たんぽぽ舎から TMM:No2629
- 2015年 11月 4日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2629】
2015年11月4日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.菅直人元首相と広瀬隆の対談
★2.【速報】
全国相談会150名参加「これから如何に伊方を止めるか」で盛り上がる
伊方原発ゲート前、約90人で抗議行動
「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山」は4000名が参加
伊方原発を止める為に全国から結集
木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
★3.宝永地震で300年の時を超えた新事実 大阪だけで死者21000人
「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその126
島村英紀(地震学者)
★4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
◆11/8津田沼駅リレートーク・周辺デモにご参加ください
津田沼駅北口13時より14時半リレートーク
15時より津田沼周辺デモ
★5.新聞より2つ
◆再稼働とブラック企業 鎌田 慧
(11月3日東京新聞27面「本音のコラム」より)
◆もんじゅ改善「手詰まり」 規制委 機構を聴取 対応批判
(11月3日東京新聞3面より)
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※【フィルター付きベント】も【免震棟】も【コアキャッチャー】も
【十分な避難計画】も【火山対策】もない川内原発、今すぐ止めろ!
11/6(金)首相官邸前抗議-第171回
日 時:11月6日(金)18:30-20:00
主 催:首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
当日の詳細は http://coalitionagainstnukes.jp/ を参照
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※11/12学習会にご参加を!
戦争とメディア特別編 「新聞報道のあり方」その1
侵略戦争に加担した報道~日清・日露からイラクまで~
お 話:山口正紀さん(ジャーナリスト。「人権と報道連絡会」世話人)
日 時:11月12日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
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┗■1.菅直人元首相と広瀬隆の対談
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全国のみなさま・・・広瀬隆です
『2015年11月1日(日)、「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山」に参加
するため愛知県松山市を訪れていた菅直人元首相とノンフィクション作家・広瀬隆氏が
松山市内で対談を行った。』
(動画)Ustream録画(15:34~1時間15分)
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/273102
一昨日(11/1)、松山集会のあと、菅直人さんに、「フクシマ原発事故の真相」を語っ
てもらいました。
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┗■2.【速報】
| 全国相談会150名参加「これから如何に伊方を止めるか」で盛り上がる
| 伊方原発ゲート前、約90人で抗議行動
| 「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会in松山」は4000名が参加
| 伊方原発を止める為に全国から結集
└──── 木村雅英(再稼働阻止全国ネットワーク)
○八幡浜全国相談会
10月31日(土)「再稼働阻止全国ネットワーク」の全国相談会の為に、八幡浜市内
の公民館に、鎌田慧さん・広瀬隆さんや全国からの原発現地の方々計150名が集合して、
「川内原発再稼働の総括とこれから如何に伊方を止めるか」の会議が盛り上がった。
テレビ局の取材も入り、翌日の愛媛新聞や毎日新聞などにもこの様子が報道された。
○ゲート前行動
11月1日(日)午前は、バスで伊方原発ゲート前に行って約90人でゲート前抗議行
動、要請書を読み上げて四電に提出した。四電の発電所員は、要請書は必ず社長に提出
する、安全には注意すると答えたが、参加者は誰ひとり納得しなかった。
○松山集会
同日午後は松山に戻って城山公園で集会とデモ。参加は約4000人、軽快だが中身
が重いおしどりマコ・けんの司会。
菅野みずえさんの「原発事故は何もかも奪う。私たちは国と東電によるDV被害者
だ。」の叫びで胸を打たれた。
広瀬隆さん、鎌田慧さん、菅直人さんらのアピールも説得力があった。
再稼働阻止全国ネットワークからも、全国の原発立地から1分スピーチし、柳田
共同代表からのアピールでは、呼びかけ及び現地ののぼり旗で舞台を彩った。
デモは、半分は歩道を歩き、半分は車道。歩道部分では2列を強要されることもあ
った。愛媛県庁前では、「知事は同意を撤回せよ!」と強くアピールした。
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┗■3.宝永地震で300年の時を超えた新事実 大阪だけで死者21000人
| 「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」コラムその126
└──── 島村英紀(地震学者)
10月28日は宝永(ほうえい)地震(1707年)が起きた日だ。
この地震は恐れられている南海トラフ地震の「先祖」の超巨大地震だった。
300年も前の地震だったのに、ごく最近も発見があった。大阪だけで21000人もが犠
牲になったというのだ。いままでは全国での死者数が2万人以上と考えられていたので、
全体で倍になる数字である。
当時、大阪は天下の台所と呼ばれ栄えていた。当時人口約35万人あったが、死亡率
6%というのは大変な数字だ。日本の地震史でも例が少ない高い数字である。
