テント日誌2月10日
- 2019年 2月 12日
- 交流の広場
- 経産省前テントひろば
経産省前テントひろば1807日後
原発関連裁判はいろいろある、是非傍聴を 2月6日(水)
今日は10時半から福島原発被害東京訴訟裁判があるので早めに家を出た。ラッシュアワーをかいくぐり東京地裁についたが生憎の雨で事前集会はなく、裁判が始まるまで地裁のロビーで待機した。傍聴者は強い雨降りにも係わらず60人程であった。この日、法廷に立って自らの被害の状況を陳述した被害者の惨状に衝撃を受けたので次に記す。
陳述:私はいわき市で生まれ、育ち、夫と結婚し家族五人で幸せに暮らしていました、あの福島原発事故が起きるまでは。3・11原発事故が起きましたが大丈夫と思い、14日に持病の治療のため市民病院に行きました。ところが病院は閉まっていて後日来るよう警備員に言われ、後日、改めて病院に行ってみたが相変わらず閉まっていた。いわき市では治療ができないので家族で相談して東京に避難してきた。しかし学校・地域福島差別が激しく困難を極めたが何とか乗り切ってきた。
ところがその年の12月末に夫が悪性腫瘍にかかっていることが判った。生活費を稼ぐため家族はバラバラに暮らすことになった。私は夫と二人で暮らすことになった。その夫も2年後遂に死んでしまった。この間に蓄えも使いきり無一文になっていた。その後、実父が病気になったときも会いに行くお金がなく、死に目にも会えなかった。そんな境遇な私に東電から電気料金を払ってくれと催促がきた。東電の原発事故が原因でこんな状況になっているのに何を言っているのか? 電気料金を払えと言うなら原発事故前の家族が幸せに生きていたあの元の生活を私に返してから言ってほしい。以上。
今後も幾つもの訴訟団の裁判があるので傍聴に参加して欲しい!
経産省前座り込み。雨が本降りの中の準備となった。紐が雨に濡れて準備に時間がかかった、終ったのは12時だった。土砂降りの雨の中、一人の人が近づいてきて、雨の中でも座り込みしているんですね?てっきりやってないと思っていましたので。私は金曜の夜にテントのあった場所で抗議行動しているものです、と言ってカンパしてくれました。これは幸先がいいと喜んだのですがその後は立ち寄る人もなく過ぎていきました。いつもは3時半には着いているレジェンド・Sさんが来ないので4時前に電話してみましたら、今日は第一水曜日で原電抗議行動が5時からあるので、いつも参加しているのでまず座り込みに行くとの返事。しかし、病院の治療に時間がかかってしまったようだ。腰の骨がこれまでより悪化していると医者に言われとのこと。一番良いのは家でのんびりしていることなのだけれど、レジェンド・Sさんはそういう気持ちになれないようです。4時半前に来られて、その後、東電抗議行動だけ参加された。
雨は3時頃止んだ。院内集会に参加された木曜担当のIkさん、他の用事で一瀬弁護士事務所に来た後寄ってくれた神奈川のSさん、Mさん、東電抗議行動に参加するため寄ってくれたEさんなどでテントひろばはいっぺんに賑やかになった。間もなく5時になったので皆で片付けた後それぞれ次の闘いの現場に向かった。(保)
「北方領土の日」とかで街宣車が外務省に集まっていた 2月7日(木)
今日は天気予報通り暖かかった。
12時10分過ぎくらいにテントに着いたら右翼の街宣車からの声が騒々しかったのでびっくり!
