次期NHK会長選への賛同署名に添えられたメッセージより(3)
- 2016年 8月 23日
- 時代をみる
- 醍醐聡
2016年8月23日
全国の19のNHK視聴者団体は目下、連名で、「次期NHK会長選考にあたり、籾井現会長の再任に絶対反対し、推薦・公募制の採用を求める」署名運動を始めた。 署名は用紙による集約とネット署名による集約を行っている。第一次集約は9月10日。皆様の賛同と呼びかけの拡散にご協力をいただけるとありがたい。
用紙による署名:署名用紙は次をダウンロ-ド
http://bit.ly/2aVfpfH
ネット署名:署名の入力フォームは次をダウンロード
https://goo.gl/forms/G43HP83SSgPIcFyO2
ネット署名にはたくさんのメッセージが添えられている。そのすべてを、個人情報を伏せた上で、
https://goo.gl/GWGnYc
に掲載している。直接、ご覧いただきたくのが一番であるが、そのなかから、いくつかを紹介しておきたい(3回目)。
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「史上最悪の安倍首相と最低の籾井会長に迎合する番組ばかり見せつけられて、ほんとうにうんざりしている。そういう仕事ばかりしなければならない現場も気の毒だが、取材現場を直視すれば、視聴者を裏切ることはないと信じて、仕事をしてほしい。それを妨害する者とは断固闘え。私たちが応援する。」
(東京都/元NHKプロデュ-サー)
「私の両親はNHK職員でした。父は戦争中、心ならずも戦意高揚の番組に関わらざるを得ませんでした。一度は番組サボタージュという形でささやかな抵抗を試みましたが、それを公にすることさえできなかったと後に知りました。
そんな時代を二度と繰り返してはなりません。今も、心ならずも『大本営発表』のようなニュースや報道番組に関わり、苦しんでいる報道人も少なくないと思います。籾井のような現政権の使い走りが最高責任者であり続けるのは、報道機関として自殺行為です。権力から独立した、真の公共放送として再生するため、NHK会長は国民からの推薦・公募制にすることを強く求めます。」
(東京都)
「『不偏不党』を実行していない現会長の辞任を強く強く求めます。戦中にあった報道の自主規制にも似た有様と、『皆様のNHK』と言いつつ官邸ばかり見ている不公正な番組作りに憤怒の思いでいっぱいです。視聴者を洗脳していくつもりなのか。視聴者として捨て置けない。受信料は不当な搾取でしかありません。
そうなったのも現会長が就任したからだと考えます。一刻も早く辞任してしかるべきです。正しい民主的な公共放送を求めます。」
(栃木県)
「愛するこの国の衰亡と滅亡を阻止すべく、この署名運動に賛同し署名します。一例 オリンピックの意義5つ。国辱です。国家の品格をここまで貶めるとは!子ども達の教育に最悪、未だにNHKは最高と信じているお年寄りたちにもたらす影響も多大です。NHKさん、素晴らしい番組もたくさんあります。FMにはお世話になってます。日本の文化度をUPして、もちろん政治文化も、子ども達がスクスク育ち若者は希望を胸にお年寄りは安心して暮らせる、そんな日本を作っていきましょう!」
(北海道十勝市)
(醍醐注)
文中の「オリンピックの意義5つ」というのは8月21日のNHK「おはよう日本」で刈谷富士雄・解説委員が「リオ五輪 成果と課題」というタイトルでリオ五輪をふり返った解説をした際に、「五輪開催5つのメリット」というパネルで次のようなメリットを挙げたことを指したものと思われる。
「籾井の再選絶対反対。質の悪い報道界は世界に日本の恥を発信し続けている。日本のジャーナリズムよ民主主義と平和のために蘇れ!受信料不払いと、アベの顔が放映される瞬間チャンネルを変え、瞬間視聴率の低下で意思表示をしよう!!!」
(埼玉県)
初出;醍醐聡のブログより許可を得て転載
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔eye3610:160823〕
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