たんぽぽ舎から TMM:No2614
- 2015年 10月 16日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2614】
2015年10月16日(金)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.原発事故の時“政府が責任をもつ”は本当か?
過去、原発事故の時、責任を持ったか?
東電福島第一原発事故(2011年)の時はどうか?
JCO事故(1999年)の時はどうか?
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★2.フクシマ原発、原発再稼働阻止行動、テントひろば創設、
集団的自衛権閣議決定、戦争法案反対12万人集会デモと
民衆の闘いは進み、歴史は動いている
10.8戦争法廃止、安倍内閣退陣、総がかり行動集会レポート
石垣敏夫 (さいたま市)
★3.再稼働阻止全国ネットワーク共同代表の1人である
近藤誠さんご逝去・訃報
原発をなくす闘いの遺志をついで
伊方原発再稼働阻止めざし、今後がんばる
柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
★4.新聞より3つ
◆危機感なき「安全神話」再び「避難事故起こらぬ」
川内2号再稼働 「調整システム」形だけ バス運転手の訓練なし
(10月16日東京新聞朝刊3面「核心」より抜粋)
◆汚染土 行き場なし 仮置き場にこのままずっと?
「3年の約束 国は守って」 山積み 850万立方メートル
中間貯蔵施設 めど立たず 除染計画の再考必要
(10月16日東京新聞朝刊28,29面「こちら特報部」より抜粋)
◆2号機再稼働“ひな型”は通用しない
(10月16日東京新聞社説より)
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※伊方原発3号機再稼働反対!
10/21(水)第1回四国電力東京支社抗議行動にご参加を!
日時:10月21日(水)18:30より19:30
場所:四国電力東京支社
東京銀行協会ビル前(丸の内1丁目/大手町駅から3分)
主催:再稼働阻止全国ネットワーク TEL 070-6650-5549
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp
FAX 03-3238-0797(再稼働阻止全国ネットワーク宛と明記)
(東京都千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル5F たんぽぽ舎気付)
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※10/24槌田ゼミ新シリーズ 第15回原発基本講座
設立予定の「原子力民間規制委員会・東京」による
17項目の規制勧告について
日 時:10月24日(土)15時より17時
お 話:槌田 敦さん
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.原発事故の時“政府が責任をもつ”は本当か?
| 過去、原発事故の時、責任を持ったか?
| 東電福島第一原発事故(2011年)の時はどうか?
| JCO事故(1999年)の時はどうか?
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
1.10月15日、九州電力川内原発2号機が残念にも再稼働し、抗議の市民の声が報道
された。その同じニュースで、経産大臣が鹿児島を訪問して、“原発事故発生のときは
政府が責任をもちます”と発言していた。これは本当か?
過去の原発事故の時、政府が責任をとったことはあったのか?-答えは「ない」だ。
そもそも原発大惨事のとき、ろくに対応できず、責任もとらなかった(とれなかった)
のが過去の大事故での実例(証拠)である。政府はウソをいうな-過去の事実に基づいて
発言せよ。
2.2011年3月11日の東電福島第一原発事故をみてみよう。
今も事故は収束できず、10万人以上がヒナン生活をしている現実。
東電福島第一原発事故では民主党の菅直人内閣が事故処理に当たった。が、ろくに対
応できず、菅直人氏は、この大惨事で深く反省し、今は原発廃止を主張し、かつ実践し
ている。8月、九電川内原発1号機再稼働の時、九州の現地で反対演説と行動をした。
元自民党首相小泉氏も原発廃止を主張し、安倍首相へ「首相が決断すれば、原発は廃止
できる」と迫っている。過去の責任は重いが、両人の現在の言動は「まっとう」だと思
う。
3.もう1つ、1999年9月30日のJCO臨界ヒバク事故(茨城県)だ。自民党小渕首相
のときだ。2人が死亡し、600人以上がヒバクし、30万人余が自宅待機した事故。当時
の東海村村長はあちこちで述べている。「孤独な中で私1人で決断せねばならなかった。
