たんぽぽ舎から TMM:No2762
- 2016年 4月 20日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2762】
2016年4月20日(水)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
━━━━━━━
★1.菅官房長官の「震度7強」発言と
熊本・大分地震報道に見る中央構造線の取扱いについて
今井孝司(地震がよくわかる会)
★2.熊本大地震に関するデマについて
昨年8月まで川内原発は動いていなかった
それでも九州全土の電源が確保されていた 広瀬 隆
★3.「地震と原発」について、原稿募集
地震と原発事故情報編集部
★4.“4月26日チェルノブイリ30年と福島5年”にあたって
私が思うこと 「その1」
チェルノブイリ原発事故が原因だと世界的に認識されている
甲状腺がんについて日本ではまだ嘘がまかり通っている!
冨塚元夫 (たんぽぽ舎ボランティア)
★5.新聞より2つ
◆福島事故を忘れない 鎌田 慧
(4月19日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
◆余震続く被災地ルポ「まさか熊本で地震」「水害は想定…揺れの備え薄く」
確率8%でも安心禁物 横浜78% 東京46%
読めぬ発生「原発動かせる国か」
(4月19日東京新聞朝刊28,29面「こちら特報部」より抜粋)
━━━━━━━
・脱原発川柳【退廃の 極みの果ての 再稼働】 乱 鬼龍 (転載自由)
━━━━━━━
※4/28学習会「福島連続講座第5回」にご参加を!
原発核事故の向こうに見えること-会津放射能情報センターの活動から
お 話:片岡輝美さん(会津放射線情報センター代表、
放射能から子どもの命を守る会・会津代表)
日 時:4月28日(木)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円
━━━━━━━
※訂正1つあります。木原壯林氏より
4月19日発信【TMM:No2761】
★1.大地震でも原発を止めない九電、規制委、政府を許してはならない
正:4月26日(火)滋賀県北部の高島市でアメーバデモ
誤:4月26日(木)滋賀県北部の高島市でアメーバデモ
お詫びして訂正いたします。
━━━━━━━
┏┓
┗■1.菅官房長官の「震度7強」発言と
| 熊本・大分地震報道に見る中央構造線の取扱いについて
└──── 今井孝司(地震がよくわかる会)
○今回の地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。
○「地震がよくわかる会」では、今回の熊本・大分地震の新聞記事等を特集として29件、当会HP( http://jishinga.com/ )にアップしましたので(当会HPから「熊本・大分地震」もしくは直に
http://jishinga.com/tokushuu/kumamoto/main.html をご参考になさって下さい。
○今回の地震で個人的に驚いたのは、震度7の地震を受けて、4月14日の記者会見内での菅義偉官房長官の「震度7強」発言
( https://www.youtube.com/watch?v=BSqUVzxHRvE )です。
さらに驚いたのは、周りの記者達が訂正を要求するでもなく、記者会見を終了してしまったことです。
テレビ局によっては、訂正のテロップを入れないまま再放送したところもあったようです。
地震の基礎知識はまだまだ普及していないのだと、実感させられました。(注)
○今回の地震は中央構造線上の地震であるとも解釈できます。
そして、中央構造線の西端には川内原発、中間には伊方原発がある。
日本最大級の活断層上にある原発。本来建設してはならない場所です。
以下に中央構造線に関連付けた記事等を紹介します(記事は当会HPの特集「熊本・大分地震」からもたどれます)。
地震と原発問題の理解を深める一助となれば幸いです。
なお、【記事番号×××】は当会HP内でのID番号です。
・【記事51400】専門家が警鐘「南海トラフ、首都直下地震を刺激」熊本震度7
余震120回超(夕刊フジ2016年4月16日)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20160416/dms1604161000004-n3.htm
・【記事51460】震度7級「大分でも」断層、中央構造線の延長
(大分合同新聞2016年4月16日)
https://www.oita-press.co.jp/1010000000/2016/04/16/002835116
・【記事51520】気象庁 地震活動の範囲 南西側に広がる
(NHKニュースWEB2016年4月17日)
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160417/k10010484531000.html?utm_int=all_side_ranking-access_004
