たんぽぽ舎から TMM:No2879
- 2016年 9月 10日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎
たんぽぽ舎です。【TMM:No2879】
2016年9月10日(土)地震と原発事故情報-4つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.9・30JCO臨界事故を忘れない!教訓は活かされなかった!
17年目の追悼と抗議 9月30日(金) 朝10時から11時
経産省別館前で集会 ご参加下さい たんぽぽ舎
★2.脱原発の社会を実現するために「脱原発とりごえ勝手連」を
改組して「脱原発市民勝手連」に変更 9月1日から新たなスタート
ゆるやかなネットワークとして情報交換ほか
水尾寛己(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.「中世以来」イタリア中部地震の警告
直下型は長い時を置いて起きる場合も」
「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」その165
島村英紀(地震学者)
★4.新聞・ニュースより
◆再稼働…このまま死ねない【金曜日の声 官邸前】
(9月10日東京新聞29面より)
◆ 「うそ信じた自分を恥じた」脱原発に転じた小泉純一郎元首相
安倍晋三首相は福島第一原発の汚染水について「アンダーコントロール(コン
トロール下にある)」と発言したが、小泉氏は「これはうそ」とばっさり
(THE PAGE 9月8日(木)配信より)
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・脱原発川柳【人類を 地球を敵に 再稼働】 乱 鬼龍 (転載自由)
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※9/11(日)「経産省前テントひろば」設立5周年
『脱原発9・11怒りのフェスティバル』にご参加を!
日時:9月11日(日)15時より19時 かんしょ踊り、スピーチ、経産省包囲
ヒューマンチェーンなど
場所:経済産業省周囲一帯 主催:「経産省前テントひろば」
▲当日の集会とヒューマンチェーン(人間の鎖)の成功をめざして、たんぽぽ舎も全
力で参加します。「経産省前テントひろば」撤去に抗議する意志表示の場として皆さ
ん、できるだけご参加ください。
たんぽぽ舎の目印は黄色ののぼり旗です。
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※9/12(月)学習会にご参加を!
日本はなぜ脱原発できないのか 安倍政権(経産内閣)の原子力政策-そのウラを読
む
お 話:小森敦司さん(朝日新聞記者)
日 時:9月12日(月)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F) 参加費:800円
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┗■1.9・30JCO臨界事故を忘れない!教訓は活かされなかった!
| 17年目の追悼と抗議 9月30日(金) 朝10時から11時
| 経産省別館前で集会 ご参加下さい
└──── たんぽぽ舎
9・30JCO臨界事故を忘れない! 教訓は活かされなかった!
1999年9月30日午前10時35分ごろ、茨城県東海村にある「核燃料加工施設=JC
O・東海事業所」で臨界事故が発生しました。高速炉「常陽」に使用する濃度の高い
《原発の4~5倍の濃度》ウラン燃料を混ぜているときでした。
この事故で作業に当たっていた3名のうち、大内久さん、篠原理人さんの2名が大
量の中性子線等を浴びて亡くなりました(1名は重傷)。また、東海村の住民の方をは
じめとする多くの人が被曝しました。
政府と原子力ムラは、この事故をきちんと検証せず、被曝に対する対策もおざなり
にして、原子力推進政策を強引に続けました。
このことが、2011年、東京電力福島第一原発が大事故を起こしたとき、必要以上に
住民や生きとし生けるものたちを過酷な状態に追い込みました。
フクシマ事故の収束も、汚染水対策もできていないまま、休止している原発を強引
に次々再稼働しようとする政府の方針は許せません。
2000年の1周忌から16年間、9月30日に追悼と抗議をしてきました。
今年は17年目に当たります。
絶対に「風化させない」!
