たんぽぽ舎から TMM:No2473
- 2015年 5月 1日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2473】
2015年4月30日(木)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.祝!「高浜原発運転差し止め」
4/29「ラブデモ」グループ・ありがとうパレード 山田和明
★2.頻度高まる隕石の地球衝突
広島に投下された原爆を超えるエネルギーも
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその99
島村英紀
★3.ストレステストを義務付けていない「新規制基準」
「新規制基準」は「緩やかに過ぎ」、「合理性を欠く」
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会!その46 木村雅英
★4.やっとリベンジかなf^_^;) なかなかの抗議日和となりました
怒りに油を注がれる日々だけど、心は熱く、
頭は冷たく、いきたいもんです
4月24日第146回官邸前・国会前抗議行動報告 にしざきやよい
★5.新聞より2つ
◆空間線量影響? オオタカが危機
原発事故後 北関東で繁殖成功率低下
大学など調査「捕食で内部被ばくしたかも」
(4月26日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆県内特用林・水産物 24品 出荷制限続く
茨城県 検査徹底、風評払拭図る (4月29日茨城新聞1面より抜粋)
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┗■1.祝!「高浜原発運転差し止め」
| 4/29「ラブデモ」グループ・ありがとうパレード
└──── 山田和明(たんぽぽ舎ボランティア)
◯ 4月29日(水)、渋谷宮下公園で中田絵美さんを中心にした「ラブデモ」グループが集会。その後、渋谷駅前から宮益坂へ繁華街をデモ行進。道行く大勢の人たちの注目を集めた。
中田さんの発想も素晴らしいが、若い人たちの行動力は目を見張る。
中田さんは言う…「樋口英明裁判長(福井地裁)は命がけでこの判決を下したのだから、私たちが感謝するのは当たり前と思う。日本を救うほどの大きな影響があるこの判決をもっともっと大勢の人に知ってほしい。そのために人々に呼びかけながら喜びと感謝に溢れる、笑顔いっぱいのパレードをする」…
それぞれの楽器で、歌を歌いながら練り歩くというユニークなもの。
今日パレードに参加した人たち(約100人)で感謝のメッセージを書いて樋口裁判長に届けるそうだ。
またこの判決を全国の他の裁判官にも続いてほしいという願いを込めて、風船を飛ばす。
◯ 中田さんはこの日のために「ありがとう」の替え歌まで作詞した。
以下その歌詞を紹介。
ありがとう ありがとう 感謝しよう 高浜原発の 運転差し止め
素晴らしい 決定 どうもありがとう 勇気出してくれて ほんとありがとう
命脅かす 原発よりも なにより 尊い 人格権「原発は人格権より劣位」
日本国憲法にそった 愛のある決定 ありがとう 国民に希望と感動を
みんな みんな ありがとう イエ-ィ ありがとう ありがとう
感謝しよう (間奏)
高浜原発の 運転差し止め 素晴らしい 決定 どうもありがとう
勇気出してくれて ほんとありがとう 命脅かす 原発よりも
なにより尊い 人格権「原発は人格権より劣位」 樋口英明裁判長
原島麻由裁判官 三宅由子裁判官 福井地裁 ありがとう イエーィ
ありがとう ありがとう 感謝して 感謝しよう ありがとう
集会、パレードの様子はテレビでも放送するという。
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┗■2.頻度高まる隕石の地球衝突
| 広島に投下された原爆を超えるエネルギーも
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその99
└──── 島村英紀(地震学者)
中国で生まれて日本に入ってきた言葉がある。「杞憂(きゆう)」。中国古代の杞の人が天が落ちてきはしないかと毎日心配して、食事ものどを通らなかったことから出来た言葉だ。
心配する必要のないことをあれこれ心配することや、取り越し苦労のことを言う言葉だとされている。
しかし、現代の私たちにとっては笑い話ではすまないことが分かってきた。
2000年から2013年の間に26個の大きな隕石が落ちてきた。この26個が地球に衝突したときのエネルギーは、TNT火薬にしてどれも1000トンから60万トンの威力があった。