・【記事51540】地震連鎖、南西にも 日奈久、布田川断層の延長上
(西日本新聞2016年4月17日)
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/national/article/239071
・【記事51560】社説 熊本の被害拡大 容赦なき大自然の脅威
(毎日新聞2016年4月17日)
http://mainichi.jp/articles/20160417/ddm/005/070/054000c
・【記事51640】熊本地震 2つの断層が連動 揺れの回数は過去最多
(東京新聞2016年4月18日)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201604/CK2016041802000124.html
※(注)事故情報編集部より
・気象庁震度階級では、地震の震度は10段階。
震度7が最大で、「震度7強」はない。
0 1 2 3 4 5弱 5強 6弱 6強 7
┏┓
┗■2.熊本大地震に関するデマについて
| 昨年8月まで川内原発は動いていなかった
| それでも九州全土の電源が確保されていた
└──── 広瀬 隆
「川内原発を止めると、原発が大事故を起こす」だとか、「熊本県の被災地が停電になって被災者が苦しむ」といった悪質なデマがインターネット上に流されていますが、トンデモナイ話です。
昨日(4月18日)から、私に同様の問い合わせがきていますが、まずこのようなことを言っているのが、九州電力なのか、それともシロウトなのかを確認してください。
川内原発を止めれば熊本の復旧に支障が出たり、遅れるという、そんな馬鹿げた話はあり得ないことです。
昨年8月まで川内原発は動いていなかったのですよ。それでも九州全土の電源が確保されていたではないですか。
九州電力の電力網は、添付ファイル(注)をご覧ください。
22万ボルト送電線を活用して送電できなければ、九州電力は原発を運転する電力会社の資格がない、ということになります。この地図にない11万ボルトと、6万ボルトの送電網もあるので、まったく問題ありません。
中国地方(中国電力)から九州に556万kWも送ることができるように関門海峡の電力ケーブルもあります。
九州電力に確認したところ、私の言う通り、「問題ない」とのことでした。
※(注)事故情報編集部より
添付はしていません。
┏┓
┗■3.「地震と原発」について、原稿募集
└──── 地震と原発事故情報編集部
連続して起きている熊本大地震で「原発は大丈夫か?心配だ」の声が多く起きています。
せめて、「地震が収まるまでは原発を止めてほしい」と思いますが、政府と原子力規制委員会は拒否しています。
こうした事態の中で、皆さんの感じたこと、思っていること、今後のことなど、自由に書いて送って下さい。
たんぽぽ舎メールマガジン6000人の読者の方に知らせて議論を起こそう。
今後のためにも。
記
1.テーマ:「地震と原発」……私の感じたこと、思っていること。など
2.文字数:400から800文字
3.送り先:地震と原発事故情報編集部 「 nonukes@tanpoposya.net 」
※投稿数が多い場合、掲載については編集部にご一任下さい。
┏┓
┗■4.“4月26日チェルノブイリ30年と福島5年”にあたって
| 私が思うこと 「その1」
| チェルノブイリ原発事故が原因だと世界的に認識されている
| 甲状腺がんについて日本ではまだ嘘がまかり通っている!
└──── 冨塚元夫 (たんぽぽ舎ボランティア)
福島の子ども166人に甲状腺癌(強い疑い含む)が発症していることについて、いよいよ由々しき事態になりつつあるという強い危機感を感じています。
福島県民健康調査の委員たちは「原発事故の放射能の影響は考えにくい」などといまだ無責任な虚構をつくろっています。
考えにくい理由を4つ上げていますが、先日3月11日に放送されたテレビ朝日の報道ステーションでは、べラルーシの国立甲状腺センターなどを訪問した番組スタッフがこの嘘をすべて暴露しました。
特に高村昇長崎大教授などが論拠としている、「チェルノブイリでは5歳以下の子どもに多数の甲状腺がんが発生しているが、福島では1人も出ていない」という嘘です。
実は、チェルノブイリでも5歳以下の子どもに甲状腺がんが発症したのは事故後7年から8年たってからでした。この事実はサンデー毎日(3月27日号)でロシア政府報告書から読み解く日野行介さんの記事にも出ています。ロシアでも事故当時5歳以下の子供の甲状腺がんが急増したのは10年後くらいからです。
チェルノブイリ3国ではすでに7000人の子どもが甲状腺がんになっています。 日本でもこのままではそのような事態が危惧されます。
政府・福島県のやっていることはこうした事態を防ぐ政策ではなく、逆に事態を悪化させることです。
