テント日誌1月15日
- 2019年 1月 18日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
諦めないで闘い続けることで展望は開ける 1月11日(金)
今日も朝から雲一つないお天気。これで風がなければよいのだが、そうそううまくはいかない。しかし、気温は昨日と比べると随分高いようだ。
虎ノ門事務所に行くと、Yさんが椅子に座って何やら読んでいる。エアコンの取説だ。最近どうも電気代がかさむと思って、電気屋さんを呼んでエアコンについて調べたところ、電気屋曰く、「これはもう取り換えた方がよい」とのこと。そのことをYさんが大家に交渉したら新しいものを入れることになり、昨日と今日エアコン工事が入り、今工事完了したばかりとのことだった。その後すぐに、いろはの方々も到着し荷造りを完了し、事務所を出発した。
グッズを経産省前に運び、セットに取り掛かる。今日の風はどうかと思っているとかなりの風が吹いてくる。一旦取り付けたバナーも止む無く取り外し座り込む。
2時から,いろはのお姉さん方は、3.11大間原発訴訟の集会と福島原発事故8周年の集会の打ち合わせに出かけるというのでいなくなり、留守をレジェンドSさんといろはのYさん、Mさんと私の4人での座り込むことになった。金曜日なので椅子はたくさん並べたのだが、空いた椅子ばかり目立って、いささか寂しい。後半のHさんもKさんも打ち合わせに行くというのでいつもの金曜日というような賑やかさはない。
暫くするとYʊさんが例によって茸御飯を持ってきてくれたので,皆でいただく。まだ暖かい状態で美味しくいただく。2時半過ぎに文科省前での講義に参加しているTyさんが立ち寄り、暫し座り込みに参加してくれた。原発問題も朝鮮学校の無償化問題も解決までには長くかかるだろうが、諦めないで闘い続けることで展望が開ける。そういう意味では一緒だねとTyさん。3時過ぎに、あとで会いましょうと挨拶をかわし去って行った。(S・S)
百年前に世界で最初に人種差別撤廃を訴えた日本 1月11日(金)
4時過ぎに座込みに参加、茸御飯をいただいたあと、文科省前の抗議行動にテントからの常連さんとともに参加。ヨンピル通信の「またもや不当判決!」に怒り。
そこで田中宏さんから教えられた。日本政府が丁度百年前1919年2月に国際連盟に人種差別撤廃を提案したそうだ。朝鮮や台湾を支配しながらも、米大陸での日系移民排斥問題が背景にあったらしい。米英などの反対で否決されたが。それにしても、「国際会議において人種差別撤廃を明確に主張した国は日本が世界で最初」だとは驚いた。その後アジア侵略と敗戦を経て、未だに朝鮮学校を差別し、入管法で難民を排除し虐待し、外国人を差別する日本。情けない。
経産省本館前に戻って経産省に向かって抗議。またまた出てきた厚労省の勤労統計不正、原発輸出の頓挫や中西経団連会長の年頭発言などなど、次々に経産省と安倍政権を糾弾する声が続いた。片づけは保さんとHさんにお願いして、私は首相官邸「裏」で「安倍はやめろ」と訴え続けた。 (K.M)
風がなくても寒い一日だったが、政府の動きもお寒い 1月12日(土)
風がないのにとても寒かった。すぐそばで誰かと待ち合わせをしていた若い女性が「まるで冷蔵庫の中にいるみたいですね」とコメント。分厚いウールの手袋をしているのに指先が痛くなってきた。経産省敷地の枝打ちされたケヤキが景色を冷え冷えとさせていた。
政府はIWC(国際捕鯨委員会)脱退を決めた。抜けたところで何かが解決するわけでなく交渉なり説明なりが必要であることに変わりはない。それなのに官房長官の談話には椅子から落ちそうになった。曰く「今年9月のIWC総会でも、鯨類に対する異なる意見や立場が共存する可能性すらないことが残念ながら明らかになった」だって。(全文読むと床から落ちそうになります)
国内において異なる意見や立場が共存する可能性をつぶしてきたのは誰かな? 少しは我々の苦労がわかろうというものだ。因みに昨年8月の水産庁データによれば、IWC加盟国のうち捕鯨支持国は日本、ロシア、韓国など41カ国。反捕鯨国はオーストラリア、米国、英国など48カ国だそうだ。外務省さん、怒れよ。(O・O)
川内原発テントひろばで新年会が開かれた 1月13日(日)
昨日1月13日の日曜日、川内原発前テントひろばで新年会が行われました。
朝までの雨も開会迄にはすっかり晴れ上がり、
経産省前テントひろば同様、創立メンバーの一人でもあり、昨年瀕死の重傷を負った江田さん、
さらには淵上さんも、
奇跡のような勇姿、肉声で、九州電力、川内原発に改めて抗議!!