ちなみに米国が広島に投下した原子爆弾は16000トン相当だったから、どれも相当な威力だった。もし都市を直撃したら大変なことになる大きさである。
火薬1000トン相当以上のものが14年間に26回。広島規模以上の隕石の爆発だけでも、平均すると年1回以上も起きているのだ。
しかし幸いにして、いままで人が密集しているところに落ちたことはない。これは偶然の幸運のおかげだった。地球の表面の3分の2は海であるうえ、陸地の多くの部分も人はほとんど住んでいないところだから、密集地に落ちる確率はそもそも低いのだ。
しかし、今後はわからない。この幸運がいつまで続くのか、そのうちにどこかの都市に隕石が落ちて悲劇的な大惨事になってしまうのかは神のみぞ知ることなのである。
最近の調査では、巨大な隕石が地球に衝突する頻度は、これまで考えられていたよりもずっと高いということが分かってきている。
最近では2013年2月にロシア西南部の町チェリャビンスクに大きな隕石が落ちた。
この隕石は50万トン分、つまり広島に落とされた原爆の30倍ものエネルギーを放出した。衝撃波で東京都の面積の7倍もの範囲で4000棟以上の建物が壊れ、1500人もが重軽傷を負った。
その前2008年10月にはアフリカ・スーダンの無人のヌビア砂漠上空にも大きな隕石が落ちてきた。落ちてきたものは直径約4メートル、重さ約59トンの小惑星だった。幸いこのときはこの小惑星のほとんどは地上に落ちる前に成層圏で爆発して燃え尽き、ごく一部が隕石として地上に落ちてきた。1400キロメートルも離れたところを飛んでいたジェット機の乗員が激しい閃光を目撃している。
科学者は手をこまぬいているわけではない。このスーダンに落ちた隕石は、大気圏と衝突する20時間前に発見され、史上初の「衝突前に発見された天体」になった。
だが、チェリャビンスクに衝突した隕石は事前に発見できなかった。
これからも大きな隕石は地球に落ち続けるに違いない。だがチェリャビンスクの例のように、かならず事前に分かるわけではない。
もっとも、事前に分かったとしても落下場所が正確に分かるわけではない。対処のしようもないのだが・・。 (4月24日『夕刊フジ』より)
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┗■3.ストレステストを義務付けていない「新規制基準」
| 「新規制基準」は「緩やかに過ぎ」、「合理性を欠く」
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その46
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
去る4月21日(火)の「川内原発の再稼働審査を糾弾する!原子力規制委員会院内ヒアリング」(再稼働阻止全国ネットワーク主催)で、中桐裕子原子力規制庁安全規制管理官(PWR担当)管理官補佐が、「ストレステストは審査要求していないから」と言い逃れするように何度も繰り返した。
そうだったのだ。「新規制基準」にはこんな重要な欠陥もあった。福島第一原発事故の教訓から原子力安全・保安院が実施し、大飯原発のストレステスト意見聴取会では井野博満さんや後藤政志さんが厳しく追及していた、あのストレステストを原子力規制委員会は「新規制基準」で義務付けていなかったのだ。
このことは2013年3月19日の第33回原子力規制委員会の議題8「発電用原子炉の新規制施行に向けた基本的な方針について」で決められた。
まず市村安全規制管理官が「シビアアクシデント対策を含む新基準については、ハード・ソフトを一体的に確認することが合理的であることから、設置変更許可、工事計画の認可、保安規定認可に関する申請を同時期に受け付け、並行して審査を実施することとする(原子力安全・保安院により実施されたストレステストは手続き上の要件としない)。」と括弧付け文で提案し、5年猶予バックフィットとともにこの日に決定していた(中村泰子さん情報)。
それにしても、原子力規制委員会が、「2011年3月11日の東日本大震災により引き起こされた福島第一原発でのシビアアクシデントを受けて、EU各国が既存の原発の安全性を再確認するために作った」(ウィキペディアから)「ストレステスト」を「新規制基準」から外していたとはひどい。
4.14福井地裁が指摘しているとおり、「新規制基準」は「緩やかにすぎ」、「合理性を欠くものである」ことのもう一つの証明だ。
なお、前述の規制委の定例会議の議事録によれば、更田委員が「いわゆる欧州型のストレステストですけれども、安全裕度に関してそれぞれの発電所がどれだけの裕度を持っているかということを、きちんと定量化していく。そういったものを含めた最終的な安全解析文書というものの届出をしてもらおうと考えています。」と発言している。