☆朝の集会です
日 時:2016年9月30日(金)10:00~11:00
場 所:経済産業省別館前(飯野ビル側:経産省前テントの反対側)
内 容:経過説明
抗議行動 アピール
黙祷(事故発生の10:35~)
献花―白菊の花を用意しています。
(実費200円の負担をお願いします) ※喪章をお持ちください。
呼びかけ:たんぽぽ舎 03-3238-9035
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┗■2.脱原発の社会を実現するために「脱原発とりごえ勝手連」を
| 改組して「脱原発市民勝手連」に変更 9月1日から新たなスタート
| ゆるやかなネットワークとして情報交換ほか
└──── 水尾寛己(たんぽぽ舎ボランティア)
8月12日に都内のいくつもの勝手連が集まって、都知事選の総括を行い、遠くない
時期の選挙戦をにらんで、当面は情報の共有や意見交換を行うということで「市民・
野党共闘を推進する勝手連」が誕生した。
私たち「脱原発とりごえ勝手連」も、8月31日に東京都知事選の総括と今後につい
ての話し合いをおこなった。(23人参加)
話し合いでは、呼びかけ人から、まず、8月4日に行った都知事選の総括討論会
(第1回)報告として、「脱原発とりごえ勝手連」としては12日間で延べ190人がス
ペースたんぽぽに集まったことや、1万人にアタックできたことなどの報告があっ
た。
その後、会計報告があり、支出は16万7千円で、収入は若干不足しているがカンパ
などで今後収支を合わせるとの報告があった。
そのあと、呼びかけ人から都知事選の結果についての総括、今後の方向について提
起し、全体で討論した。討論の中では、「前日の脱原発の、泉田県知事立候補の撤回
ショック」や「泉田さんに県知事立候補してほしい」の話があった。
総括の関連では、都知事選での市民・野党共闘による一本化実現を評価しながら
も、敗北したことについて、「今回は負けにいく条件の選挙だった。総括はきびし
く」という厳しい意見や、「小池さんはツイッターの使い方がうまい」、「鳥越さん
が出てきて良かったがフォローが弱かった」、「政府は水力発電能力を低めに公表し
ている」などの発言があった。
今後の方向関連では、「脱原発にこだわる勝手連だが、選挙はグローバルに」、
「公開の場で市民が推す候補者を選ぼう」、「選挙は勝たないと意味がない、正攻法
では勝てない、勝つ戦術」、「ツイッターやフェイスブックなどをうまく利用しよ
う」「若い人とつながろう」「メディアで危機感を持っている人の協力を得よう」
「選挙不正対策を」などの発言があった。
今後については、来たる補欠選(東京10区)、都議会議員選挙(来年5~6月)、
衆議院選挙をにらみ、当面は情報の共有・意見交換を「脱原発とりごえ勝手連」から
「脱原発市民勝手連」に名称を変更して活動することを決定し、従来の人3人と新人
2人の5人の呼びかけ人を決めた。
ゆるやかなネットワークとして、2ヶ月に1回位の開催で情報交換をしていく。
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┗■3.「中世以来」イタリア中部地震の警告
| 直下型は長い時を置いて起きる場合も」
| 「警戒せよ! 生死を分ける地震の基礎知識」その165
└──── 島村英紀(地震学者)
先週の半ばに起きたイタリア中部の地震は約300名の人命を奪った。しかし、まだ
瓦礫に埋もれている犠牲者は多いと思われている。中世の美しい街がいくつも消えて
しまった。
震源は首都ローマの北東100キロメートルあまりのところで、マグニチュード(M)は
6.2。震源はごく浅い直下型地震だった。
一般には地震が少ないヨーロッパだが、イタリアやギリシャなど南東部だけは別
だ。これはアフリカプレートとユーラシアプレートが押し合っているために、地下に
地震のエネルギーが溜まるせいだ。
げんに7年前の2009年には今回の地震から50キロ南東に離れたラクイラで、やはり
直下型地震(M6.3)が起きて309人の犠牲者を生んだことがある。
このラクイラ地震の前には前震があり、騒ぎになっていた。来るべき大地震を否定
した学者たちが「地震予知」裁判にかかった地震である。だが、今回は不意打ちだっ
た。
今回の地震で大きな被害の出たいくつかの町はイタリアの脊梁山脈の山間にあり、
中世以来の石造りの建物が残っているので観光客も多く集まるところだった。町に
は、この建物はいつ建てられたというプレートが誇らしげに掲げてあった。
地震で崩壊してしまった建物は、骨のない石積みのもので、地震後は石ころの山に
なってしまって、元の家の形をとどめていない。これでは、鉄筋コンクリートや木造
家屋のように、地震で閉じ込められても生存できる空間がまったくない。地震後に救
出された人数が少ないことがそれを物語っている。
大地震で歴史的な建物や遺跡が破壊されたことは、今回のイタリア中部の地震には
限らない。
やはり先週、ミャンマーで起きたM6.8の地震では同国の有名な観光地バガンで300
以上の遺跡が崩壊してしまった。ここは11世紀から13世紀に王朝があったところで、
