本日(6/6 )のいろいろ情報(メール転送含む)
- 2015年 6月 6日
- 評論・紹介・意見
- 田中一郎
(最初に若干のお知らせ)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1.キャンペーンについてのお知らせ · 南相馬20ミリ訴訟の支援の会/住宅支援打ち切り方針を撤回させよう · Change.org
2.(メール転送です)正しい報道ヘリの会より、ヘリ空撮のアドレスです・・・・・広瀬隆
明日6月7日(日)13時~ に迫った、博多における「ストップ再稼働!3万人大集会 in 福岡 ~川内原発のスイッチは押させない!~」(福岡市舞鶴公園 福岡市中央区城内1番:主催: 原発いらない!九州実行委員会)
この集会では、全国のみなさまの「正しい報道ヘリの会」による九 州初めてのヘリコプター空撮がおこなわれます。集会参加者とヘリ空撮スタッフが手をつないで、日本全国に、そして全世界に伝えましょう。映像の配信先は下記です。
写真の配信先アドレス ◎配信先
<写真>
6月7日(日)19時頃に掲載予定 fotgazet http://fotgazet.com/news/000346.html
<ビデオ>
6月7日(日)20時から配信スタート
OurPlanetTV http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1924
IWJ http://www.ustream.tv/channel/iwj-fukuoka1
ヘリコプターからのリポート:山本太郎(参議院議員)
スチール撮影 山本宗補(フォトジャーナリスト/日本ビジュアル・ジャーナリ スト協会)
ビデオ撮影:平野隆章(OurPlanetTV)
配信: IWJ、OurPlanetTV
コーディネート:白石草(OurPlanetTV)
提供:正しい報道ヘリの会(寄付をしてくださった全国の皆さまの資金で運営しています。心からの感謝を申し上げます。)
当日は、伊方原発再稼働阻止のために、愛媛県松山市の城山公園でも、12時半から「伊方原発をとめる会」主催の大集会とデモがおこなわれますの で、博多集会にご参加できない方は、共に怒りを共有して、ヘリ空撮の映像をご覧ください。6月7日は、六ヶ所再処理工場をストップさせるための青森県知事選の日でもあります。全国で怒りが火を噴いています。
(ここから本文)
===================================
本日(6/6)のいろいろ情報です(メール転送含む)。
(1)仏政府 原発大手救済へ、経営危機のアレバ(朝日 2015.6.5 他)
(2)異議申し立てに微罪? 逮捕、警察「こわもて」対応加速(東京 2015.6.5)
(3)活断層認定、埋まらぬ溝:原子力規制 VS 電力会社(朝日 2015.6.4)
(4)活発化するGM果実開発(天笠啓祐 『週刊金曜日 2015.5.22』)
(5)今月にも発売 機能性表示食品 安全・効果に? 続出 (東京 2015.6.3)
(6)情報一括管理リスク増 マイナンバー大丈夫か(東京 2015.6.3)
(7)忍び寄る戦死考(東京 2015.6.5)
(8)IS事件検証 茶番報告(『日刊デンダイ 2015.5.23)
1.仏政府 原発大手救済へ、経営危機のアレバ(朝日 2015.6.5 他)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11791702.html
http://www.asahi.com/articles/DA3S11791897.html
http://www.asahi.com/business/reuters/CRBKBN0OJ2L7.html
(斜陽化する原子力産業の典型的な記事、アレバが受注した新型加圧水型軽水炉が世界の各地でトラブルを起こしている。まさに自滅だが、このアレバとチークダンスを踊っているのが日本の三菱重工業だ。その三菱重工の原子力部門も、たとえば下記のような調子である。そして、その三菱重工製造の蒸気発生器を使って川内原発、高浜原発が再稼働されようとしている。原子力規制委員会・規制庁の審査では、このサンオノフレ原発で起きていることは何の問題にもなっていないから不思議というほかない:田中一郎)
●三菱重工製の配管欠陥で米サンオノフレ原発が廃炉へ! 問われる「原発輸出」の損害賠償リスク 取材・文:堀潤(ジャーナリスト) 現代ノンフィクション 現代ビジネス [講談社]
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36079
●佐藤曉著「廃炉の決定と認可更新について」から一部抜粋(岩波月刊誌『科学 2015.6』より)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「サン・オノフレでも小規模なパワー・アップレートが計画され,高圧タービンが交換されています。そして,三菱重工が収めた蒸気発生器には,やはり応力腐食割れに対して耐久性の高い材料が細管として使われていましたが,逆に熱伝導特性が低下したため,本数を増やし稠密に配列したことが災いし,その影響によって増大した水流の振動で破損したということです。
2.異議申し立てに微罪? 逮捕、警察「こわもて」対応加速(東京 2015.6.5)
特定秘密保護法に戦争法制、そしてマスコミ統制とマスコミの委縮、日本もいよいよ新治安維持法体制に突入しつつある。日本社会の歴史的悪癖(日本の古層?)ともいうべき「翼賛体質」(*)を引きづりながら、(アジア太平洋戦争)戦後のか細き民主主義が壊されていく。警察の不当逮捕を許さず、3人を奪還しよう。
(*)日本社会の消えない「身分」差別と翼賛構造
①上へ(支配権力へ)向かっての無条件の頂点同調主義と盲従
②横へ向かっての(「差別」を含む)限りなき同調圧力