市民のもっともっと大きな声で政策の大転換をさせなくてはなりません。
また、高村昇長崎大学教授含む福島県民健康調査委員たち犯罪者は数年後に告発するために忘備録に入れる必要があります。
┏┓
┗■5.新聞より2つ
└────
◆福島事故を忘れない 鎌田 慧
平然と、というか、常識に逆らってというか、九州のひとたちが「前震」「本震」「余震」の襲来に生活を破壊され、恐怖に夜も眠れずにいるのに、九州電力は「川内原発異常なし」と豪語して運転しつづけている。まるで日本を破滅させた旧軍部の無責任。蛮勇だ。
「熊本連続大地震」は、地震予知の専門家が「経験則から外れている」というほどの「想定外」である。地下での活動が強まって地震が誘発されている、との説もある。
日本には未知の地震帯がまだ多くあるといわれている。神ならぬ身の菅義偉官房長官、「現状において停止する必要がない」とのご託宣を下した。住民の安全を本気で心配するなら、地震が収まるまで、止めて様子をみよう、とする愚直さが必要でしょう。
川内原発の再稼働は、事故時の避難計画が机上の空論でしかない。事故対策を指揮する「免震重要棟」もない。それでも規制委員会が許可したいわく付きの原発である。
このような蛮行が許されているのは、だれも福島原発事故の責任をとっていないからだ。住民の再稼働差し止め仮処分申請を認めなかった福岡高裁は、危険性の「社会通念」を基準とする、という。それなら危機意識はちまたに満ちている。
わたしたちは「異常があってからでは遅い」として、川内原発即時停止を求める要請書を九電にだした。 (ルポライター)
(4月19日東京新聞朝刊29面「本音のコラム」より)
◆余震続く被災地ルポ「まさか熊本で地震」「水害は想定…揺れの備え薄く」
確率8%でも安心禁物 横浜78% 東京46%
読めぬ発生「原発動かせる国か」
「震度7」の前震に襲われてから5日目。熊本県では今も強い余震が続き、被災者たちが終わりの見えない不安に耐えている。地震の少ない熊本だけに、人生初めての巨大地震体験という被災者も多い。政府の「全国地震動予測地図」でも熊本は8%。横浜の78%や千葉の73%と比べると、格段に低くみえる。専門家は「地震が起こらないという意味ではない。安心しないでほしい」とあらためて警告している。(後略)
(4月19日東京新聞朝刊28,29面「こちら特報部」より抜粋)
──────────
☆ひきつづき、たんぽぽ舎の活動・日刊メルマガ=「地震と原発事故情報」
へのカンパを受け付けていますので、よろしくお願い致します。
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
【編集部より】
メルマガ読者からの集会・デモ・講演会のお知らせ、その他投稿歓迎。
※「川柳・俳句」についても投稿歓迎です。
掲載については編集部の判断とさせて下さい。
1.「集会・デモ・講演会等のお知らせ」に関しては、平等に掲載するため
日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
以内でお送り下さい。件名に「イベント案内掲載希望」と明記して下さい。
2.集会や行動の参加報告等に関しては600文字以内で、タイトル(見出し)及
び本文をお送り下さい。件名に「メルマガ掲載希望」と明記して下さい。
送付先は「 nonukes@tanpoposya.net 」です。
なお、お送り頂いた投稿は集会・デモ・講演会のお知らせを含めて紙面の
都合上すべてを掲載できない場合があります。
たんぽぽ舎の会員からの掲載希望を優先させていただく場合もあります。
予めご了承ください。
──────────
◆このメールマガジンのバックナンバーは、ホームページの「メルマガ:
地震と原発情報」をご参照下さい。
◆メールマガジンをお送りします
たんぽぽ舎では、「地震と原発事故情報」(メールマガジン)を
発信しています。
ご希望の方は、件名を「メルマガ受信希望」としてご自身のEメールアド
レスからご氏名とともにたんぽぽ舎あてにメールを送ってください。
違うアドレスから「このアドレスに送って」ということは間違いの元と
なりますのでやめて下さい。登録できしだい発信致します。
たんぽぽ舎のメールアドレス: nonukes@tanpoposya.net
◆携帯電話への送信は、容量が多いためか全文表示できない例があります。
──────────
たんぽぽ舎は、月曜~土曜13:00~20:00オープン、日曜・休日はお休みです。
〒101-0061 東京都千代田区神田三崎町2-6-2ダイナミックビル5F
TEL 03-3238-9035 FAX 03-3238-0797
新HP http://www.tanpoposya.com/
郵便振込 加入者名 たんぽぽ舎 口座番号 00180-1-403856
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。