憲法9条改悪の国会発議を止めよう② 第20回許すな!憲法改悪・市民運動全国交流集会*公開シンポジウム
- 2017年 12月 18日
- 評論・紹介・意見
- 石川愛子
表題の集会は、12月16日(土)午後1時半から連合会館大会議室であった。
催しが重なって、130名ほど集まるも広い会場で空席も目立ったのは少し残念。
司会は「許すな!憲法改悪・市民連絡会」の菱山南帆子さん。九条の会ヒロシマの藤井純子さんの挨拶で始まった。
シンポジウムの発題は琉球大学法科大学院・オール沖縄代表の高良鉄美さんから。改憲と壊憲、改憲の意図、自衛隊明記で起こる問題など話された。自衛隊の組織、役割、存在、予算の拡大、平和市民運動が困難に、国防教育等々影響は計り知れないと。
パネリストは高良さんとNGO非戦ネット・日本国際ボランティアセンター代表理事の谷山博史さんと安保関連法に反対するママの会・弁護士の長尾詩子さん。
・世界中の紛争は武力では解決していない、九条をもつ日本にしかできない紛争解決があるはずだ。
・安倍政権は、海外からの要請というが、海外とはアメリカの時の政権でしかない、私たちは国際市民社会を味方としてがんばりましょう。
・いつか九条の平和な世になる日は来るが、そのときに日本は九条を手放してていいの?
・「誰の子どもも殺させない」を合言葉に現在日本中に160を超えるママの会ができている。
等々心に残る言葉があった。
与党が衆議院議員の3分の2をもっているいま、国会にかけられれば決議されてしまう。国民投票にもっていっても無理だと発議を自民党に諦めさせることが肝心、そのためには、「安倍9条改憲NO!憲法を生かす全国統一署名」3000万人署名を集めて届けましょう、と改めて訴えがあった。
(署名用紙はインターネット「安倍9条改憲NO!全国市民アクション」で。ネット署名も可)
さまざまな集会や催しに出歩く私は、それぞれの場で違う顔に出会い、これだけいろんなところで9条改悪反対でいろいろに考え表現している人がいることに感動していました。一方街頭では手応えのなさに傷つくばかり。かといって、マンションの戸別訪問する勇気もない。演説もできない、文章もこの程度、歌や踊りで表現することもできない私に何ができるかと考えていました。
それで思いついたのは、参加するどの会場でも受付などで署名をお願いすることです。署名用紙をとりあえず30枚印刷しました。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://chikyuza.net/
〔opinion7197:171218〕
「ちきゅう座」に掲載された記事を転載される場合は、「ちきゅう座」からの転載であること、および著者名を必ず明記して下さい。