村民のヒナンの決断を。政府は全くあてにならなかった、情報もこず。政府は責任をも
たなかった。政府を頼ってはダメ。信用してはダメ。政府は責任をもたない-」と。
日本初の原子力事故で死者2名を出した事故で該当の村長・村上氏(自民党系村長の
後継者だった人)が「政府はあてにならない」と、くり返しのべているのである。
4.旧ソ連チェルノブイリ原発事故(1989年4月26日)のことは、別の機会にのべたい。
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┗■2.フクシマ原発、原発再稼働阻止行動、テントひろば創設、
| 集団的自衛権閣議決定、戦争法案反対12万人集会デモと
| 民衆の闘いは進み、歴史は動いている
| 10.8戦争法廃止、安倍内閣退陣、総がかり行動集会レポート
└──── 石垣敏夫 (さいたま市)
(10月8日開催、文京シビック大ホール、1750名参加)
・九条は生きている。挫折感はない(総がかり行動世話人・高田健さん)
・米国はアフガンの病院を爆撃、戦争犯罪・人道の罪を続けている、今のままでは自衛
隊も一緒になる(NGO非戦ネット・熊岡路矢さん)
・不当・不法な強行採決で悔しい。御礼と力不足をお詫びしたい、国会の内と外とが繋
がった(民主党・福山哲郎さん)
・「米国に黙ってついていけば良い」これはヤクザの理論、共産党も変った、立憲主義
破壊の為、選挙協力をする(共産党・田村智子さん)
・憲法5.3横浜集会で共同行動が取れ、誰もが参加できるようになり、今の状況を作り
出している、参院選1人区は全野党協力で議席を(社民党・吉田忠智さん)
・40年ぶりに街頭集会デモに参加、今憲法の上に安倍政権が君臨、クーデター内閣で
ある。
米国では研究費の1/3が軍事研究に使われている。私たちの行動に多数が賛同、今も動
き始めている(安保法制に反対する学者の会・佐藤学さん)
・日弁連は、立憲主義を取り戻す、真理を求める学者と法治国家を守るために闘う(日
本弁護士連合会憲法問題対策本部・山岸良太さん)
・原発反対も戦争法反対も女性の方が数が多い(女の平和実行委員会・杉浦ひとみさん)
・始めて街頭に出て議員会館の前でしゃべった、砂川判決を高村副総裁が利用したが、
「一見極めて明白に違憲行為である」砂川判決は逆襲する(立憲デモクラシーの会・石
川健治さん)
・国会の内と外があの国会包囲行動で初めて繋がった、これをこれからも続けて行く事
だ。渋谷・新宿での集会等を続ける(シールズ・本間信和さん)
・靖国訴訟で違憲判決を下した裁判長は遺書を書いていた。今回の戦争法は差し止め訴
訟を含め、伊藤真弁護士を筆頭に全都道府県で違憲訴訟の準備を進めている、ポツダム
宣言10項:*は日本民衆の意思でもある(違憲訴訟を準備する弁護士から・内田雅敏
さん)
・生きとし、生きる者と共感していく、安倍首相にはこれがない。創価学会も動いた(
宗教者・渡辺多嘉加子さん)
・雨にも負けず、アベにも負けず(9条壊すな!街宣チーム・菱山南帆子さん)
・脱原発に限っていたが、戦争法案は一体としてやらなければと立ち上がった(脱原発
女たちの会・土井登美江さん)
・戦争法と秘密保護法は一体、情報公開と公文書管理法で闘う(秘密法廃止へ!実行委
員会・前田能成さん)
・辺野古基地阻止は戦争法反対と同根で、全島民の体を張っての闘いは知事と共に自公
政権を追い込んでいる(沖縄一坪反戦地主会関東ブロック・木村辰彦さん)。
・アベ政権の手で教科書が改悪、子どもの人権の否定、戦争の担い手となるよう、子ど
もの教育が進んでいる。(安倍の教育政策NOネット・俵義文さん)
<行動提起> 戦争法廃案の闘いは選挙・違憲訴訟・国会包囲集会デモ等々を含めこれ
からも全力で進める。毎月19日を行動の日と決める(総がかり行動・福山真劫さん)
資料:*ポツダム宣言10項
「我々の意志は日本人を民族として奴隷化しまた日本国民を滅亡させようとするもの
ではないが、日本における捕虜虐待を含む一切の戦争犯罪人は処罰されるべきである。
日本政府は日本国国民における民主主義的傾向の復活を強化し、これを妨げるあらゆ
る障碍は排除するべきであり、言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確
立されるべきである。」
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┗■3.再稼働阻止全国ネットワーク共同代表の1人である
| 近藤誠さんご逝去・訃報
| 原発をなくす闘いの遺志をついで
| 伊方原発再稼働阻止めざし、今後がんばる
└──── 柳田 真(たんぽぽ舎、再稼働阻止全国ネットワーク)
再稼働阻止全国ネットワーク共同代表の1人でもあり、伊方原発に反対して闘いぬ
かれた近藤誠さん(伊方原発反対八西連絡協議会)が10月15日お亡くなりになりました。
残念です。
この十数年間、共に闘ってきた“想い”を共有し、故人の最大の願いであった伊方原
発再稼働阻止に全力をそそぎます。