そうだ昨日Sさんが明日は「北方領土の日」だから大変だよと言っていたのだと思いだした。
Yさんが椅子などセットしているとき機動隊の指揮官らしい人が来て今日は右翼がたくさん来るから刺激しないようにと言ったそうだ。
私たちは非暴力で座っているだけなのに変なこと言うものです。
でも以前チンピラ右翼が街宣車から降りて来ていちゃもん付けたこともあったけれど・・・・
3時過ぎまで途切れ途切れに街宣車ががなり立てていった。
まともに外務省に抗議している車もあったけど、やたら怒鳴るだけの街宣車が多くて耳栓が欲しかった。外務省より安倍に文句言った方が良いのでは?という声も聞こえたけど。プーチンに手玉にとられている感じだから本当ですね。
今日の出だしは少人数の座り込みだったが、豊洲の裁判に行く前にと寄ってくれた人や年配のSさん・四谷でお仕事のIさん・たんぽぽ舎のボランティアのOさんなどが寄ってくれてにぎやかになった。私はクレヨンハウスへチラシを届けに3時頃にテントを離れた。(I.K)
早々と塩化カリウムをまいた経産省 2月8日(金)
座り込みグッズを台車に乗せて経産省正門前に近づくと真っ白い粒が一面ばらまかれている。みんな「何だ、何だ」と大騒ぎしている。暫くすると経産省の防災課の上着を羽織った職員が作業も終わったようで、台車をひいて正門から敷地に入っていった。その台車の上には空になったビニール袋が3~4袋乗っている。
経産省は早々と明日の雪対策のため塩化カリュウムを撒いたようだ。塩化カリュウムは水分を含むと発熱する性質があり、よく融雪剤として使われることがある。しかし,あまり一般的ではない。東北地方の高速道路や、学校の運動場などに撒いて積雪にならないように予防したりする。座り込みの参加者は見慣れないものを見て、一日早い大雪か?と勘違い。そう言えば、8年間この経産省前での触りこみに参加しているが、これほど沢山の塩化カリウムを撒いたのは初めて見る。どんな大雪だろうが、(特にテントが立っていた西北の角辺りは)除雪を経産省の職員がやっている場面など見たことがない。まして、塩化カリウムを撒くなんて見たことがない。それにしても経産省だけ周囲の歩道や玄関までの道路一面に惜しげもなく撒いている。しかも、午前中から。(道路の向こう側の財務省では午後遅くになって、玄関へのスロープのみに撒いていたが…)
今日は、雪は降らないようだが風が強く、寒さがこたえる。レジェンドSさんも今日の寒さは尋常ではないと口にしていた。
3時ごろ文科省前で抗議を続けているTyさんがやってきて挨拶を交わす。先月中旬、お父さんの死刑判決の再審で、韓国高裁で無罪が確定したとの報告を受けた。その資料をいただいた。お父さんは、1974年韓国国軍保安司令部に逮捕され、「北のスパイ』にでっち上げられ、捏造と拷問により死刑判決を受け獄中生活を送った。その後の1990年に日本に帰ることができ、家族と再開できたがその後、2013年4月に息を引き取られたそうだ。どれだけ無念であったろう。再審無罪を知ることなく世を去られたお父さん。しかし、晴れて、無罪を勝ち取ることができたそうだ。
4時になったので、文科省前の抗議行動に参加した。気温が低いうえ、強風でじっとしていると寒さがこたえる。参加者は声を張り上げてコールや歌を歌ったりする。国連の子どもの権利委員会が日本政府に対して「朝鮮学校への差別をやめ、無償化を他の外国人学校と同じように適用するように」という勧告を出したとのニュースが入ってきた。国際社会では私たちの主張が常識になりつつある。安倍自公政権や右翼勢力(残念ながら多くの日本国民も)が日本の植民地時代の責任や過去の朝鮮侵略の責任を取ろうとしていない。しかし、私たちは諦めるわけにはいかない。勝つまで闘い続ける。(S・S)
統計不正はアベノミクスがアゲノミクスだった証拠だ 2月9日(土)
午前中降っていた雪は昼前にやみ始めた。霞ヶ関の空は灰色のカフェラテ模様。肌が空気に触れると痛い。雪は葉や土の上に僅かに積もっていた。
Iさんがスマホのニュースを見せてくれた。復興庁が福島県の風評払拭をはかるため、子供を抱えた保護者ら向けにテレビCMを9日から福島、富山両県を除く全国で一斉に放映するという。アピール内容は「知ってください、食べてください、来てください」。