続いて、なつかしい顔ぶれ、
地元の脱原発同志の老若男女の差し入れ、スピーチ、アピール、パフォーマンスなどで予定時刻を超過し、
災厄を祓う盛大な「鬼火炊き」で締めくくりました。
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518859515
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518865460
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518866073
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518867203
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518867301
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518868339
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518869600
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518873563
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518881538
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518888753
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518890942
https://twitcasting.tv/showering00/movie/518899737
(※淵上さんは本日1月14日、無事、帰京の途につきました。)
あらゆるところでのあらゆる形の闘い、それを知ろう 1月15日(火)
天気は曇り。夕方から雨かもしれないという天気予報。
定刻少し前に、山本さんとTでセッティング終わる。しばらくしてOさんが来られる。そのあと、大阪の予備校の先生が座り込み。カンパもしてくださる。その人は雑誌『現代短歌』の「福島の被災地を知る」ツアーの呼びかけで、福島に行かれたそうだ。(いわきの旅館集合)。そこに集まった人たちで、マイクロバスツアー。吉沢さんの「希望の牧場」にも行き、吉沢さんから話が聞けたという。大阪に帰る途中、東京で降り、テント跡にも来たとのこと。みんながそれぞれの形で「闘っている」ことがわかった。その方の話の最中から雨が降り出す。3時前までしとしと降っていた。
レジェンド斎藤さんと勝爺がきてくれた。
今日はもう1件、大きなことがあった。3時前に、合計30名くらいの集団が経産省に入っていった。テレビカメラも来て、その人たちを写していた。その人たちは私たちに対して「ご苦労様です」と挨拶してくれた。経産省に来た事情を聞くと、今日(1/15)の『東京新聞』に載っていた「メガソーラーの建設 環境破壊に法規制を 住民段団体 国に要望へ」ということだそうだ。
要するに原発からメガソーラー(大規模太陽光発電所)ということで、政府や監督官庁の指導も電力計画もないまま、森林伐採などが行なわれている。何とかしない森や村や村落共同体が荒らされるということで、昨日1/14に各地の住民たちが集まった集会を開き、決議して、「経産省と環境省に環境アセスをちゃんとしろ」という要求をもって来たということだった。
その人たちは経産省前で、雨の中、私たちが座り込みをしていることを知らなかったようだが、二言三言話すだけで、国の政策がどんなにデタラメであるか、あらゆる角度から闘っていかなければならないことを分かり合えた。
3時頃に、雨はやみ、日差しがもどり、真上の空は雲一つない状態になった。事務所から持ってきたパラソルも必要なくなったので、パラソルをふいて、お日さんに当て、乾かした。山本さんは実に手際がいい。
遅番当番の勝爺とAさん、そして山本さんにバトンタッチして帰った、(TK)
紹介とお知らせ テントひろばの年賀状
経産省前テントひろばでは、全国の闘う仲間に日ごろのご無沙汰をお詫びしつつ、昨年末に160余通の賀状を送りました。
これまで渕上さんが出していたのを、今回は大賀が代行しています。
現在までに下記の23名の方々から年賀状を頂いております。
原子力資料情報室(西尾漠様)、2.大阪市住吉区(牛田等様)、3.東京都杉並区(小林蓮実 様)4.福島県郡山市(蛇石郁子 様)、5.茨城県東海村(相沢一正 様)、6.福井県敦賀市(斉藤征二 様)、7.東京都東村山市(吉森弘子 様)、8.滋賀県大津市(峯本敦 子 様)、9.東京都国分寺市(原常彦 様)、
10.福井県小浜市(中嶌哲演 様)11.新社会党、12.東京都墨田区(近藤和子 様)13.鹿砦社、14.福岡県唐津市(北川浩一 様)15.障害者解放委員会 様、16.福岡県糟屋郡(アジア共同行動・日本連(AWC)福岡の坂井貴司 様)17.福島県いわき市(佐藤和良 様)18.石川県羽咋市(多名賀哲也 様)19.福島県南相馬市(栗村文夫 様)20.岐阜県大垣市(近藤ゆり子 様)21.千葉県船橋市(佐藤龍市 様)、22.品川区大井(世界平和会森崎陽司様)、23.壱岐市郷ノ浦町(中山忠治様)
なお、22,23のお二人は今回初めての方です。
また、下記の大 畑 豊、井戸川 克隆、月田秀子、エネシフ ジャパン、石丸 小四郎の各氏に宛てた賀状は宛先不明で戻っています。以下の5名の新たな住所をご存知の方は、大賀までお知らせください。
よろしくお願いします。
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原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その5
チェルノブイリ原発事故の死者50人を信じますか?98万人を信じますか?
