島ぐるみ会議が11月にバークレー市を訪問+サンフランシスコやサンノゼなど他都市でも辺野古反対決議を!【沖縄タイムズ】米バークレー市「沖縄支援」可決の背景に県系人パワー+辺野古新基地「反対」他都市にも 米バークレー市有志ら
- 2015年 10月 10日
- 交流の広場
- uchitomi makoto
【沖縄タイムズ】米バークレー市「沖縄支援」可決の背景に県系人パワー
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=133225
2015年9月17日 09:24
バークレー市議会の開会前に市庁舎前でセレモニーを行う池原えりこさん(中央)ら関係者
【米国カリフォルニア州バークレー市で平安名純代・米国特約記者】米カリフォルニア州バークレー市議会が15日、米国内の議会で初めて米政府に沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画の中止を求めた「沖縄の人々を支援する決議」を可決した。同決議が可決された背景には、米軍基地の過剰負担で犠牲を強いられている沖縄に真の平和を取り戻したいと地道な活動を続けてきた沖縄県系人らの姿がある。
同決議の採択前、ベイツ市長と市議会議員らを前に、池原えりこさん(バークレー市在住、沖縄市出身)とウェスリー上運天さん(サンフランシスコ市在住、ハワイ系3世)が演説台に立った。上運天さんは、6月の知事や県議らの訪米に通訳として同行した際、「米議員らから辺野古移設は日本の問題だと言われたが米軍基地を使うのは米国だ。どこにあろうと米国の問題だ」と主張。池原さんは「私の母は沖縄人、父は米軍人、私は沖縄で生まれ育ち、米国で暮らしている。辺野古移設問題の当事者は米国だ。米国は当事者としての責任を果たすべきだ」と訴えた。
池原さんが初めて沖縄の基地問題に関わったのは1996年。当時の米兵暴行事件を受け、米国に問題の解決を訴えようと当地を訪れた高里鈴代さんと糸数慶子さんらとの出会いがきっかけだった。
以後、池原さんと上運天さんは、サンフランシスコの街頭で三線を演奏しながら署名集めをしたり、現地の女性団体などとも連携して同州選出の米連邦上院議員らに辺野古問題の解決を要請したり、自身でラジオ局と出演を交渉して問題を訴えるなど、幅広く地道な活動を続けてきた。
池原さんは「私が運動を始めてここまで来るのに20年かかった。バークレー市はベトナム戦争で平和運動の拠点となった市だが、沖縄の米軍基地問題は遠い国の出来事として捉えられている。米世論を喚起するのは容易ではない」とこれまでの道のりを振り返る。
同決議案を作成し、市議会に提案した「平和と正義の委員会」メンバーのダイアン・ボーンさんは「沖縄の問題はまったく知らなかったが、ある日、ラジオで耳にした内容にはっとした。小さいかもしれないが今回の決議が他都市に広がれば大きなムーブメントとなるのではないか」
【沖縄タイムズ】辺野古新基地「反対」他都市にも 米バークレー市有志ら島ぐるみ会議が
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=134742
2015年9月28日 05:33
22日、米カリフォルニア州バークレー市内で集まった名護市辺野古の新基地建設計画に反対する沖縄決議の関係者ら(池原えりこさん提供)
【平安名純代・米国特約記者】米カリフォルニア州バークレー市内で22日、同市議会が15日に可決した名護市辺野古の新基地建設計画に反対する沖縄支援決議に尽力した関係者らが集まり、今後の展開などについて話し合った。
集まったのは、同決議案をまとめたバークレー市議会の下部組織「平和と正義の委員会」や「真の安全保障のための女性の会(WGS)」のメンバーら。
WGSのメンバーで、同決議の提案を呼び掛けた池原えりこさん(同市在住沖縄市出身)は、県内の反応や島ぐるみ会議のメンバーらが11月に同市訪問を計画していることなどを記者会見で発表したことなどを報告。日米両政府が辺野古の新基地建設計画を強行している現状なども説明し、「(バークレー市周辺の)サンフランシスコやサンノゼなど他都市にも同決議を取り入れるよう働き掛けていこう」と呼び掛けた。
「平和と正義の委員会」のメンバーのダイアナ・ボーンさんは、バークレー市議会が名護市議有志や名護市民団体らから同決議を支援する書簡を受け取ったことなどを報告。「名護市と姉妹都市のような形で交流を深められないか検討したい」などと抱負を語った。
【10・16バークレー報告会:今こそアメリカ反戦市民運動との連帯を!】辺野古新基地建設反対決議をあげたバークレー市議会取材報告会@京都