県外発信という趣旨から福島県内では放映しない(なんのこっちゃ)。富山県のテレビ3社は同庁によると、「(福島は)復興が完全になしとげられておらず、避難者がいる状況に配慮したい」として見送ったという。
上記の情報源は産経新聞だが富山のテレビ局を取材していないようだ。富山のテレビ局は北日本放送、チューリップテレビ、富山テレビ。この3社は福島を忘れていないということだろう。当たり前のことが言えてこそ復興はスタート地点に立つことができる。体は冷え切っていたが胸が熱くなった。
〇アゲノミクス
アベノミクスは統計データの操作による上げ底。つまりはフェイク。
『まるで私たちがですね、統計をいじってアベノミクスをよくしようとしている、そんなことできるはずないじゃないですか。そんなことできるはずがないんですよ』
ダウト! またぁ、ご謙遜を。
しまいにゃアウト。 (O・O)
風の冷たい肌寒い日だったが、座り込みはにぎやか 2月10日(日)
前日に雪が降って肌寒い日曜日だ。貼るカイロを5枚貼っての寒さ対策での座り込みとなった。寒風が強く吹きすさぶなかで今日は参加者も少ないのではないかと藤原節男さんと話していたら、群馬から参加のTkさんが早々といらした。その後、横須賀のMzさん、ヨウカンさん、斎藤美智子さん、永瀬さん、三上さんと予想を上回る座り込み参加者に感激。
前を通りかかった若者が藤原節男さんの内部告発記事展示の内容と原発について何やら話していた。明日の建国記念日を控えて右翼の街宣車が数え切れないほど通り過ぎる。相変わらず下品な馬事雑言を浴びせる右翼も通るが、我々が相手にする輩ではないので無視。2時位になると少し暖かくなり快適な座り込みになった。日陰が座り込みの方へ来る前に3時の撤収時間となり、座り込みを終えた。
寺崎あきこさんを偲ぶ会に参加して 2月10日(日)
昨日お友達が企画した。「寺崎さんを偲ぶ会」に行きました。
テントからは8人が参加しました。寺崎さんはウーマンリブやアジアの女たちの会他色々な活動に参加され、翻訳や出版、ドイツ語の通訳などされていたそうでそれぞれに係わったたくさんの女性で会場は満員でした。
そんな中テントからYさんが黒一点の参加者でびっくり。
主催者の話では寺崎さんは6人のお友達に支えられておだやかな最後を迎えられたとのことです。そして思い出の写真が上映され、その後参加者みんなが彼女とのかかわりなどを話しました。知らなかった彼女の姿が目の前に現れ一緒に過ごしているような感じさえした良い会でした。
何より良かったのが、みんなが話す間私語などなくみんな熱心に聞いていたことでした。プログラムと一緒に裁判のときの彼女の陳述書・テントひろばニュース・3・11のチラシも配られました。
寺崎さんのテントへの思いがみんなに届いたのではないでしょうか?
(I・K)
寺崎あきこさんを偲ぶ会の早川由美子さんの報告
I・Kさんの報告と重複しますが、私も昨日の寺崎さんを偲ぶ会に参加しました。
会場の写真や配布資料などを自分のブログに掲載しました。
ご覧くだされば幸いです。
https://www.petiteadventurefilms.com/20190211/
テントから参加された方々、お疲れ様でした。
こちらはT・Iさんの報告です。
私も寺崎さんを偲ぶ会に参加しました。
寺崎さんはジェンダー問題の分野ではかなり実績のある「闘い」をしてこられた方だということを知りました。皆さんのお話を聞きながら、ちょっとしたカルチャーショックを受けました。
寺崎さんの書かれた本、翻訳された本などを読まなければと思いました。
テントではそういうことについてあまり話されなかったので、ほとんど知りませんでした。都立大学でオーケストラ部で一緒にやってきた方も、その後の寺崎さんがジェンダー論での翻訳や脱原発闘争の活動については知らかったと言っておられまたが、私は寺崎さんがオーケストラ部でヴィオラを弾いていたということを全く知りませんでした。
まあ、そんなことはどっちでもいいことですが、ともかく、寺崎さんという人と脱原発の闘いを一緒にできてよかったと思いました。
第8回核ごみに関する政府との会合」2019年2月14日