数千の寺院や仏塔があるところだ。
また、有名なものではイランのバムで2003年に起きたM6.6の地震がある。世界遺産
だった要塞都市の遺跡「アルゲ・バム」がほとんど完全に破壊されてしまった。この
遺跡は16-17世紀に作られた。なお、この地震では4万人以上の犠牲者を生んだ。
ところで、イタリアの震源域で「中世以来」の建物が残っていたということは、こ
の数百年は、このような大地震はなかったことを意味する。
ここでも、1639年に多数の死者を出した地震が起きた。それ以来、大地震がなかっ
たのだ。
イタリア。ミャンマー。イラン。これらを襲った地震は、数百年ぶりの大きさだっ
たということだ。つまり、直下型地震は海溝型地震とは違って、数百年、あるいは
もっと長い時を置いて起きることがある。
いや、日本でも他人事ではない、2005年に起きて大きな被害を生んだ福岡県西方沖
地震(M7.0)は、日本史上、一度も地震がなかったところに起きた。
地球の営みに比べると、人間が知っている歴史は、ほんのわずかなものなのであ
る。
(島村英紀さんのHP「 http://shima3.fc2web.com/ 」
「島村英紀が書いた『夕刊フジ』のコラム」より9月2日の記事)
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┗■4.新聞・ニュースより
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◆ 再稼働…このまま死ねない【金曜日の声 官邸前】
埼玉県所沢市の無職中村義則さん(72) 夫婦でデモに参加し、170回を超えた。
多くの人が原発再稼働に反対しているのに、政権は国民の声を聞いておらず、このま
までは死ねない。デモの本質は、民主主義を守ることだ。
千葉県鎌ケ谷市の事務職鈴木奈津絵さん(42) もっと積極的に社会情勢と政治を
勉強しようと初めて参加した。先月解散したSEALDs(シールズ)など若い世代
が政治に参加する姿に尊敬の念を感じた。弱者切り捨ての社会にしたくない。
(9月10日東京新聞29面より)
◆ 「うそ信じた自分を恥じた」脱原発に転じた小泉純一郎元首相
安倍晋三首相は福島第一原発の汚染水について「アンダーコントロール(コント
ロール下にある)」と 発言したが、小泉氏は「これはうそ」とばっさり
小泉純一郎元首相が7日、東京の外国特派員協会で記者会見した。小泉氏は、2011
年の福島第一原発事故をきっかけに、「脱原発・原発ゼロ」を訴え続けている。
https://thepage.jp/detail/20160907-00000002-wordleaf
この日の会見は、東日本大震災の「トモダチ作戦」に参加して被ばくしたという米
兵らを支援する基金についてがメインだったが、脱原発についても言及。「原発は安
全」などのスローガンは「全部うそだと分かった」、日本はいま「原発ゼロ」状態だ
が「それでも停電はない」などと持論を展開した。1時間半の予定だった会見は2時間
に及んだ。
「うそ信じた自分を恥じた」脱原発に転じた小泉純一郎元首相(中略)
そして、「語りたいことはたくさんある」という脱原発について、持論を展開し
た。(中略)
いまは実質「原発ゼロ」(中略)
話は、福島原発の現状、核のごみ、もんじゅにまで及んだ。
安倍晋三首相は3年前、東京五輪招致の際、福島第一原発の汚染水について「アン
ダーコントロール(コントロール下にある)」と発言したが、小泉氏は「これはう
そ」とばっさり。現在、凍土壁を設置して汚染水を遮断する対策が進められている
が、「地下水をコントロールすると言って、いまだにできない。よくああいうことが
言えるなあと不思議だ」。
原発はよく「トイレのないマンション」に例えられるが、小泉氏は「核廃棄物の捨
て場所が決まっていない」と述べ、原発の使用済み核燃料から出る「高レベル放射性
廃棄物」(核のごみ)の最終処分場が決まっていない現状をやり玉に挙げた。
国が実現を目指す「核燃料サイクル」政策の中核を担う高速増殖炉「もんじゅ」に
ついても、「一度も動いていないと言っていい。30年かかってもできない。維持費だ
けで1日5000万円かかる。これはすべて税金」と指摘。もんじゅは故障やトラブルが
相次ぎ、現在、運転停止中だ。
福島の事故が起きる前から「安全対策は不十分」という声はあったと小泉氏は語
る。ただ、その際も専門家らは「チェルノブイリと違って『多重防護』しているから
大丈夫だ」と説明していたという。だが結果は違った。「原発を進めるには安全対策
でどんどん金がかかる。原発が安いというのはうそ。あらゆる産業の中で一番“金食
い虫”だ」と、首相時代のようにボルテージを上げながら主張した。
THE PAGE 9月8日(木)配信より
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160908-00000003-wordleaf-pol
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