~コリン・コバヤシ「国際原子力ロビーの犯罪~チェルノブイリから福島へ」紹介~
2019年01月13日 木村雅英
本シリーズタイトルのきっかけコリン・コバヤシ著「国際原子力ロビーの犯罪~チェルノブイリから福島へ」(以文社、2013年7月)を紹介する。1970年に渡仏しパリ首都圏に在住するコリン・コバヤシさんが原子力ムラの「核」フランスから世界の原子力マフィアたちの実態に迫った大切な書である。
あなたはチェルノブイリ事故の死者50人(IAEA)と98万人(ヤブロコフ他やニューヨークアカデミー)のどちらを信用しますか?
そう、国際原子力ロビーは死者50人と主張したのです。
同書は、「第1章国際原子力ロビーとはなにか」、「第2章エートス・プロジェクトの実相から」、「第3章内部被曝問題をめぐるいくつかの証言から」と6つの資料で構成されている。
ここでは第1章から引用紹介する。
★IAEAとWHOの合意書(1959年)
1959年5月28日にIAEAとWHOとの間で締結された合意書WHO12-40は、核に関する双方の合意のない研究や調査を禁止している。IAEAは国連安全保障理事会直属、WHOは経済社会委員会に属する専門機関で、WHOはIAEAより強い立場を取ることができない。
★「国際原子力ロビー」は、相互に人事異動を行ない、あるいは二重に職務を担当し、疑似科学を使って、事実を改竄し、何百万という市民をモルモットのように扱い、犠牲者を結果的に棄民している。
★IAEA-WHO-ICRP-UNSCEARによる支配体制
★IAEAは、2005年9月にWHOなど国連関係8団体でチェルノブイリ・フォーラムを組織し600ページにおよぶ報告書を出している。犠牲者は、たった50人の事故処理作業員、9人の甲状腺がんで亡くなった子ども、甲状腺がんを発病した子どもたち4000人を数えるだけ。…事故後30年間のガンによる推定死亡者数は9000人とWHOは2006年に発表した。WHO職員は、5000人の犠牲者を、政治的判断でわざと外したと告白している。
★ニューヨークアカデミーが採用したヤブロコフやネステレンコ他共著の「チェルノブイリ:大惨事の人と環境に与える影響」報告では、ほぼ98万5千人の犠牲者数を算出。
★原発推進側の人間がわざわざ日本にやって来て、それについての一切の責任を自らに問うこともなく、福島で「エートス・プロジェクト」を展開し、長期に渡り住民に、それがまるで自己責任であるかのごとく、防護対策を教育する。
「エートス・プロジェクト」による福島の被曝隠しに騙されてはいけない。
「国際原子力ロビー」略称一覧、日本の原子力ロビー、個人名にも注目。
1月18日(金)経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動(首都圏反原連)は18時30分~
安倍9条改憲NO!辺野古断念を!安倍退陣を1月19日(土)
1・19国会議員会館前行動 場所:衆院第二議員会館前 14時~
総がかり行動実行委他
「福島被ばく訴訟第13回口頭弁論」井戸川裁判1月23日(水)
地裁103号10時30分開廷 報告集会:12時 衆院第一議員会館大会議室
福島原発被ばく労災賠償裁判(あらかぶさん裁判) 1月23日(水)
地裁103号13時30府開廷
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