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みなさま 本当に悲しいお知らせです。
大野恭子(原発さよなら四国ネットワーク)10/15より
今日、午前2時30分ころ、伊方原発反対八西連絡協議会の近藤誠さんがお亡くなり
になりました。反原発運動の先頭で私たちを導いてくださった近藤さん。
先日、10月11日の第29回伊方集会に、病院の先生の反対を押し切って、体力と気
力を振り絞ってゲート前に来てくださり四国電力の総務課長を前に、素晴らしいメッ
セージを頂いたのが近藤さんの遺言となってしまいました。お別れに来てくださった
としか思えません。
あのあたたかい笑顔にもうお会いすることができないと思うと悲しくて悲しくて、無
念でなりません。
近藤さんを追悼する会を、有志で計画しようということになりました。決定しました
らお知らせいたします。
40年以上に亘る、途切れることのない反原発の過酷な戦いのご生涯を想い感謝の思い
でいっぱいです。
近藤さんのご不在に、途方に暮れ、混乱していますが近藤さんの思いを繋ぐことに力
を尽くしたいと思います。
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┗■4.新聞より3つ
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◆危機感なき「安全神話」再び「避難事故起こらぬ」
川内2号再稼働 「調整システム」形だけ バス運転手の訓練なし
九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)で15日、8月の1号機に続いて、2号
機も再稼働した。県知事などからは「避難するような事故は起きないだろう」との発言
が相次ぐが、重大事故への懸念は拭い切れない。(後略)
(10月16日東京新聞朝刊3面「核心」より抜粋)
◆汚染土 行き場なし 仮置き場にこのままずっと?「3年の約束 国は守って」
山積み 850万立方メートル 中間貯蔵施設 めど立たず
除染計画の再考必要
東京電力福島第一原発事故後、除染作業で出た汚染土など除染廃棄物を一時的に保
管する「仮置き場」が福島県内の各地に設けられた。その利用契約が満期を迎え始めて
いる。地権者との契約期間は「3年」が基本だ。政府が「3年程度」保管した後、中間
貯蔵施設に搬送する約束をしたからだ。しかし、用地買収交渉が難航し、中間貯蔵施設
は建設のめどが立たない。汚染土は行き場を失っている。
(10月16日東京新聞朝刊28,29面「こちら特報部」より抜粋)
◆2号機再稼働“ひな型”は通用しない
九州電力は、川内原発2号機(鹿児島県)を1号機に続いて再稼働させた。住民の
不安や疑問に耳をふさいで、同じタイプの原発の再稼働を急ぐ-。そんなやり方を定着
させるべきではない。
先例に沿うように粛々と、ということなのか。
原子力規制委員会の田中俊一委員長は先月、1号機が営業運転に入るのを前に「ひ
な型ができたので、審査はスムーズに進む」と話していた。
多くの住民の安全を“ひな型”で判断されてはたまらない。
8月、その1号機が再稼働して、約2年に及ぶ日本の原発ゼロに終止符が打たれた
ときと、周囲の状況は変わっていない。
規制委は安全の保証はしていない。しかし、紳士協定に基づいて再稼働に同意を与え
る鹿児島県などは、規制委によって安全性の確保が“確認”されていると言う。
新任の経済産業相は「万が一事故が起きれば、政府の責任は十二分にある」と話した。
しかし、どのように責任を取るかは依然、定かでない。
相変わらずの無責任体制は、もう事故など起きないと、高をくくっているようにも見
える。
福島の教訓は、いったいどこへ消えたのか。
説明不足も同様だ。九電は、多数の住民を対象とする説明会を拒む姿勢を崩さない。
鹿児島県は川内原発の必要性や安全性に関する説明会を来月末に鹿児島市内で開き、
原発から30キロ圏の9市町対象の避難訓練を年末に開催するが、順序は逆だ。
桜島や阿蘇山などの火山活動が活発になり、住民の不安は募る。
新たな不安材料も浮上した。
九電は運転開始時から約30年使っている2号機の蒸気発生器の交換を、3年後に
先送りした。
発電用タービンを回す蒸気をつくりだす重要な機器で、老朽化した配管が破れると、
無論、重大事故につながる恐れがある。
地元紙が4月に県内で実施した世論調査では、再稼働に反対、計画に沿った避難は困
難との回答が、いずれも約6割に上っている。
原発とその周辺環境は、それぞれ違う。周りの声に耳をふさいで、それを“ひな型”
でくくるのは、乱暴だし、危険過ぎないか。
住民の疑問の中に、安全を維持するヒントがある。
多くの不安を置き去りにしたままで、原発再稼働をベルトコンベヤーに乗せてはな
らない。 (10月16日東京新聞社説より)
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