テント日誌11月30日…月1回の川柳句会は楽しい。参加を!/夜も乱さんの公害談議
- 2014年 12月 1日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1177日商業用原発停止440日
月1回の川柳句会は楽しい。参加を!
昨日(土)の朝、新鮮なりんごがテントに届いた。
朝食のデザートにそれを頂いてテントに向かう。
りんごは甘くてとても美味しかった。
朝テントに着いた時は青空で銀杏、けやきの葉が輝いていたが、その後、議事堂あたりの空に黒い雲が押し寄せてきて心配だったが、何とか降らずに済んで良かった。
昼少し前、香港からの旅行者が通りがかり、写真を撮って良いですか?というので英語版の案内をお渡しした。
TVやネットでテントのことは知っていたと言う。
乱さんがレイバーネットフェスタで香港からのゲストを呼ぶことなどチラシを見せて話した。彼もデモをサポートしていたそうだ。
帰ったらテントのことみんなに話してくださいねとお願いする。
今日もMさん第2テントのKさんが美味しい料理を差し入れて下さった。
Kさんは一生懸命テント周辺の落葉掃き。
午後からは月一回の川柳句会 今日のお題は「平和」と「動く」
平和の部 秀句
* 平和とはあすの心配ない日常 (乾草)
* 戦争にへいわとカナフリ派兵され (草地)
* 戦争を知らない者が描く平和 (芒野)
* 原発を止めてはじめて来る平和 (乾草)
特選
* 晋三の一人よがりの平和主義 (越前クラゲ)
動くの部 秀句
* 福島の始末もつけずに動かすな (芒野)
* アホ政権民が動けば止められる (草地)
* 政権裏日本会議が動いてる (越前クラゲ)
* 地震火山に動きは止められぬ (草地)
特選
* 動かぬと思ったものが動く 時代(とき) (芒野)
乱さんのお知り合いの法政大学生が川柳会の取材に来てくれた。
彼女は関心と無関心をテーマに映像を作っているそうだ。
金曜行動などを取材中、乱さんと知り合ったと…
どんな作品になるのか楽しみです。
今日も相変わらず霞ヶ関ビルは何処ですか?虎ノ門ヒルズは?と交番状態。
テントの存在は色んな人に役に立っているのです(笑い)
3時前までは比較的暖かかったが、矢張りそれを過ぎると風が冷たくなる。
第2テントのHさんや泊まりの人が来てくれたので私は4時前にテントを後にした。
(I・K)
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夜も乱さんの公害談議。
足尾鉱山でも水俣病でも福島原発事故でも当局は被害者の被害をなかなか認めない、値切る。それでも、負けずに強く訴えていくことが大切。私たちのテントひろばの訴えも。
寝ずの番の夜中に「原発と大津波 警告を葬った人々」(添田孝史著、岩波新書)を読んで共感。東電告訴団により、東京第五検察審査会が勝俣・武藤・武黒らを起訴相当としたことは良く知られている。で、彼らの罪を黙認した規制当局の罪は問わなくていいのか? 原子力安全・保安院の原子力安全審査課長本部氏(後に大成建設常務)や次の審査課長平野氏(後に中国電力常務取締役)が、イチエフ事故前にイチエフ事故レベルの津波発生が予想されていたにもかかわらず、対処を先延ばしさせていたようなのだ。東電トップのみならず原子力安全・保安院の担当課長らの責任も重い。厳しく糾弾していかねばならない。
一方、彼らの見過ごしの理由も著者は推測している。「原子力複合体(原子力ムラ)のさまざまな抵抗を排して原発を止め、経費をかけて対策を施す決断をするより、自分が責任を持つ立場にある数年の間だけ、なんとか対処を先送りしてしまったほうが、個人としては利益が大きいように思われる」と。この官僚や東電担当者の行動を変えないと過ちは何度も繰り返される。
同書によれば、原子力安全・保安院は組織目標として「国民の安全の確保と環境の保全」を掲げ、3つの安全規制の理念と4つの行動規範を定めていたが、何と今の原子力規制委員会もほとんど同じことを掲げているのだ。3.11以前から東電は何度も「安全文化の向上」を唱えていた、一方で土木学会他を活用して津波対策を先延ばししながら。原子力規制委員会と電力会社トップとの「安全文化」対談はちゃんちゃらおかしい。
原子力安全・保安院の責任を糾弾するとともに、それらの情報公開に消極的で、またまた別の「安全神話」を造ろうとしている原子力規制委員会を追及せねばならない。
(K.M)
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◆テント裁判第9回口頭弁論《103号法廷》
・午後2時 地裁前集合 抗議集会
・午後3時 第9回口頭弁論
・午後5時 裁判報告集会(参院議員会館講堂)
・発言: 川内現地報告 勝又美佐子(原発いらない福島の女)河合弘之他
(次回は2015年2月26日2時30分~に決定)
*川内原発テントの連絡先
<連絡先> 脱原発川内テント 鹿児島県薩摩川内市久見崎町久見崎海岸(郵便物は久見崎簡易郵便局留)Tel 090-3919-0604(渕上)090ー3202-7897(小川)090-7276-9035(福田)090-5339-2243(江田)
e-mail sendai.tent@gmail.com ブログ http://sendai-tent.tumblr.com
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