『流砂』13号発刊のご案内
- 2017年 5月 17日
- 交流の広場
- 三上 治
やっというか、なんとかというか、『流砂』13号の発刊にこぎつけました。というわけでご案内申し上げます。昨年の11月末に12号を出し、今年は3月末を最初に年3回の刊行と意気込んでいました。順調に準備は進んでいたのですが、2月に入り二週間ほど入院する羽目になりました。それで、発刊を大幅にずらさざるをえませんでした。ご迷惑をかけたのに寄稿をいただいた皆さんの力添えもあって何とか13号を発刊できました。
「戦争のできる國」へという動きは顕著であり、国家の側から打ち出されてくるものを見ていると誰しもが1930年代のことを想起するようです。村上春樹の『騎士団長殺し』にも1930年代の事件が登場していてとても印象深かったのですが、僕らの意識もそちらに向きます。でも、意識が混迷を深めるということを脱しえない状況は続いています。触手は動いても、その意欲は言葉にならないとところがあるのです。雑誌を出す、何かを書くというその根底で生じていることは相変わらず続いています。ここが時代との闘いの磁場であるのは変わらないのでしよう。
『流砂』13号は冒頭が栗本慎一郎さんへの座談風のインタビユーとアメリカ大統領へのトランプ登場についての講演録です。憲法についてなどの論考が続いていますが、全体の出来については、なかなかの出来だと思っています。一読を願えたらという次第です。
5月16日(火)
販売は批評社を通していますが、『流砂』編集部での扱い分も用意いたしますので本屋で入手困難な方は連絡を願います。
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