宝永地震は学問的に研究途上で学説は定まらないことが多く、新しい説が次々に出て
きている。
地震計のない時代だったから、震源の位置や広がりが正確にわかっているわけではな
い たとえば震源が駿河湾に入っていたかどうか、つまり以前から発生が懸念されてい
る東海地震の領域も含んでいたかどうかは学説が分かれている。恐れられている南海ト
ラフ地震への対策のためにも、震源の特定は重要なことだ。
南海トラフ地震には、分かっているだけで13回の「先祖」があった。分かってきた
ことは、その先祖には大きさも震源の広がりも、いろいろあったことだ。
最後に起きた東南海地震(1944年)と南海地震(1946年)は大きな被害を生んだも
のの、地震としては明らかに小さめのものだった。
その前は1854年に32時間おいて起きた安政東海地震と安政南海地震。1940年代の地
震より大きかったが、宝永地震よりは小さかった。
宝永地震の約200年前の1498年に起きた明応(めいおう)地震も、いまの三重県に
あった大きな港町がすべて消えてしまったほどのとてつもない大津波を生んだ。以後
200年間も人が住めなかったほどだ。
宝永地震は潰れた家が6万軒以上、津波で流出した家が3万軒にのぼった。いままで
死者は全国で2万人以上とされていたが、大阪で新史料が見つかったので倍になった。
地震による震害は東海、近畿、中部、四国、信濃(いまの長野県)、甲斐(いまの山梨
県)の国々で甚大で、さらには北陸、山陽、山陰、九州にも及んだ。
また津波は関東から九州までの太平洋沿岸や瀬戸内海を襲って甚大な被害を生んだ。
津波は八丈島も襲って被害を生んだ。
津波の被害が一番多かったのは高知沿岸や紀伊半島や伊豆半島西岸だった.。震源か
ら離れた伊豆半島の東岸にある伊豆下田でも912戸のうち9割以上が流失した。
また、地震の翌朝には静岡から山梨に被害が出た誘発地震も起こした。そして49日
後には富士山が噴火した。現代に至るまでの最後の噴火で、富士山の三大噴火のひとつ
だ。
最近の学説では約200年ごとに大きな地震が起きるのではないかと言われている。宝
永地震はもっとも大きなものだった。
さて、今度来る南海トラフ地震はどうだろう。近年のものより大きくて2011年の東
日本大震災(東北地方太平洋沖地震)なみの影響を及ぼす大地震かもしれないのだ。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より10月30日の記事)
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┗■4.メルマガ読者からイベント案内(問い合わせは主催者へお願いします)
└────
◆11/8津田沼駅リレートーク・周辺デモにご参加ください
日 時:11月8日(日)津田沼駅北口 13時より14時半リレートーク
15時より津田沼周辺デモ
安保法制廃止!「戦争する国」絶対反対! PAC-3ミサイル撤去!
辺野古埋立中止!
原発再稼働反対! 木更津にオスプレイ来るな!
民主主義も立憲主義も踏みにじる安倍政権にNO!
多額な軍事予算、武器や原発の輸出は許さない!
沖縄の民意を無視し、貴重な自然を破壊する辺野古埋立絶対反対!
主権者は私達だ!
主 催:パトリオットミサイルはいらない!習志野基地行動実行委員会
船橋・憲法を生かす会
連絡先:090-3509-8732
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┗■5.新聞より2つ
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◆再稼働とブラック企業 鎌田 慧
松山市の城山公園で、「STOP伊方原発再稼働!11・1全国集会」が開かれたの
で参加した。わたしはまだ原発が姿を現す前、1970年代のはじめに、愛媛県伊方町で
お会いした井田與之平さんのことを話した。
旧地主であり、村長だった方で、80歳を超えて一人暮らしだった。2階建ての広
壮なお宅は荒れ放題で、畳は薄汚れて寒々としていた。井田さんは奥座敷のちいさなこ
たつに端座していた。
用地買収に反対していた井田さんの留守にやってきた四国電力の社員が「売却しなか
ったら、土地収用法で安く取られてしまう」と妻のキクノさんをだましてハンを突かせ
た。それを悔やんで、彼女はいのちを断った。
「絶対安全と土地をとられ、いのちを奪われ、いのちを奪われないでも、心に深い
傷をうけたものは誰が償ってくれるでありましょうか」
わたしは伊方原発を「金権力発電所」と書いたが、それは伊方のことばかりではな
い。原発はウソと策略とで、貧しい地域に侵攻してきた。
9月の中間決算で、東京電力は3651億円の経常利益。原発が稼働していなくても
各社とも黒字。「経営の安定のためには再稼働は必要だ」と東電社長。消費者のためで
も日本経済のためでもない。会社の安定のために、人間のいのちと健康を犠牲にする。
これってブラック企業でしょう。(ルポライター)
(11月3日東京新聞27面「本音のコラム」より)
◆もんじゅ改善「手詰まり」 規制委 機構を聴取 対応批判
高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の点検漏れ問題で、原子力規制委員会は
2日、運営する日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長から安全管理体制の改善状況
を聴いた。児玉氏が「(完了まで)もう少しだ」と進展を強調したのに対し、規制委側
からはリスクの高いもんじゅの担い手としての資質を疑う声が相次いだ。
この日の臨時会で児玉氏は、来春をめどに組織的な問題点を洗い出し、職員の教育に
注力することを説明し、「引き続きもんじゅの運営を担っていきたい」と訴えた。
これに対し、規制委の委員からは「手詰まりと聞こえる。ナトリウム漏れ事故を受け
た1996年の改革以降、ずっと改善の機会はあったが、違反を繰り返している」(更田豊
志-ふけたとよし-委員)などの批判が出た。
田中俊一委員長からも「(点検などは)検査があるからやる、というものでない。非
常に心もとない」と、機構にはもんじゅの運営を任せられないとの発言があった。
規制委は4日にあらためて議論し、もんじゅを機構から切り離し、新たな組織に移管
することなどを、所管する文部科学省に勧告する可能性が高い。
(11月3日東京新聞3面より)
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