③下へ(社会的弱者へ)向かっての無限の責任転嫁と無責任、そして差別
3.活断層認定、埋まらぬ溝:原子力規制 VS 電力会社(朝日 2015.6.4)
http://www.asahi.com/articles/DA3S11789807.html
(あたかも原子力規制委員会と電力会社が「対決」しているような体裁だが、表面で演出されていることは別として、規制委の原発敷地の審査や立地審査についての内実は決して対決でもなければ規制でもなく、ただのなれあい、でなければ電力会社による原子力規制委員会の「包摂」であり、逆に規制委による電力会社の(やることの)「追認」「合法化」である。朝日新聞には,もっとしっかり報道していただかないと困る。そもそも、今、原子力規制委員会がチンタラながら敷地調査と再評価をやっている,わずかばかりの原発以外の原発・核燃料施設の敷地や立地の調査・審査はどうなっているのか。日本全国の原発の敷地活断層や立地審査は、すべてインチキで塗り固められてきている(その中心は,過去の地震データの「平均値」を採用していることと(最大値を使わないといけない),活断層を細切れに短くちぎって評価して,そのマグニチュードが小さくなるよう誤魔化して過小評価していること)。すべてについて適正に見直されなければ危なくて仕方がない。また、何故、かようなインチキが今までまかり通っていたのか、その解明も必要不可欠である:田中一郎)
4.活発化するGM果実開発(天笠啓祐 『週刊金曜日 2015.5.22』)
http://www.kinyobi.co.jp/news/2015/05/22/1040%e5%8f%b7%e7%9b%ae%e6%ac%a1/
(GM果実といえば、思い浮かぶのはパパイヤ、しかし、この記事によれば、主にハワイで生産されているGMパパイヤは日本には輸入されていないとのことだ。消費者が買わないからである。しかし、海外に旅行した時に出てくるパパイヤには気を付けた方がいい。下記の「サルでもわかる遺伝子組換え」サイトの写真にあるマウスのようにならないためにも、遺伝子組換え(GM)食品は絶対に買って食べてはいけない。:田中一郎)
(関連)市民バイオテクノロジー情報室~バイオジャーナル
http://www5d.biglobe.ne.jp/~cbic/journal/no164/news2.html
(関連)サルでもわかる遺伝子組換え
http://gmo.luna-organic.org/?page_id=20
5.今月にも発売 機能性表示食品 安全・効果に? 続出 (東京 2015.6.3)
(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
国の許可がなくても体にどう良いのかを表示できる「機能性食品制度」が4月から始まったが、届け出のあった食品の中に効果や安全性が疑わしいものが多くあるとの指摘が出ている。早ければ今月中旬にも販売が始まるが、市民団体などは「もともとの制度に欠陥がある」と批判している。
(中略)食の安全・監視市民委員会によると、健康食品会社が届け出た食品で、この外部の眼によるチェックが疑わしいものがあるという。論文の筆頭著者は、ある研究会の会長を務める大学教授。論文は研究会が発行した雑誌に発表された。査読したのは、その雑誌の編集委員だった。いわば「身内」によるチェックだ。査読には、数週間~数カ月かけるのが普通だが、五日間程度で終えていた事例もあるという。
ガイドラインでは、多くの臨床試験の発表例が存在する場合に、網羅的に収集して総合的に効果があるかどうかを判断することを求めている。ところが、都合の悪い論文を意図的に除外したり、商品の原料の製造会社が実施した臨床実験についての論文一件だけしか集めていないなどの事例もあるという。
(中略)食の安全・監視市民委員会の植田武智氏は「安倍政権は企業の成長戦略を優先し、機能性表示食品制度の導入を急いだ。そもそもの制度設計に不備がある」と指摘する。「この制度では、健康をかたる怪しげな食品とそうでない食品を区別することはできない。食品の安全性の信用に関わる」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
(この「機能性表示食品」は、食品事業者が手間暇省いて簡単に儲けられる制度としてスタートしたのだから、消費者の安全や健康のことなど二の次ですよ。こんな表示を信用して買って食べる方が愚か者ということです。消費者は、命と健康のためには、いわゆる「健康食品」や「機能性表示食品」には近づかないこと、かような制度は直ちに廃止すること、そして、この制度を推し進めてきた賞味期限切れの消費者庁は、廃止するか、人間を全部入れ替えることです。機能性表示食品を消費者が買わなければ,こんなものは消えて行くでしょう:田中一郎)
●(関連)リベラル21 「機能性表示食品」なんて、いらない・上
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-3177.html
6.情報一括管理リスク増 マイナンバー大丈夫か(東京 2015.6.3)
https://twitter.com/tokyohotweb/status/605868908709429250
(一部抜粋)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
日本年金機構がサイバー攻撃を受け、百万件を超す個人情報が流出した。安全対策に「絶対」はない。心配なのが、来年から始まるマイナンバー(社会保障・税番号)制度だ。この番号が流出すれば、収入や健康面などの個人情報が他人に知られ、犯罪に使われる可能性もある。年金機構以外にも政府関係機関からの情報流出は相次いでいるが、大丈夫なのか。
