街宣時の拡声器の向け方
- 2016年 6月 23日
- 交流の広場
- 太田光征
街宣時の拡声器の向け方にも工夫のしようがあると気づきました。
私は普段、なるべく駅ホームやバスターミナルなど、立ち止まっている方の多い場所でそうした方に向けて訴えるようにしています。松戸駅であれば西口です。この場合、向け方はほぼ決まってしまいます。
向け方が重要なのは、それ以外の場所。多くの方は、駅改札付近の人通りの多いところ、松戸駅でいえば東口のペデストリアンデッキで街宣しますが、目の前の通行人の動線と直交する形で、通行人が歩いてこない先へ拡声器を向けます。その結果、通行人が訴えを聞く時間はごくわずかで、地上からペデストリアンデッキに向かう場合は、松戸駅東口であれば階段の下、演説者と20メートルかそこらまで近づかないと音が聞こえません。まとまりのある言葉がほとんど届かない。演説の「サビ」に遭遇する確率は限りなくゼロに近い。
そうではなく、動線に沿って拡声器を向ける。松戸駅東口でいえば、線路に沿って市役所方向に、ビルとビルの壁に挟まれた道路、日高屋と庄屋の間の道路があり、これが駅に出入りする人の動線になっています。音もよく通るはずです。ですから拡声器はこの動線に沿って向けます。歩きながら聞いてもらえる時間は各段に延びるはずです。この位置であれば新京成線のホームにも若干、エレベーターとコンビニの間を通して、音が届くはずです。
今朝はこれを試してみました。
昨日の松戸駅西口では中高生くらいの女子グループから、本日の松戸駅東口では仲間のおじさんから手を振られた。
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。