たんぽぽ舎から TMM:No2501
- 2015年 6月 6日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2501】
2015年6月5日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.被ばく労働者を守れ
250mSvの被ばくを認めるな!パブコメに反対意見を出そう!
原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その50
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.深発地震の脅威 47都道府県で震度1以上
深発地震にはまだナゾが多いのである
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその105
島村英紀(地震学者)
★3.フクシマ原発の汚染水を海に流すな!【国際署名】
【ストップ汚染水!キャンペーン】 広瀬 隆
★4.新聞より1つ
◆原発政策で政権を批判 小泉元首相「公約違反」
(6月5日東京新聞2面より抜粋)
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※追加1点です。
昨日配信の【TMM:No2500】★4「小泉純一郎元首相の鹿児島での講演がライブ配信」で、
この同時中継URL<http://www.ustream.tv/channel/furusatokagoshima>では
映像が見られない場合、
こちらのアーカイブURL <http://www.ustream.tv/recorded/63070547>を
ご覧下さい。
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┗■1.被ばく労働者を守れ
| 250mSvの被ばくを認めるな!パブコメに反対意見を出そう!
| 原子力規制委員会は原発再稼働推進委員会! その50
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
5月20日の原子力規制委員会で、議題2「緊急作業時の被ばくに関する規制の改正及びそれに伴う意見募集の実施について(案)」が確認された。緊急事態時の労働者の被ばく線量の上限は100mSv(ミリシーベルト)までと定められているが、これを250mSvに引き上げるのだ。
今、福島第一原発の作業員の被ばく量が増大し、年20mSv超えが992人となり、高線量被ばくが前年比1.5倍に増加している(福島民報5月10日)。
被ばく線量が100mSvの場合、がんを発症し死亡する危険性が0.5%上昇するそうだ。いくらイチエフ(福島第一原発)の放射能汚染水対策も廃炉対策も頓挫しているとしても、このように作業者に高い被爆労働を強いることは許されない。
作業者に高い被爆労働を強いるぐらいなら、イチエフ事故に責任を持つ東電や原子力安全・保安院や資源エネルギー庁や経産省の人たちに被爆を分散するべきだ。原発とその事故を容認して電気を享受してきた私たちにも責任がある。
原子力規制委員会は、科学的・技術的といいながら「政治的」提言を沢山出してきている。原子力防災に置ける「UPZ30km」も「年間100mSv安全」も「年間20mSv帰還」も原子力規制委員会がでっち上げた出鱈目な数字だ。この250mSvもその一つだ。
250mSvに上げるな、作業労働者を守れ、被ばく手帳を持たせろと訴えたい。伊方の設置変更とともに6月19日締切でパブコメを募集している。聞き置くだけのパブコメには問題が多々あるが、私たちが規制行政に異議申し立てする手段として、今回は厳しく声を届けたい。
「緊急作業時の被ばくに関する規制に関する関係規則等の改正等(試験研究の用に供する原子炉等の設置、運転等に関する規則等の一部を改正する規則)に係る意見募集について」
http://www.nsr.go.jp/procedure/public_comment/20150520_02.html
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┗■2.深発地震の脅威 47都道府県で震度1以上
| 深発地震にはまだナゾが多いのである
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその105
└──── 島村英紀(地震学者)
先月の30日夜、北海道から沖縄県まで47都道府県で震度1以上の揺れを観測した地震があった。全部の都道府県で有感になったのは初めてのことである。
この地震は小笠原諸島近海を震源とするマグニチュード(M)8.1という大きな地震で、震源の深さは約700キロメートルという深いものだった。この種の深い地震は深発(しんぱつ)地震と言われる。
そもそも地震はプレートの中とすぐ近くでしか起きない。世界でもプレートがたまたま深くまで潜り込んでいるところだけ、こういった「深発地震」が起きる。
起きる場所は今回のような日本南方の海の深部のほか、日本海の深部、南太平洋のトンガ・ケルマデック地域や、サイパン・グアム島の地下や、南アメリカの太平洋岸の地下など、ごく限られたところだけだ。
世界でいちばん深い地震は今回くらいの深さで起きる。とても深いようだが、地球の半径でいえば、せいぜい1/10くらいまでしか起きない。
では、その限界の深さはどうやって決まっているのだろう。それは「海洋プレート」が地球の中に潜り込んでいっている下限なのである。
いや、正確に言えば、深発地震が起きることによって、そこまで海洋プレートが潜り込んでいることが知られるようになったのだ。
たとえばロシア東部の沿岸の地下700キロメートルのところで深発地震が起きたことがあり、このことから太平洋プレートが日本海溝から滑り台のように地球の中に潜り込んでロシア東部の地下にまで達していることが分かったのである。
だが、世界の深発地震がいつもこの深さまで起きているわけではない。
たとえば同じ太平洋プレートでもアリューシャン海溝では地下200-300キロメートルまでしか深発地震が起きていない。つまり太平洋プレートはこの辺までしか潜り込んでいないことが分かっている。
また、やはり海洋プレートであるフィリピン海プレートは南海トラフから西南日本の地下に潜り込んでいるが、その深さは約100キロメートルまでにしか達していない。
これは、フィリピン海プレートやアリューシャン列島での海洋プレートが、海溝から潜り込みはじめたのが比較的新しい時代からだったことを示している。
ところで、もっとへんな深発地震の起きかたをしている場所がある。
ニュージーランドの北にあるニューヘブリディーズ海溝や南米の西沖にあるペルー・チリ海溝では、潜り込んでいるプレートが途中で切れて離れてしまっているのではないかと思われている。地震が途絶えている深さがあるのだ。
じつは、深発地震がなぜ起きるのかはまだ学問的にわかっていない。浅い地震のように、押された岩が摩擦の限界を超えて起きるメカニズムは起きるはずがないものなのだ。温度も圧力も高い深発地震が起きる深さでは岩の性質が変わってしまうからだ。
深発地震は今回の地震に限らず、Mが大きくても大きな被害を生むことはない。しかし深発地震にはまだナゾが多いのである。 (6月5日『夕刊フジ』より)
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┗■3.フクシマ原発の汚染水を海に流すな!【国際署名】
| 【ストップ汚染水!キャンペーン】
└──── 広瀬 隆
全国のみなさま・・・広瀬隆です
福島県民から、大切なメールがきましたので、みなさまも、ぜひ協力してください。
フクシマ原発の汚染水を海に流すな!【国際署名】
事態は、きわめて深刻です。─署名は簡単。すぐやること!すぐ広めること!