(中略)清水勉弁護士は「行政のみならず企業も源泉徴収票などで従業員のマイナンパーを扱う。多くの企業は、行政側ほど情報流出対策に費用をかけられないため、個人情報不正取得のターゲットになりやすい」と話す。その上で、これまでも何度も指摘してきたが、「そもそもマイナンバーはリスクばかりが大きい制度。やる意味があるとは思えない」と述べた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
7.靖国合祀なら戦前回帰 忍び寄る戦死(東京 2015.6.5)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2015060502000193.html
8.IS事件検証 茶番報告(『日刊デンダイ 2015.5.23)
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160062
(安倍晋三・自民党「茶番」政権による「茶番」中東政策と、「茶番」外交、その結果の悲しい事件と、その「茶番」報告。「茶番」真っ盛り:田中一郎)
9.その他
(1)OUR PLANET TV 活躍中
●「住宅援助打ち切らないで」〜自主避難者ら涙の訴え OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
●「被ばくし精神的被害」井戸川前双葉町長が国と東電提訴 OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1918
●(重要)「福島県は世界最大の実験場」「1ミリで支援」山下俊一氏 OurPlanet-TV:特定非営利活動法人 アワープラネット・ティービー
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1917
10.<新生児乳児の先天性心奇形>原発事故前年から4年間の全国医療機関診療実績結果(2010年度〜2013年度)〜群馬県、その他の県追加〜 – みんな楽しくHappy♡がいい♪
http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-4256.html
11.「勝てる左派」と「勝てない左派」(ブレイディみかこ) – 個人 – Yahoo!ニュース
http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20150603-00046261/
(田中一郎コメント)
約40年前のユーロコミュニズムに続く二度目のヨーロッパ左派の台頭となるのでしょうか。スペインに突如現れた急進左派新党のポデモスと,その党首・パブロ・イグレシアス,彼は36歳のマドリード・コンプルテンセ大学政治学教授である。今やポデモスは政党設立からわずか4カ月後のEU選でスペインの第4勢力となり、昨年秋には支持率が与党を抜いた。今や11月に行われる総選挙でイグレシアスが首相になる可能性すら囁かれているという。
彼は共産党のドクトリンに根付いたクラシックなスペインのインテリ左翼ではない。だが、現代の世界を病ませている原因を明確に指摘し、その終焉を目指す。それは緊縮政策であり、市場主義であり、グローバル資本主義だ。彼はこう言っていた。
「僕のDNAには敗北が染みついている。(中略)左派の人間は概ねそうだろう。(中略)左派は連立を組むのが好きだ。『君たちと僕たちと彼らが組めば15%、いや20%の票が獲得できる』などと言う。だが、僕は20%なんか獲得したくない。僕は勝ちたいのだ。(中略)勝つためには、我々は左翼であることを宗教にするのをやめなければいけない。左翼とは、ピープルのツールであることだ。左翼はピープルにならなければならない」
イギリス・スコットランドで台頭するSNPの女性党首ニコラ・スタージョンとならんで,今や欧州の台風の目となったポデモスと,その党首・パブロ・イグレシアス,はたして,日本には,こうした新左翼ならぬ新左派はあらわれないのか。昨今の日本では,ネトウヨからはじまり,チンピラ右翼やおぼっちゃま右翼,サロン右翼(日本会議)などなど,似非右翼・インチキ右翼のパラダイスのようになってきているが,そろそろ,こうした似非右翼バスターズとしての新左派が現れてもおかしくないころだ。
ちなみに,スペインの新左派・ポデモスとは英語で「WE CAN」という意味だそうである。「口先やるやる詐欺」のヤンキー版=オバマ民主党政権の「YES WE CAN」は,実は「NO WE CANNOT」だったが,ホンモノの「YES WE CAN」はスペインからということになるのだろうか。
12.『生業(なりわい)を返せ、地域を返せ!』福島原発訴訟原告団・弁護団
13.【スクープ!】「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!! IWJ Independent Web Journal
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/246547
(関連)▶ 2015-05-21【スクープ!】追加有_「集団的自衛権行使容認の閣議決定」が覆る決定的根拠! 「昭和47年政府見解」の知られざる真実を小西洋之議員が暴露!! – YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4vYRpz5sYYo&feature=youtu.be
14.神戸新聞NEXT|医療ニュース|福島の鼻血「内部被ばくか」 神戸の医師、学会で発表
http://www.kobe-np.co.jp/news/iryou/201407/0007142183.shtml
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5394:150606〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。