11/22討論集会の報告
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.11月22日(土)夕方、再稼働阻止全国ネットワークの主催で『川内原発再稼働阻止の闘いは続いている-報告と方針の討論集会』が「スペースたんぽぽ」で開かれた。参加者40人、前半は10月~11月初めの薩摩川内市と鹿児島県議会での再稼働阻止の多彩な活動の報告。後半は、今後の活動方向(11月.12月.1月.2月やることがいっぱいある)についての提案と参加者の討論でした。報告者7名、討論発言者11名。3時間弱の内容ある討論集会でした。討論資料集はA4判34頁。
2.初め(1番目)に、阻止ネット事務局の沼倉さんが映像を上映して11月5日、6日、7日の3日間の鹿児島県庁・県議会の闘い-80人から400人-を具体的に説明。鹿児島の闘いに行けなかった(東京で闘っていた)人たちにもわかりやすい内容の映像でした。報告文は6頁、「県議会開催をめぐって明らかになった5つの重大問題」「再稼働阻止の闘いはまだ続く」「同意撤回への視座」「全国各地で広がる再稼働阻止の運動」がまとめて述べられた。
「さようなら原発福岡」の青柳行信さんの2頁の文(川内原発、玄界原発の再稼働に反対です-いくつもの問題点-)も掲載。
次(2番目)に、阻止ネット事務局の木村雅英さんが3点に分けて報告。(4頁の資料)
1.川内原発再稼働に合理性なし
2.鹿児島県議会本会議傍聴席からのアピール行動
3.川内原発再稼働阻止に向けて-5つの行動提案
3番目に、鹿児島県議会での行動に参加した奧内知子さんの「スーツペンギンの一群、県庁玄関に立ちはだかる。それを取り囲んで闘った多くの人々」
4番目に、鹿児島県議会での行動に参加した西堂いずみさんの「障害者の白杖を取り上げようとした県議会のひどさと抗議の闘い」
3.今後の方向として
天野恵一さんから-「新しい安全神話」の題で、規制委をめぐる問題点を指摘。雑誌インパクション2014年11月号の本人の論文=御嶽山噴火は「原発再稼働をやめよ」の〈最後の警告である〉。全7頁の資料をもとに説明。
山崎久隆さんから-伊藤鹿児島県知事の暴言を追及する。2頁の書き下ろし文と映像で説明。映像では、福島の東電鉄塔倒れ(盛り土が崩れた)は、川内原発でも起きること。工事計画を見る限り、蒸気発生器やECCSの配管が危ない-と指摘。
柳田 真から-イ.鹿児島県知事の暴言に怒りの手紙を出そう(見本あり) ロ.衆議院選挙で原発再稼働問題を大きな争点に押し上げよう-命が大事 ハ.九州電力本店(福岡市内)や支店(東京の有楽町)に申し入れと抗議に行こう ニ.「川内の家」や海岸のテント、「若狭の家」、「伊方の家」へ『連帯と激励の手紙』を出そう
4.討論では11人が発言。(主な発言を紹介)
Aさん.日程が当初より1ヵ月早まり、あわただしかった。周辺集落や自治会の反対的決議は効果あった。
Bさん.東京でも九州電力支店前集会(140人)と規制委へ抗議をおこなった。東京で1000万人アクションなどへもっと働きかけ、広い闘いを。
Cさん.九州川内原発再稼働阻止9月行動に参加した。Xデーの前にガンバリ、Xデーには5名で参加したい。
Dさん(女性).「工事認可や使用前検査」の問題で、九州電力-原子力規制委員会を今後もっと攻めよう。
Eさん.6月、9月、11月の3回、鹿児島の闘いへ参加した。県議会はひどかった。火山リスクで攻めよう。高浜原発再稼働阻止も大事だ。
5.今後の日程
イ.12月3日(水)17:30から18:30 九州電力東京支店へ申し入れと抗議行動(東京の有楽町)
2015年1月7日(水)、2月4日(水)、3月4日(水)も。時間は同じ。いずれも毎月第1水曜日。九電東京支店行動のあと、すぐ近くの東京電力本店で19時から20時、1時間の合同抗議行動もおこなわれます。
ロ.12月6日(土)「もんじゅ」を廃止に全国集会(福井県)。その後、同地で「再稼働阻止全国ネットワーク」の「関西・北陸相談会」。
ハ.九州鹿児島で、12月7日(日)14時から17時、「3・11実行委」主催の討論会、18時から21時「阻止ネット」主催の全国相談会、12月8日(月)9時から12時「阻止ネット」主催の全国相談会。
ニ.12月15日(月)14時より、九州電力本店(福岡市)への申し入れ行動-呼びかけ:「原発いらない!九州実行委」(青柳行信)
ホ.2015年1月25日(日)午後、川内原発再稼働反対全国大集会(天文舘にて)
「再稼働阻止全国ネットワーク」は、1月24日(土)から25日(日)の予定で、全国相談会と川内原発ゲート前抗議行動を予定。
┏┓
┗■5.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆2014年11月11日(火)発信の【TMM:No2330】でご案内しました
「被ばく労働を考えるネットワーク結成2年」11.29 報告集会ですが、
講演者が変更になりましたので、改めてご案内申し上げます。
日 時:2014年11月29日(土)13時30分開始
講 演:西野方庸さん(関西労働者安全センター)
場 所:文京区民センター2A(地下鉄春日/後楽園駅)
資料代:500円
主 催:被ばく労働を考えるネットワーク
〒111-0021東京都台東区日本堤1-25-11 山谷労働者福祉会館気付
090-6477-9358(中村)/info@hibakurodo.net
┏┓
┗■6.新聞より
└────
◆高浜 延命へ特別点検 関電40年超の原発で初
関西電力は26日、運転開始から約40年経過した高浜原発1、2号機(福井県)の運転期間の延長を目指し、原子炉の劣化状況などを調べる「特別点検」を実施する方針を決定した。八木誠社長が大阪市内の本店で記者会見して正式表明した。特別点検の実施を決めた電力会社は初めて。(後略)(11月27日東京新聞より抜粋)
──────────
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事故情報」
へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。
たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあります。
予めご了承ください。
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページをご参照下さい。
◆メールマガジンを送ります
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
発信しています。
ご希望の方は、件名を「メルマガ希望」としてご自身のEメールアド
レスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを送ってください。
違うアドレスから「このアドレスに送って」ということは間違いの元と
なりますのでやめて下さい。登録できしだい発信致します。
たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯への送信は、1回の容量が多いためか全文配信されない例があります。
──────────
たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、日曜・休日はお休みです。
〒101-0061 東京都千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
HP http://www.tanpoposya.net/ Eメール nonukes@tanpoposya.net
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。