三世代革命論(一族・家族・個人)(ちきゅう座とピープルズ・プラン研究所についての考察)
- 2015年 9月 29日
- 交流の広場
- 武田明
どこから切り出して書きだしてくべきか?
内容が、複合的であるのだから数回に区分けして、読み手に配慮すべきであるのは、確かである。
時事史観的に、あまりに、問題の移り変わりが早くもあるのだからそれを追いながら、更に、普遍的な根底をも問い出さねばならないのであるが、散漫となり、断層的になり、不親切な展開ともなりかねない。
しかし、考えているよりもどんどん書きだしていかねば先にも進まないので、凡庸素朴なる僕以上の読み手側の理解力に委ねつつ、若干の私信を「刻印」しておこう。
今回は、全体への序説として
①今回の主題は、植草一秀氏と花崎皋平思想を結ぶものとは?
それが、大きなテーマとなっている。
それは、
10月8日
オールジャパン「平和と共生」総決起大会
そして、10月12日、原子力と哲学・花崎皋平
http://chikyuza.net/archives/56018
(今日申し込みをしました。9月30日までとの事ですので、みなさんもどうぞ申し込みをお急ぎください)
上記が、具体的に、迫って来ているからでもある。
その狭間に、現代史研究会、10月10日
http://chikyuza.net/archives/56418
がある。
僕個人的思いを語るなら、廣松渉、柄谷行人的「青の時代」「青い革命観」イメージにシンパシーもあり現代史研究会10月10日、マルクス最前線系列への興味は、欠かすことが出来ない。
(しかし、マルクス本も商品としての思想書も個人著作の域を越えて、共同作業とすべき、マル・エン、ドゥルーズ・ガタリ、ネグリ・ハートを越えて、三世代革命論としての提言を後に語りたいとしている。ここにも大きな主題がある。)
しかし、今は、それは、さておいて、
実際は、先日の朝まで生テレビで、今井一氏が述べている様に、「結局、投票行動的には、次回、参議院選挙でも自民党的支配を覆すことが出来ない」その実感と諦念は、蔓延している理由に対して言及し、打開しなくてはならない先決問題があり、保守的無関心または、無気力、もしくは、逆転するヘイトスピーチ的牙、全体主義的傾向は、日本においても深刻であり、イデオロギーとしての「思想整備」以前に、「生活が第一」として地平が、民主主義改革の中にあり、日本共産党も民主党も同じ問題意識の中に、属しているのだ。
しかし、既成政党で打開できない理由は、日本共産党、志位委員長の野党共闘の提案に対して、民主党を二分していく問題点は、あちらこちらに語られながらも、先日の岩上安身、山本太郎ツイキャスにても、山本太郎氏が、述べた「五党既成政党、民主、維新、共産党、社民、生活だけではなく、市民運動まで含めなければ、改革は本物とならない」
そのとおりであると考えながら、実際の市民運動の具体的場所は、ちきゅう座であったり、たんぽぽ舎であったり、ピープルズプラン研究所、更に、シールズ、勝手連化する知性としては、まだまだ、政党政治や民主政治として、切り込み、デモ以上の政治参加として、地ならしをするに至っていない、思想や哲学、学術的研究やの段階で留まっており、民主・権力・政治についての具体的な政党的結集についても未熟な段階に何故、留まって来ているのかを明らかにするに至っていないわけでもある。
長い間の社会運動の停滞期もあり、それは、同時に、喪われた経済の時代とも赤字国債財政危機の膨大なるつけ回しの狂気の日本に対して、何もできず、手をこまねいていた時代でもあった。
その危機は、外にあるのではなく、国内にこそあり、日本経済と財政の問題であり、安保法制は、むしろ、国内的内乱に向けられているのであり、国民引き締め、その方向性としての統制経済としての備えである事に早く気が付かねばならない。
社会運動として、昭和から平成へ、老齢化したる運動主体に対して、ようやく、シールズなど若者も危機を共有してきた
「奥田愛基の野生」
http://revolutio.exblog.jp/22238295/
しかしながら手探りであり、それぞれが、「プラーベート牢獄」状態である事には、変わりがない。
朝まで生テレビに奥田氏も出演していたわけであるが、既成政党や既成の大人の入れ知恵に注意せよとの孤立によってしかアドバイスが出来ない社会である事こそが、資本主義的社会的であると言う事だ。
テレビでは、過払い金のCMがしつこく流され、オレオレ詐欺、サラ金地獄、そして、霊感商法と新興宗教、左翼暴力からも身を守る為の社会運動であり、市民運動である、その為のちきゅう座アソシエーションとしての未熟な警告でもあると言う図式ともなっているのではないだろうか?
②本来、日本の何がダメであるのか?
資本主義の何がダメであり、乗り越えられるべきであると言うのか?
それを明確にしなくてはならないのであるけれども、
僕は、それは、
選民思想VS共和制的知性の対立として、結論つけていきたいと昨今、考え出している。
これを説明するにも時間と文字数を有するだろう。
http://revolutio.exblog.jp/22238376/
連帯を呼びかけながらも「孤立・独立」を若者を独房へと押し込める策略社会こそが、資本主義の統治であり、それを打開する、共和制、社会主義的段階とは何かを明確に語りだしていきたいと言う今回は、序論として、一端、筆をおく。
10月12日までに、随時、更新して行けたならと考えている。
気候変動を止めるって?
http://chikyuza.net/archives/56647
【イベントのご案内】11/28-29 気候をまもる。未来をつくる。 アースパレード2015(賛同団体募集中)
http://chikyuza.net/archives/56643
これについては、熊王氏の意見に同意見だ。
原発お化けがあちらこちらに出ているのを物理学的にではなく、哲学的にテキスト化してもらいたいものだ。
その意味では、花崎 皋平氏への期待は、高まるものがあり、暗礁に乗り上げている原発知識についても正しながら運動をどの様に引っ張っていくべきか、その理想と現実を語りだしていただきたい。
川島なお美さんや北斗晶さん等の相次ぐ癌、いずれも福島原発事故後に応援活動!福島原発事故と癌の関係を指摘する医師も!
http://www.asyura2.com/15/genpatu43/msg/846.html
有名人の急死が激増 いよいよ放射能が牙を剥き始めたか
http://www.asyura2.com/14/genpatu37/msg/274.html
妙な信憑性と噂。さらに、もしこれが、本当であったとしたなら、かなり深刻な問題であり、国家的、特定秘密保護法レベルの問題でもある、それぞれの「無知の涙」から抜け出すには、「共和制的知性」の「場」を築いて抵抗するところからしかやはり、開始されない。
それ故の「三世代革命論」としての提案となるわけであるのだ。
いずれにしても、大いに、議論の場を増やし、そして、正しい知識、政治、政党とは何かに、「民主主義ってなんだ?」に近づかねばならない。
市民科学者国際会議 2015
http://revolutio.exblog.jp/22238536/
付録:三世代革命論画像集
http://revolutio.exblog.jp/22238570/
続く
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