4・25 『4.28』シンポジウム―敗戦70年の日本と沖縄/アジア
- 2015年 3月 15日
- 催し物案内
- 深沢一夫
敗戦70年。安倍政権は、憲法9条の制約を踏み越えて、日米ガイドラインの見直し―― 集団的自衛権の法制化から「戦争する国家」への道を突き進んでいます。そしてそ の戦争国家化の最前線に立たされているのが、沖縄です。その沖縄・辺野古では凄まじい事態が進行しています。地元の名護市長選挙(1 月)、市議会選挙(9月)、沖縄県知事選挙(11月)、衆 議院選挙・沖縄選挙区(12月) と、これ以上示しようがないくらい明確となった〈民意〉を踏み潰すかのように、海上保安庁・県警機動隊の重弾圧体制の下、新基地建設に向けた作業「粛々と」(菅 官房長官の発言)強行さ れているのです。キャンプ・シュワブのゲート前でも、海上 でも、警察と海保の暴力的「警備」で負傷者・逮捕者が続出しています。武装した巡 視船を十数隻も沖合に配置し、市議・県議・国会議 員の視察船さえも暴力的に制圧す る様は、独裁国家の手法と変わりません。しかし沖縄の人々は、決してひるむことな、毎日、シュワブのゲート前に座込み、カヌーで海に繰り出し、抗議・阻止行動 展開しています。
深まりゆく軍事植民地状況からの自立と解放、〈自己決定権〉を求める沖縄の闘いにどう向き合うのか。このことが、私たちに問われています。
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「4.28」は、1952年4月28日、サンフランシスコ講和条約及び旧日米安保条約が発効した日。沖縄は日本(天皇メッセージ!)によって米軍政下の軍事属領として売り渡されました。「4.28」を考えることを通じて、米軍占領から日米共同管理下の軍事植民地状況へと続く〈戦後なき沖縄〉と〈敗戦70年の日本〉の現在を問う。そして、米軍事戦略に深く規定された東アジアの残存冷戦構造を超えて、環太平洋圏人々と連なる〈未来〉を構想する。そんな趣旨で、「4.28」シンポジウムは開かれます。 多くのみなさんの参加・賛同を呼びかけます。 ■シンポジウム概要■ 日 時 2015年4月25日(土) 13時 開場―17時会 場 全水道会館4階大会議室(都営三田線・JR水道橋駅下車)テーマ 敗戦70年の日本と沖縄/アジア ★講 演 〈戦後なき沖縄〉と敗戦70年 仲里 効さん(映像批評家) ★発言Ⅰ:〈影の東アジア〉から 崔 真碩さん(広島大学、文学者、テント芝居役�
T) ★発言Ⅱ:台湾・中国からの視点 丸川 哲史さん(明治大学、台湾・大陸中国・東アジア文学・ 歴史研究) ★辺野古現地からのメッセージ 資料代 500円 主 催 『4.28』シンポジウム実行委員会(連絡:㈱情況出版 ℡03-5213-3238) シンポジウムの成功に向け、多くのみなさんの賛同を呼びかけます!(団体2000円/口 個人1000円/口)
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