テント日誌8月21日…渕上太郎がやってくる
- 2018年 8月 25日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
- 8月26日(日) 脱原発青空川柳句会
- 8月30日(木) 月例祈祷会 日本祈祷団47士
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- 9月11日(火) 18時~経産省前記念集会を開きます
経産省前テントひろば1807日後
久々に渕上太郎がやってくる。元気な姿に一安心 8月17日(金)
広島と福島2週連続で出かけていたので3週間ぶりの座り込みとなった。空気が乾燥しとても過ごしやすい一日となった。しかし、風が強くバナーも張れないし、幟旗も立てることは立てたのだが、背を低くして飛ばされないように工夫した。台風並みの強い風だ。
8日に死去した翁長雄志知事の逝去を悼む県民のため、全国各地で追悼記帳所を設置したとのことだった。東京でも都道府県会館の10階の沖縄県事務所で記帳できるそうだが、本日、今日の4時までとのことだそうだ。座り込みのメンバーのうちまだ記帳を済ませていない女性3人がタクシーで向かった。1時間ほどで戻って来たので話を聞くと、最終日だけあってそれなりに混んでいたそうだ。私は昨日の午前中の防衛省正門前の座り込みの後、行ったのだが人はあまりいなかった。
今日の5時からの経産省抗議には久しぶりに渕上太郎さんがやってくるそうだ。しかし、姿を見るまで心配である。入院生活が続いているので、やって来る体力が残っているのか気にかかる。この経産省前まで辿り着けるのかどうか…
4時過ぎに文科省抗議に出かける。本日はトラメガがないのでテントの物を貸してほしいとのことだったので、急ぎ正門前まで戻り文科省前まで運んだ。今は夏休み中なので、学生はほとんどいない、オモニや支援の日本人が中心である。
30分位スピーチが続いた頃、突然青年が叫び出した。「ここで大声を上げるな。迷惑である。今すぐやめろ。」暫くその青年を取り囲んで彼を追及した。マイクを使っての情宣活動が中断してしまった。明らかに抗議行動への妨害である。私達も手を後ろに組んで反撃するが、敵もさる者。なかなか去ろうとしない。何とか押し返して撃退した。ネトウヨと呼ばれる人だろうと思う。しかし、今後あのような輩の妨害には適切に対応しなくてはならないだろう。それはテントの場合も一緒である。
5時少し前に経産省前に戻ると普段より大勢の参加者がいる。やがて渕上さんが姿を現す。スーツを着て堂々とした身なりには驚いたし、頼もしく思った。また、渕上さんのスピーチには参加者一同が聞き入っていた。元気な渕上さんの姿を見て一安心した。9.11のテント8年目の記念集会にも元気な姿を是非見せてほしいものである。(S・S)
渕上太郎さん・鎌田慧さん発言で盛り上る経産省前行動 8月17日(金)
3時前に着くと日陰で風が強すぎるが暑くなく爽やかな本館前で10人程が座込み。チラシまきや文科省前抗議行動(朝鮮学校を差別するな)に参加している間に、いつになく人がどんどん増えてくる。
5時前には淵上太郎さんが現れる。しばし個別会談後に、経産省抗議行動を開始。 渕上さんがこのところの経産省の動きを批判して皆に伝える。トリチウム汚染水問題は8月末に説明・公聴会で経産省は海に流すつもり、原子力損害賠償費1200億円を引き上げずに現状維持、柏崎刈羽の再稼働に対して花角知事も厳しい対応、…。
さらに、鎌田慧さんが登場、通産省時代からの経産省の間違った施策を厳しく糾弾し、プルトニウムと核のゴミが今どうしようもない状況に来ているのにそれでも原発を止めないで東海第二まで運転延長しようとする経産省を痛烈に批判。経産省前テントひろばのテント設営を推進した9条改憲阻止の会の発言もあり抗議行動が盛り上がった。さらに、療養中の淵上さんに多数の人の寄せ書き色紙とお見舞いをYさんが手渡した。皆で、大声でコールして抗議行動を終わった。(K.M)
風邪気味だったが心和むテントに出掛けて来た 8月18日(土)
秋晴れのような空の下をKさんUさんと3人で経産省に向かった。陽射しはかなりきつかったが湿度が低いので汗はでなかった。
