【本日午後5時~】高江オスプレイ基地建設反対!辺野古新基地建設反対!自衛隊ヘリや警察車両を使った基地建設強行を許さない沖縄連帯街頭アピール行動in京都(三条京阪駅前)
- 2016年 9月 14日
- 交流の広場
本日、沖縄の反基地の闘いに連帯する京都での街頭アピール行動を行います。沖縄現地では高江ヘリパッド建設のために政府は全国から動員した1000名近い機動隊員により座り込みの非暴力抵抗闘争を続ける住民・市民を暴力的に排除し高江では負傷者が続出しています。さらに住民の反対運動に業を煮やした安倍政権は建設現場に自衛隊のヘリコプターで重機を運ぶ、警察車両で作業員を運ぶといった法的根拠もあいまいなまさにやりたい放題の基地建設強行に打って出てきています。
私たちは「沖縄では基地建設のためなら何でも許される」といったこの安倍政権による民主主義否定・地方自治否定・民意無視の無法な行いに対して京都・本土から抗議の声をあげていかなければならないと考えています!
本日の沖縄連帯街頭アピール行動への参加を呼びかけます!
■日時:2016年9月14日(水)17:00~18:00
■場所:京阪電鉄「三条京阪」駅前ロータリー
■呼びかけ:No Base!沖縄とつながる京都の会
■連絡先:070-5650-3468(内富)
(参考記事)
<米軍ヘリパッド>翁長知事「十分な説明なく容認できない」 陸自ヘリで重機搬入
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/62015
<米軍ヘリパッド>翁長知事「十分な説明なく容認できない」 陸自ヘリで重機搬入 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
www.okinawatimes.co.jp 東村高江周辺の米軍北部訓練場のヘリパッド建設で防衛省が陸上自衛隊ヘリを使って大型重機などを搬入したことに対し、翁長雄志知事は13日、「事前に十分な説明がなく(法的)根拠も示されていない。容認できない」と述べ、搬入を強行した国を批判した。沖縄県庁で |
2016年9月14日 08:13高江ヘリパッド北部訓練場
東村高江周辺の米軍北部訓練場のヘリパッド建設で防衛省が陸上自衛隊ヘリを使って大型重機などを搬入したことに対し、翁長雄志知事は13日、「事前に十分な説明がなく(法的)根拠も示されていない。容認できない」と述べ、搬入を強行した国を批判した。沖縄県庁で記者団の取材に答えた。
自衛隊ヘリでの重機搬入について政府を批判する翁長雄志知事=13日午後、沖縄県庁
知事によると、12日に沖縄防衛局から陸自ヘリで資機材運搬を検討していると連絡があったため、根拠を示さないまま実施することがないよう求めた。防衛局側は「1週間以内に説明に上がりたい」と応じるにとどまり、明確な回答はしなかったという。知事は「丁寧な説明もなければ信頼関係を維持しようということも感じられず、実に残念」と憤った。今後、申し入れや抗議をする考えを示した。
また、自衛隊の任務そのものに理解を示した上で、「自衛隊は崇高な使命を持っているだけに、このようなやり方ではなく誠実に対応する必要があるのではないか」と疑問を呈した。
■名護市長「恐ろしい」政府強権に不信感
【名護】名護市の稲嶺進市長は13日の定例記者会見で、東村高江での陸自ヘリによる工事車両搬入について「政府が『強権で何が何でもやってやる』という姿勢が表に出され、悲しくなるし、空恐ろしくなる」と語った。
「異常事態」「通常では考えられない」と批判。「辺野古(新基地建設)は今、小康状態だが、高江を見ていると(政府が)何をやらかすか分からない」と不信感をあらわにした。
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沖縄タイムス社説[米軍工事に陸自ヘリ]嘆かわしい従米一辺倒
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/61999
2016年9月14日 07:00
米軍北部訓練場のヘリパッド建設に伴う資材搬入に13日、陸上自衛隊の大型輸送ヘリが投入された。
東村高江周辺のヘリパッド建設工事をめぐって、工期の遅れを取り戻したい防衛省は9日から、民間ヘリを使って資材を搬入している。
今回、自衛隊ヘリの使用に踏み切ったのは、民間ヘリでは運べない大型重機を運搬するためである。なりふり構わずといった対応だ。
国際平和協力活動やゲリラ攻撃に対応する陸自の精鋭部隊「中央即応集団」のヘリが運んだのは、重機やトラックである。県道70号を横切る形で計6回運搬した。
ヘリ投入について、稲田朋美防衛相は防衛省設置法4条19号に基づくものだと説明している。
4条19号は、米軍基地の取得や提供、使用条件の変更、返還に関することなど、同省の所掌事務を記しているだけである。
この条文のどこをどう読めばヘリ使用が可能になるのか、自衛隊がどんな権限で工事に関わるのか。設置法を都合よく拡大解釈したとしか思えない。
ヘリ使用は自衛隊法からも疑問が多い。同法第6章が規定する「自衛隊の行動」は、防衛出動、治安出動、警護出動、災害派遣などである。
