テント日誌2月7日…街宣車も様々
- 2016年 2月 8日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1611日
街宣車も様々なのだけれど…
今朝早くテントは無事、でも外務省前の警備が物々しく右翼の襲来を心配すると言う連絡が入った。
今日は北方領土の日、毎年のことだからいつものように冷静に対処してと返信して家を出た。
10時頃テントに着いたら大音響の右翼の街宣車、いつも寄ってくださるサイクリングの方達も驚いていた。通る右翼もいろいろで日本愛国党などはきちんとしたアピールをしてテントには目もくれないで走り去っていく。
それに引き換えチンピラ右翼でしょうか(?)お前ら原発で食っているんだろう!原発がなくなったら困るんじゃないのか?
そんなところに座ってねえいで福島へ行って汚染水止めて来い!などなど的外れな罵声を上げていく。数台テントに押し寄せかかった車もあったが機動隊などの制止であきらめて去って行った。
北方領土の日というのは昭和56年に出来たらしいですね。
以下のアドレスにありました。
無知ゆえ、安倍が出席しての集会があったことは知りませんでした。
http://www8.cao.go.jp/hoppo/henkan/pdf/ryoudonohi.pdf
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg11261.html
今朝の新聞政府広報に“2月7日”は「北方領土の日」
『北方四島は、一度も外国の領土になっていない我が国固有の領土です。
戦後に法的根拠なく占領されて71年。返還を求める全国各地の行事に参加してみませんか。』と有ったのはびっくりでした。
確かサンフランシスコ条約には
千島列島
<https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8D%83%E5%B3%B6%E5%88%97%E5%B3%B6>・南樺太 <https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%BA%E5%A4%AA>の権利、権原及び請求権の放棄(第2条(c))
と書かれていたはずですけれど…
もともと住んでいたアイヌを追い出し琉球処分で沖縄を手に入れたこと忘れてはいけませんよね。
さて今日のテントは心配して下さる泊まり開けの人や緊急メールで来てくださった方達がいて賑やかでした。
3時過ぎタクシーの運転手さんがチラシを取りに来てくれた。
福島白河出身とのこと、原発事故後のことや沖縄のことなど居合わせたヨーカンさんなどといろいろ話して帰られた。
今日もM子さんはお弁当持参でやってきた。
毎日欠かさず来て下さる熱意は驚きです。
3時過ぎ太陽が去って寒さが増したのでTさんと私はテントを後にした。
(I・K)
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雀の糞より核のゴミ
私は、テントを心配しながらも、昼には地元で、1人で「戦争法制」反対署名集めをした、45分ぐらいで8筆。
王子での「Made in Japanの武器はいらない」(武器輸出反対ネットワーク)は会場一杯の人で、多数の立ち見が出るほど。あぶれて全部は聞けなかったが、次の古賀茂明さんの話が印象に残っている。
~売れていなかったフランスの「ラファール爆撃機」が、中東から昨年急に注文が殺到し、「ダッソー社とその下請けまで含めて3000人の雇用が創出され、工場は5年間フル操業だ」と手放しで喜んでいる報道だ。企業のトップから下請け労働者まで「死の商人」と化している。~
結局は「人の命よりも自分の金」を優先させる人が多数いることが問題なのではないか。
夜のテントもにぎやかで、話題も世界中を駆け巡り、日本では関西と関東の食の差も論じ合った。発酵食品である味噌は酵素が壊れるので煮てはいけない説。野党共闘が進まない選挙情勢に落胆の声。テントに来ていたあの人はどうしている?談義、時には再びお顔をだしていただきたいね、と。
きっかり22時15分に、国会正門前平和通信を持った男性5人がテントに到着。昨年9月19日から毎夜正門前で抗議行動をしている方々には頭が下がる。今回の通信にはRさんの川柳デモの写真が掲げられている。
月曜の朝、経産省本館前でチラシ配り。経産省は大嘘つきだと声を上げて配っていると、すぐに経産省の職員が来てチラシをくれという、大臣官房秘書室の人に一枚だけ提供。通行人が私に抗議してきた、「テントで鳥に餌をやっているだろう、糞が汚いからやめろ。」「公園だって禁止している、君たちは独善的だ!」。私は「雀の糞より、核のゴミでしょう、どちらが迷惑ですか?」と反論した。
(K・M)
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夕方通った一台はちょっと面白かった テントの風景から
はじめ車は大声でののしりながら文科省の方から走って来て、交差点を右折、悪口雑言をまき散らしながら日比谷公園方面へ。機動隊も現れて、外務省側はもちろん、交差点のこちら側でも警備を始めました。しかし街宣はPAの接触不良がひどくて音が切れ切れで、何を言っているのか聞き取れないほど。テント内にいたSさんが、「あれは何語でしゃべっているんですか」と質問したほどでした。
車はカモメひろばのところでUターンして戻ってきましたが、今度はマイクを変えたらしく、接触不良がなくなりました。話者も交代していました。なかなか上手な話し手で、「日本の経済は原発でもっているのです。原発をやめてどうやって日本をささえていこうというのですか」「あなた方はこんなテントで座り込みなどしているが、そんなことで世の中を変えられると思っているのですか、もっといい方法を考えたらどうですか」などと言いながら、ゆっくりとテント前を通り、交差点を渡ったところで停車して、かなり長い間スピーチしていました。
しかし、話しているうちに、だんだんトーンが落ちていき、最初の原発推進アジ演説調から自嘲的な(?)独り言のようになっていき、「世の中を変えるにはどうしたらいいのか…しょせん日本人は、原発を続けるしかない…」みたいなことをため息まじりに?しゃべって、スピーチをやめ、車は去っていきました。
あれはなんだったのかな?街宣車の外装のけばけばしさとは裏腹なあの台詞。内心の吐露? 1対1で話したら、面白い相手だったのかもしれないと思いました。(H・Y)
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週金曜日は5時から経産省前抗議行動(テントひろば主催)
官邸前抗議行動(6時毎30分から)もあり
福島原発控訴団からのお知らせ
◆2.9「原発事故の責任を考える学習会」開催!◆
福島原発事故の責任を問う刑事裁判が開かれます。
大津波を試算していながら、なぜ対策は行われなかったのか。
東電と経産省と福島県の間で、どのような力が働いていたのか。
真実を闇に葬ってはなりません。
2016年2月9日(火)
13:30~16:00(通行証は13:00より配布)
参議院議員会館 講堂
講師:鎮目宰司さん(共同通信科学部記者)
主催:原子力資料情報室/福島原発告訴団/もっかい事故調
参加無料
問い合わせ:福島原発告訴団
【同日開催】告訴団検察審査会前行動
2月9日 12:00~12:45 東京地裁前
福島からバスが出ます!
行 福島駅西口発7:10~ 郡山教組会館発8:10
帰 参議院議員会館前発16:30
*乗車場所・ご連絡先をお知
料金は1500円です。
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