お勧めします:消費税が社会保障を破壊する-伊藤周平/〔著〕(角川新書)
- 2017年 9月 20日
- 交流の広場
- 田中一郎
- 消費税が社会保障を破壊する-伊藤周平/〔著〕(角川新書)
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(関連)高齢者に迫る「大負担増時代」 じわり拡大、全体見えず:朝日新聞デジタ
ル
http://www.asahi.com/articles/ASK8Q3HH3K8QULZU001.html?ref=nmail
新書なのでコンパクトにまとめられています。
私も社会保障の具体的な法制や制度・しくみについては詳しくなく、日々の新聞から情報を得ていましたが、この本を読んで、ここまでひどいことになっているのかと驚きの連続でした。
新聞は少なくとも社会保障に関する情報源としては全くと言っていいほど役に立たないことが確認できました。
社会保障と税の一体改革などと、よく言ったものです。
民主党政権時代も含めて、なりふりかまわぬ支出削減が行われ増税された消費税は社会保障なんぞに使われていないことが明らかになりました。
あわせて、あちこちに市場原理主義政策が埋め込まれ、最終的には、古い家制度=家族による「自己責任」「自己負担」に帰結させていこうというのがミエミエです。
そもそも、社会保障支出をコストと認識していることが大問題です。
朝日新聞記事(上記)にもあるように、貧困老人はひどい状況に追い込まれていることが容易に推測され、とても「じわり拡大」どころの話ではありません。
まるで政策的に「早く死ね」と言われているかのごときです。
この本を読んでいて、怒りがこみ上げてきました。
社会保障と税の一体改革など、嘘八百、です。
だまされてはなりません。消費税は法人税減税のために使われています。
それは今回のみならず、消費税発足の時からそうです。
似非学者どもが、それをゴマカして伝え、支配権力や財界に直接的・間接的に尻尾を振っているだけの話です。
その大企業群や富裕層・資産家層は、ほとんど税金を納付しておりません。
こうしたことをご破算にするための選挙になるように願っています。一票一揆、これで「反乱」に立ち上がりましょう。
(追)
(政権交代の「政策論的アプローチ」に取り組んでいます:ふるってご参加くださ
い)
目):労働法制抜本改革(「働き方改革」のための法制はどうあるべきか)(in た
んぽぽ舎:東京・水道橋)
http://www.labornetjp.org/EventItem/1501729892050staff01
どうする・どうなる日本農業」JR水道橋
http://www.labornetjp.org/EventItem/1505197175594staff01
(講師:本間龍さん)
(午後6時半開始、たんぽぽ舎(水道橋))
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