枝野官房長官の「とんでも発言」を、また東電当局の発表の遅れ(ごまかし)、NHKのいい加減報道、を糾弾しよう!―住民の安全確保を!
- 2011年 3月 12日
- 時代をみる
- 山川哲政府、東電、御用学者の無責任性福島原発事故
先ほど6時に枝野官房長官の記者会見があった。4時ごろに爆発があり、それから2時間も経ってからの発表であるにもかかわらず、相変わらず「良くわからない。調査中」の一点張り。またその直後に会見した原子力保安院の担当者も同様である。彼らに住民の生命、健康の安全に対する考慮があるのだろうか。全く感じられない。ここにきてまだ、適当な言いぬけと、あたかも重要ではないかのようなのらりくらりの答弁しかしていないのは何故か?また、巷に「危機感をあおる説が飛び交っている」などと自己の責任を棚に上げた言い訳ばかりだ。「重大な危険が起こる可能性」を聞かれても、まだ調査中とのことでしかない。これが東電、政府、御用科学者、NHKの実態である。
既にドイツの『ディ・ツアイト』は、「日本の原子力発電所に明らかな爆発」という見出しで記事を載せている。それによると、「原発の周囲には放射性セシウム(これは核分裂性降下物中に含まれ、人体に有害)が拡散している。学者たちは、制御不能の連鎖反応が既に展開されていることを恐れている」といっている。
どうして日本ではまだ発表もしないのか?深刻な事態はすでに起きているのではないのか?
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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