『小沢問題』とは何なのか?―岩上安身氏による郷原信郎氏へのインタビューを見て
- 2011年 2月 11日
- 交流の広場
- 『小沢問題』安東次郎岩上安身郷原信郎
「小沢は水谷建設からの闇献金を受け取った」というのが、『小沢の犯罪』の中身であるはずだったが、(検審議決をうけての)1月31日の起訴の内容では、『期ズレ』だけが「罪状」となっている。この罪状で、大騒ぎをするのなら、多くの国会議員が大騒ぎされてもおかしくない。しかも「土地2筆を取得した・・・16年10月29日」は仮登記の日だから、この時点で報告しなかったことをもって起訴するのは、「政治資金規正法の趣旨・運用からいってもおかしい」という意見も少なくない。
2月7日の公判では、石川知裕議員への聴取の内容が(秘密の録音によって)明らかになり、ここでも特捜検察の取り調べの実態が明らかになっている。
岩上安身氏(独立系ジャーナリスト)は、この問題を中心に郷原信郎氏(元特捜検事)にインタビューを行っているが、その内容は大変興味深いので、ぜひご覧になっていただきたい。
http://iwakamiyasumi.com/archives/6563
いま「大相撲」の「八百長」が問題になっているが、「八百長」にかんしていえば、検察や官僚、ジャーナリズムのほうがはるかに深刻だ。彼らが―さらには右から左までの日本の「体制派」が―どのように汚染され、腐敗しているか、『オザワ問題』で明らかになったのは、むしろそうした「問題」ではないか。
「戦後日本」という巨大な「八百長」の『胴元』は誰か?
そろそろ「気がつかない」ふりは止めるときではないか。
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