京都地裁での再稼動差し止め訴訟の勝利に向けて FW: [京都脱原発訴訟:0053] さらに大きな原告団を!
- 2014年 12月 20日
- 交流の広場
- uchitomi makoto
全国の再稼動差し止め裁判で勝利を勝ち取り=福井地裁判決を再現し、川内・高浜原発再稼動を何としても阻止しよう!京都地裁での勝利に向けて全国の皆さんに圧倒的な支援を訴えるものです!
【産経新聞・主張】 2014.12.19 05:04
高浜原発「合格」 再稼働への流れ作りたい
http://www.sankei.com/column/news/141219/clm1412190003-n1.html
福井県の若狭湾に臨んで立地する関西電力高浜発電所3、4号機の安全対策が新規制基準を満たしていることを認める「審査書案」が、原子力規制委員会によって了承された。
再稼働に向けた事実上の合格証だ。九州電力川内(せんだい)原子力発電所1、2号機(鹿児島県)に続く2番目の関門通過となった。
別の必要書類の提出や地元同意などをへて、来春以降には発電再開が実現する見通しだ。川内原発1、2号機に、高浜原発3、4号機が加わることで、全面停止が続く国内原発の復活へ、はずみとなることを期待したい。
四国電力伊方発電所(愛媛県)でも審査書案作成に必要な基準地震動が確定するなど、高浜原発に続く動きも見えてきている。
エネルギーの安定供給や二酸化炭素の排出削減を確実にする上で歓迎すべき潮流の形成だが、惜しむらくは動きが遅い。
先頭を進む川内原発は今年7月に審査書案が了承され、11月には再稼働の地元同意も済んでいる。しかし、規制委による原発機器類の使用前検査などが残り、再稼働は越年することが確実だ。
高浜原発の場合は、避難計画が関係する30キロ圏内に京都府と滋賀県が入ることから、本来なら立地自治体の高浜町と福井県の同意だけでよい地元手続きが複雑になりかねない。
原発再稼働への地元同意に法律の定めはない。信頼関係を深めるための慣例として電力会社との間で続けられてきただけだ。
隣接府県が再稼働に難色を示すような事態となれば、国が前面に出て、しっかりと説明しなければならない。
規制委にも注文がある。現段階で再稼働が近いのは、規制委の主張に歩み寄って基準地震動を引き上げた原発である。
高浜原発は昨年7月、川内原発と同時に安全審査を申請したが、断層の連動性や深さをめぐって関電が容易に譲らなかったため、遅れが生じた。九電は早々と規制委に従った結果、差が生じた。
電力会社は電気代の値上げ回避のためにも審査を早めたい。規制委に異論を唱えると損をする。そうした判断が規制委への迎合につながれば、真の安全文化の芽が摘み取られることになる。
リスクの低減には、対等な議論の成立こそが重要だ。
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