語学堪能な方、世界的に、この署名を広めてください。海は全世界のものです。
放射能は、すべて食卓に戻ってきています。
【ストップ汚染水!キャンペーン】
2011年3月11日から4年以上もの間、大量の放射性物質が、大気中のみならず、海洋に流出し続けています。しかし、東京電力と政府、原子力規制委員会は、効果的な汚染水対策をとることに失敗し続けているばかりか、放射性物質が大量に含まれている処理水を海洋へ放出する計画を進めています。さらに、汚染水流出の監視を怠り、東京電力は事実の公開をしないでいたということが最近明らかになりました。
このままでは、日本を取り巻く海は、際限のない放射能汚染にさらされてしまうでしょう。
近くには、世界3大漁場の1つがあります。福島第一原発専用港湾周辺の魚から高濃度の放射性物質が検出されています。放射性物質は海流に乗って世界の海へと運ばれます。先日ついに福島原発事故で放出されたセシウムが、太平洋を越えてカナダの海岸で確認されました。カナダの専門家は「これは間違いなく、事故によるものでは歴史上最悪の放射性物質の海洋放出だ。今後も注意深くモニタリングする必要がある」と述べています。
福島第一原発からのこれ以上の海の放射能汚染を見過ごすことはできません。
私たちは、東京電力、日本政府、原子力規制委員会に対して、以下のことを要請します。
1.東京電力は、放射能汚染水の排水路から湾外への流出、およびサブドレン・地下水ドレン・汚染水タンクからの汚染水(処理水を含む)の海洋への漸次放出を止めてください。
2.原子力規制委員会は、東京電力に上記を実施するよう指示してください。
3.東京電力と日本政府は、福島第一原発の汚染水対策について、「凍土遮水壁」やトリチウム水を含めて、抜本的に再検討し、実効性ある安全な方法を選択してください。
4.日本政府は、福島第一原発事故による汚染水対策に関するあらゆる情報を迅速に多言語で情報公開してください。
5.原子力規制委員会は、原発再稼働のための適合性審査を中し、福島原発事故対策を最優先して取り組んでください。
福島第一原発事故現場の汚染水による、これ以上の海の放射能汚染を食い止めるための「ストップ汚染水!署名」に、たくさんのご協力をいただき、ありがとうございます。このたび、英語版もスタートしました!
国内、そして世界へ、この問題に ついてともに声をあげていただけますように、この署名をひろめてください。
第一次締め切りは、6月末日です。 よろしくお願いいたします!。
構成団体:脱原発福島ネットワーク、ハイロアクション福島、原子力資料情報室、
原子力規制を監視する市民の会、美浜の会、グリーン・アクション
*賛同団体も募集中です。
ご連絡は stoposensui2015(at) gmail.comへ (at)を@に変えてください。
【「ストップ汚染水!署名 ご協力の呼びかけ~】
海はあらゆるいのちの源です。これ以上の放射能を海へ流さないで!
Change Org.日本語署名⇒ http://chn.ge/1Fpg9VK
Change Org.英語版署名⇒ https://goo.gl/SfqyDk
署名用紙ダウンロード⇒
http://stoposensui15.blogspot.jp/p/blog-page_20.html
リーフレットダウンロード⇒
http://stoposensui15.blogspot.jp/p/blog-page.html
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┗■4.新聞より1つ
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◆原発政策で政権を批判 小泉元首相「公約違反」
小泉純一郎元首相は4日、鹿児島市内で記者会見し、2030年の電源構成比率で原子力を20~22%とした方針について、安倍政権は公約違反だと批判した。「できるだけ原発を低減させる方針と逆の方向に行っている。選挙で言ったことをもう忘れたのか」と述べた。
九州電力川内原発1.2号機(鹿児島県)の再稼働方針について「安倍晋三首相が決断すれば、原発ゼロでやっていける状況なのにもったいない。首相として歴史的な役割を果たせる状況はめったにない」として再考を求めた。
これに先立つ講演で、鹿児島県・口永良部島の噴火などを列挙し「日本は地震国。火山もいつ噴火するか分からない。原発をやってはいけない国だ」と強調。
政権について「臆面もなく日本の原発は世界一厳しい安全基準を持っていると言うが、米国と比べてどこが厳しいのか」と非難した。(後略)
(6月5日東京新聞2面より抜粋)
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