郵政を過ぎたころ経産省のほうから鳩が2、3羽ずつ低空で何組もこちらに飛んできた。雷撃機の波状攻撃、いやそうじゃなくてワールドカップや世界GPのオープニングセレモニーの歓迎フライトのように。私たちの横を通り過ぎると歩道に降りて歩いて後を付いてくる。3人の中の誰がハメルーンの笛吹き男なのかな。いつもの光景だけれど今日はとても新鮮に思えた。
セッティングをしているとお巡りさんがやってきて「熱中症に気をつけてください」と声をかけてくれたのでお礼を言った。正直なところ素直にありがたいと思う。2012年に雪の降る中を福島から南相馬にレンタカーで向かう途中で事故渋滞に遭遇した。事故処理に当たっているお巡りさんに状況を聞いたら「チェーンを付ければすぐに通行できますよ。自分達は第一原発の警戒区域に向かうところ偶然居合わせたんです」と聞いてもいないことを屈託なく、そしてちょっと誇らしげに話してくれた。頬が林檎のように紅い子供のようなお巡りさんだった。ずっと年配の私はこんなに若い人を守ることもできないのだとそのとき気づいた。
澄み切った青空は見るからにカラッとしていた。太陽の光をキラキラ反射し空に乱入してくるような夏雲は水色の空に染みていくような秋雲に代わっていた。蝉の声も秋の気配が漂い賑やかなブラスバンドから物静かなコーラスになっていた。
一昨日から風邪気味で昨日は微熱があった。今日は喉が少し痛い。家で寝ていれば楽には違いないが心和む場所はテント。座り込みなんて非日常の筈だが 私には日常の少しだけの延長。今日も大匙一杯分だけ頑張ってみよう。
(O・O)
心配された雨だったが午後小の小雨で済んだ 8月20日(月)
日の天気予報で午後から雨、風は弱く台風関連の生暖かい空気が入ってくるので蒸し暑くなる、という事だったのでパラソルは止めにして椅子を多めに、傘を持って経産省前へ出掛けた。我々が着いて間もなく常連の二人も到着した。冷蔵庫に冷たい水があったので間に合った。コップがないので百円ショップで買ってきたら勝爺が来ていた。
今日もお盆明けとは言え、裁判所が夏休みなので経産省前は静かに時間が過ぎていった。2時頃になって右翼の街宣車が一台、文科省前に来て前川前次官が如何に天下り問題で悪役をつとめて悪党人脈を作ってきたかを見てきたような話を延々と訴えていました。安倍に楯突くものは許さない‼という方針で一貫している。こちらに来ることはなく30分位で帰っていった。
4時半過ぎにレジェンド・Sさん御一行が国会前から到着された。
今日は足元もしっかりしていたので安心した。最後は越谷市から来るという彼が自転車でやって来た。昨日ヘルメットを忘れたので取りに来た、というので一緒に行って手渡した。雨が心配されたが午後小雨が一時間ほど降っただけであとは撤収するまで大丈夫だった。最後に。早番のSさんがひょんなことで腰を痛められて辛そうであった。過酷な夏の疲れが出てきたものと思います、私は疲れるとすぐ眠るようにしています、ここ1週間は暇があれば寝ていました、漸く眠気が無くなりスッキリして過ごすことが出来ました。やらなければいけないことが溜まってしまいましたが。(保)
やはりまだ暑い、油断はできない 8月21日(火)
今日は、熱中症対策の水を用意しなくとも良いのではと、タカをくくって出発したが座り込みの準備が終わると、日差しも強く蒸し暑く慌てて事務所に戻ってジャーと、コンビニで水とかちわり氷を購入して氷水の用意をした。
ここ数日は多少気温も下がり湿度もそれ程ではなかったので判断の誤りでした。
時おり警察官が、座り込みの状況を確認に近くまで来ては帰って行くパターンで、何事もなく過ぎた一日で最高時には7名が座り込んでいました。
17時過ぎには若干涼しくなってホット一息、定時には撤収をして、今夜開催されるテント運営会議に参加しました。(Y・R)
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経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その88
猛暑でも、原発無くても、電気は足りている!