県内に根強い反対のある米軍施設建設に自衛隊ヘリを使うのは、県民感情を逆なでするもので、配慮を欠く強引なやり方だ。
住民の生活道路である県道を、重機などをぶら下げた大型ヘリが横切るのも極めて危険である。
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稲田氏は「沖縄の負担軽減にとって有益で返還に伴う措置」と強調する。
ヘリパッドの移設工事が北部訓練場約7500ヘクタールの過半返還の条件になっているのは確かだが、高江周辺ではヘリパッド建設によって確実に負担が増す。
実際、高江の集落を取り囲むように計画された6カ所のヘリパッドのうち2カ所が完成し、オスプレイの飛行訓練が始まった。騒音被害などが懸念される。
防衛省が工事を急ぐのは、残りの4カ所の工事を促す米軍との約束を履行するためだ。住民の懸念には向き合わないのに、米軍の要求に応えようと必死である。
高江問題は、米軍と自衛隊が一緒になって、沖縄住民に対峙(たいじ)するという、あってはならない構図を浮かび上がらせている。
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ヘリパッド建設は、参院選が終わるやいなや、選挙結果を顧みず再開された。
司法手続きをへないで市民のテントを撤去したり、周辺道路で検問を実施したり、力ずくの警備も目立つ。
全国から約500人の機動隊を動員した上、民間ヘリを使い、ついには自衛隊ヘリまで投入。
米海兵隊は「戦略展望2025」の中で、北部訓練場の部分返還について「使えない土地を返す代わりに、利用可能な訓練場を新たに開発」と米側の利点を強調している。
負担軽減の名の下に基地の機能強化が進んでいる。
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沖縄タイムス社説[高江へ作業員搬送]警察責務からの逸脱だ
http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/60567
2016年9月4日 08:52高江ヘリパッド米軍
東村高江周辺の米軍北部訓練場ヘリパッド建設工事で、県警が警察車両に民間の作業員を乗せ、工事現場入り口まで運んでいたことがわかった。警察法に定められた警察の責務から逸脱していることは明らかである。
市民らによると、2日午後0時ごろ、警察車両3、4台が東村高江の北部訓練場N1ゲート前で、民間の作業員十数人を下ろした。
市民や県警の話を総合すると、搬送の経緯はこうだ。
N1ゲート前から約3キロ離れた国頭村安波の県道70号で、市民らが道路上に車両を止めたため、作業員らが乗った車両が通れなくなった。
このため作業員らは機動隊員が警護する中を徒歩で通過し、その後に警察車両に乗り込んだようだ。
県警によると、先行して歩いていた作業員がおり、戻る方向が同じだったために現場指揮官が「乗りますか」と声を掛けたという。
県警は作業員と市民が相対した場合にトラブルになる可能性を予測したとして「安全確保が目的」と理由を説明している。機動隊が警備しながらトラブルなく歩いており、説明には説得力がない。
ヘリパッド建設工事が大幅に遅れており、沖縄防衛局は「H」「G」「N1」の3地区の建設工事を同時に進める方針である。
県警は、何を根拠に作業員を工事現場のゲートまで送り届けることをしたのか、工事の遅れと関係があるのか、これからも続けるつもりなのか、説明する責任がある。
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そもそも警察の責務は警察法2条で「犯罪の予防、鎮圧及(およ)び捜査、被疑者の逮捕、交通の取締(とりしまり)その他公共の安全と秩序の維持に当(あた)る」ことと定めている。厳格にその範囲に限られるべきであることも明記している。
ヘリパッド建設に携わる作業員を警察車両でN1ゲートまで運ぶのは明らかに警察の責務を逸脱している。
2項では「責務の遂行に当つては不偏不党且(か)つ公平中立」を強調している。作業員の搬送はヘリパッド建設工事に加担することになり、不偏不党、公平中立の立場にも反する。同じ2項には憲法が保障する個人の権利や自由について警察の「権限の濫用(らんよう)」を戒め、3条には憲法や法律を擁護することを服務宣誓することをうたっている。
これが戦後警察の出発点である。だが、警察は高江で市民らの「表現の自由」を強権的に押しつぶしているのが現状だ。
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気になるのは、昨年の警察法の改正で国家公安委員会の任務として「特定の内閣の重要政策に関する内閣の事務を助ける」ことが新たに加わったことだ。
この問題を指摘している名桜大の大城渡上級准教授(憲法学)は、戦前戦中と同じように時の政権の都合のいいように警察が利用されているのではないかと懸念する。
県公安委員会は高江ヘリパッド建設工事で500人の機動隊を県外6都府県公安委に要請しているが、これと関連があるのか。県公安委は記者会見して明らかにすべきだ。
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