この「安全解析文書」の作成とその公開を追及していかねばならない。
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┗■4.やっとリベンジかなf^_^;) なかなかの抗議日和となりました
| 怒りに油を注がれる日々だけど、心は熱く、
| 頭は冷たく、いきたいもんです
| 4月24日第146回官邸前・国会前抗議行動報告
└──── にしざきやよい(たんぽぽ舎ボランティア)
やっと天気が良くなりました。たんぽぽ舎を、出たときは、なんか冷たい風が吹いて、空も暗かったので、今日も降るのかと思ったけど、内幸町に着いたときは、風も止んで空も明るくなってた。関西電力東京支店への抗議は、10人ぐらい、メガホンの調子が悪く時々生声でコール、生声もいいもんです。
テントに着くと、経産省前で、テント撤去裁判に対する抗議行動やってた、たんぽぽ舎の旗を持って参加、隣にいた双葉町から避難してる人が、「私達は着の身着のまま、何も持たず避難した。事故後、一時帰宅で家に帰ると家は荒らされ、アクセサリーやブランド物のカバン、良いものはことごとく持ち去られてた。何もかも無くした。何もいらない、ただ元の生活を戻して欲しい。こんな思い、誰にもさせたくない。だから再稼働に反対してるの」と、文字にすると伝わらないかもしれないけど、すごく、すごく、悲しくて、心揺さぶられた。重い言葉。しばし、テント前の交差点に立ち止まってしまったけど、わたしはワタシの出来ることしなくては!
で、持ち場の国会前、そこで、福島バッチプロジェクトの人に会った。すごく怒ってるって、こう言ってた「福島のモニタリングポストの線量が高すぎて計器が狂ってしまうから、全て撤去するって、県庁の人は謝るけど、スピーディーも止める、モニタリングポストも撤去ってどうゆうこと?怒り過ぎて今日はスピーチ出来ない」って。
私もどういう事?と思ったので、インターネットをのぞいてみると、福島県が新設した77台のモニタリングポストで高すぎる値が出て、計器の異常だってことで、改善を要求したけど、まだ高い値が出るので、改善されてないってことで、委託業者との契約を解除してモニタリングポスト閉鎖だって。他のネットの話題では、値が高いのは、福島第一原発4号機燃料プールのガレキ撤去が原因かとも書いてあった。
いずれにしても、私が見たテレビ、新聞には載ってなかったな。ふむ。福島関係の話題、今は観光に行こう、観光に行こう、だもんね。
この日、国会前では、フランスの方の流暢な日本語のスピーチが、良かった「フランスにいた時は、福島第一原発事故の情報沢山あった。日本で暮らす様になって、報道の少ない事に驚き、やがてそれに慣れて、自分も疎くなってしまった。でもこの場所を知り、こうしてここに来ることが出来た。やがて、また大きなうねりが、必ず起こる、その時にこの場所が核となり人々が集まるときが来る、その時までこの場所を大事に守って行きましょう、共に頑張りましょう!」って、嬉しいね・頑張らなくてはね。
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┗■5.新聞より2つ
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◆空間線量影響? オオタカが危機
原発事故後 北関東で繁殖成功率低下
大学など調査「捕食で内部被ばくしたかも」
東京電力福島第一原発事故の後、北関東に生息するオオタカの繁殖成功率が低下していることが、名古屋市立大の研究者とNPO法人「オオタカ保護基金」(宇都宮市)の調査で分かった。環境要因を統計的に解析した結果、空間線量が高まったことが主な要因と推測できるとしている。 (後略)
(4月26日東京新聞「こちら特報部」より抜粋)
◆県内特用林・水産物 24品 出荷制限続く
茨城県 検査徹底、風評払拭図る
福島第一原発事故の影響で国の出荷制限指示や県の自粛要請を受け、県内の全域あるいは一部で現在も出荷を控えている特用林産物や魚介類などは計24品目に上ることが、県への取材で分かった。海と内水面の魚介類17品目のほか、特用林産物6品目など。東日本大震災から4年が経過し、規制が解除される品目が相次ぐ一方、自生の特用林産物など生産管理されていない品目などで依然として出荷の制限や自粛要請が続いている。県などは、検査の徹底を図るなどして制限解除の動きを加速させるとともに、県内外で県産品安全性をPRして根強い風評被害の払拭も図っていきたい考えだ。(後略)
(4月29日茨城新聞1面より抜粋)
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