~東京新聞「太陽光猛暑に威力 発電最高気温更新でも安定、今夏も東電管内原発ゼロ」から~ 木村雅英(経産省前テントひろば)
東京新聞8月21日朝刊トップ記事を見てうれしくなった。
猛暑の中、テレビニュースで「躊躇せず冷房するように」とアナウンスされ、そんなことをして電気が足りないー>原発動かせと導くのではないか、冷房に頼り過ぎるのはどうかと心配していたところ、それが吹っ飛んだ。
(東京新聞)猛暑こそ太陽光発電 最高気温更新でも安定 2018年8月20日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201808/CK2018082002000139.html
記事のリード文をそのまま引用する。
<記録的な猛暑が続いたこの夏、冷房を使う機会が増える一方で、東京電力管内の電力需給は、深刻な逼迫(ひっぱく)に陥った日がまだないことが分かった。太陽光発電の発電量が増え、節電の浸透で電力消費自体も減っていることなどが要因だ。東電管内で稼働している原発はゼロでも猛暑の日を乗り切っており、「電力の安定供給には原発が不可欠」とする政府や電力業界の主張はその根拠が薄らいでいる。>
さらに本文から。
<電気の使用可能量(供給)に占める実際の使用量(需要)を示す「使用率」について、東電は安定的(93%未満)、やや厳しい(93~95%未満)、厳しい(95%以上)、非常に厳しい(97%レベル)の四段階に区分する。一般的に暑い日ほど冷房が使われ使用率は上昇。97%を超えると停電の可能性も生じるとされる。
だが、この夏の使用率は、埼玉県熊谷市の気温が四一・一度と国内最高記録を更新し、東京(千代田区)で史上三位の三九・〇度に達した七月二十三日でも92%と「安定的」だった。ほかの日をみても、94%となって「やや厳しい」となった七月二日以外は、すべて「安定的」だ。
電力不足が避けられているのは、「気温が高い」との予報がある日に、東電が火力発電の発電量や他の電力会社から融通してもらう電力を増やしていることが要因になっている。さらに午前十時~午後三時ごろに増える太陽光の発電量が、電気の使用がピークになる午後二時ごろと重なることも大きい。太陽光発電は、再生可能エネルギーで発電した電気をすべて電力会社が買い取る制度が二〇一二年に導入されてから増加。東電管内でも供給力の一割超を占めるようになっている。>
同記事には上記の説明の図もある。是非ご覧いただきたい。
それなのに、ああそれなのに、イチエフ事故を起こした東電が危険な「核分裂湯沸し装置」をまだ動かすつもりだ。2017年末に柏崎刈羽6,7号機の設置変更許可を得たばかりか、40年経過した老朽・被災原発東海第二を稼働させようとする不良企業日本原電を支援するのだ。
経産省は愚かな惰性施策を早く止めるべきだ。
8月24日(金) 5時~産省前抗議行動(テントひろば)
官邸前抗議行動は18時30分 官邸前も国会正門前も
主催: 首都圏反原発連合
選者:乱鬼龍 13時:経産省前ひろば
8月29日(水) 函館市大間原発建設差し止め裁判
第17回口頭弁論 14時 東京地裁103号法廷
裁判報告集会 15時 参院議員会館(予定)
15時~ 経産省前ひろば
9月1日(土)東海第二原発再稼働阻止茨城県大集会
時間:13時30分~15時 15時30分~16時10分デモ
場所:駿優教育会館(8F音楽ホール) 水戸市三の丸
(水戸駅北口3分)
(小雨決行)
~福島は終わっていない!原発は終わりだ!~
18時 音楽演奏・歌
18時・30分 メイン集会
ゲスト発言 木内みどり・鎌田慧・吉原毅その他
20時30分 音楽演奏・歌
21時 終了
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