https://www.facebook.com/events/938388156255669/
バークレー市議会はなぜ辺野古新基地建設反対決議をあげたのか?アメリカ市民運動はどう沖縄反基地運動と連帯しようとしているのか?沖縄反基地運動はどうアメリカ市民運動とつながろうとしているのか?バークレーと辺野古現地取材の報告会です。
■日時:10月16日(金)19:15~21:00
■場所:キャンパスプラザ京都 第2会議室
http://www.consortium.or.jp/about-cp-kyoto/access
■参加費:500円
■講師:木村修さん(映像制作者、マブイシネコープ代表)
http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/
(プロフィール)
ブッシュ政権時代から長年アメリカ反戦運動を取材(『ブッシュを倒せ!』等々)。全米で唯一アフガン空爆反対を市議会で決議したバークレーを直接、現地取材し『バークレー ・市民がつくる町』を制作(2002年)。全米の反戦運動の中心地であるバークレーの背景にある「市民参加型民主主義」の実態を初めて日本で紹介し大きな反響を呼ぶ。その後も全米でオキュパイ運動が盛り上がる中、バークレー校スプロール広場を埋め尽くした1万人の大集会などさらなる「参加型民主主義」の発展を描いた『オキュパイ・バークレー』を制作(2012年)。今年9月から10月にかけてバークレーと名護市・辺野古を現地取材。
■内容:バークレー市議会の辺野古基地建設反対決議採択の現地取材と辺野古現地取材(稲嶺名護市長や島袋文子さんなど)の報告
■映像:バークレーやアメリカ反戦運動などこれまでの米現地取材の映像を上映します
『バークレー 市民がつくる街』上映など
http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/berkley.html
http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/photo_berkley.html
■共催:
・No Base! 沖縄とつながる京都の会
https://www.facebook.com/okinawakyoto
・戦争をさせない左京1000人委員会
http://www13.plala.or.jp/npo-pie/sakyo1000/index_1000.html
https://www.facebook.com/nowarsakyo1000
■協力:マブイシネコープ
http://homepage2.nifty.com/cine-mabui/
■お問い合わせ先:
070-5650-3468(内富)
muchitomi@hotmai.com
(参考記事)
【琉球新報】米バークレー市議会が辺野古反対決議 新基地断念を要求
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-249016-storytopic-3.html
2015年9月17日 8:03
【ワシントン=問山栄恵本紙特派員】米カリフォルニア州のバークレー市議会は15日夜(日本時間16日午前)の本会議で、米軍普天間飛行場に伴う名護市辺野古への新基地建設に反対し、県民と連帯する決議案を全会一致で可決した。辺野古移設に反対する決議が米地方議会で可決されたのは初めて。
決議文では米軍基地が沖縄本島の面積の約18%を占めることや騒音、墜落事故、米兵の事件事故の発生など、米軍基地が集中する沖縄の現状を指摘した。県知事選で辺野古移設に反対する翁長雄志氏が当選したことや琉球新報の世論調査で80・2%が移設に反対していることも明記されている。
その上で(1)米国防総省が米国家歴史保存法(米文化財保護法=NHPA)を順守すること(2)米国海洋哺乳類委員会による再調査―など4点を要求し、米政府が辺野古への新基地建設を諦めるよう求めている。
決議文はオバマ米大統領らに送付する。
決議はバークレー市の「平和と正義の委員会」のダイアナ・ボンさんが5月4日、同委員会に提案していた。決議案には6人が賛成し、3人が棄権した。
提案したボンさんは「沖縄の人々を支援する決議案が可決されてうれしい。米国の方針に違いが出ることを望みたいが、少なくとも決議案可決で沖縄の人々の移設反対の闘いへの関心を高めることに役立つだろう」と語った。
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