2月14日午後2時から 第8回 核ごみに関する政府との会合を開催します。
以下のように会合のスケジュールをお知らせします。
「第8回核ごみに関する政府との会合」(2019年2月14日)
主催:福島みずほ事務所・核ごみ問題研究会
日時:2019年2月14日 14:00~ 場所:参議院議員会館
主催:核ごみ問題研究会 協力:福島みずほ事務所
<会合次第>
14:00~14:10 主催者あいさつ及び、参加者の紹介
14:15~14:50
1.放射性金属加工事業および製品の試験データ改ざん問題
(環境省・経産省担当部署(原子力規制委員会)・神戸製鋼所・日本製鋼所・電気事業連合会)
14:10~14:40 地域市民グループからの質問への回答
14:40~14:50 前回会合からの再質問項目への回答
2.幌延深地層研究開発センター施設関連問題(NUMO・JAEA・経産省・文科省への質問)
14:50~15:40 前回の確認・再質問 + 新しい質問への回答
泊原発関連 泊発電所の廃止措置実施方針に関する質問
3.六ヶ所 再処理事業関連質問 経産省(および原子力規制委員会)・使用済燃料再処理機構、日本原燃
15:40~16:30 日本原燃事業への運営的問題に関する質問内容
+再処理事業に関する技術的問題に関する質問への回答
参加を希望される方は、ご連絡ください。
また、核ごみ問題研究会のメンバーはほとんどが北海道と東北からの参加なので、
東京近郊の方々のお手伝いが必要です。(入館証・資料の配布、会場の設営、受付業務)
都合がつく方は、ご連絡ください。emika69@yahoo.co.jp マシオンまで
マシオン恵美香(核ごみ問題研究会/ベクレルフリー北海道/泊原発の廃炉をめざす会 核ごみ問題担当世話人)
経産省・エネ庁は「今だけ、金だけ、自分だけ」の大嘘つき! その107
取り返しのつかぬ過ちを、あたかも何事もなかったが如く隠蔽する日本
~台湾の脱原発のブレーキ、「エネルギー基本計画」に固執する世耕経産相~
2019年2月7日 木村雅英(経産省前テントひろば)
<台湾では…昨年11月24日の国民投票で「2025年までに脱原発」の方針が否決された。…テレビの公開討論番組で、国民党系の著名な若手原発推進イデオローグが、安倍晋三の写真を掲げながら、こう言い放っている。
「2発の原爆と福島事故を経験した日本も、原発を再稼動しました。なぜ台湾に、それができないのでしょう?」(黄士修)>
これは、「週刊金曜日1月25日号」の山口泉さんの「霧雨のプラタナス―上海・2018年」の末尾の文。私にはショックだ。安倍政権の愚かな「エネルギー基本計画」、それを許してしまう「国民」。それが世界の原子力発電を容認しているのだ。
さらに、山口泉さんはこうまとめている。
<昔も今も、取り返しのつかぬ過ちを、あたかも何事もなかったかの如く隠蔽する国―日本、かくも政府に全てを奪われながら、なお大半の民が黙殺と服従を続けるハイパー奴隷国家から、いつ私たちは自らを解き放つのか。このままでは、もはや、間に合わない。>
世耕経産相の記者会見を観ると情けなくなる。
○経団連中西会長の発言
http://www.meti.go.jp/speeches/kaiken/2018/20190129001.html
Q:昨日、経団連の中西会長が、エネルギーの国民的議論の場について政府でも検討しているようだというような発言がありましたけれども、そのようなこと実際に準備されているのかどうか、今把握していることを教えていただければと。
A:エネルギー政策について国民の理解を得るというのは、これはもう従来から我々、取り組んでいる政策でありますので、何か今、具体的に追加のアクションをということは考えていません。
○石炭火力発電所の建設
http://www.meti.go.jp/speeches/kaiken/2018/20190201001.html
Q:石炭火力の新設計画が相次いで中止になっておりますが、それに対する受け止めをお聞かせください。
A:基本的に、発電所の建設投資というのは、電力市場が自由化された中では、事業環境と経営戦略に基づいて、経営性あるいは環境への対応なども含めて各社が精査して判断するものと考えております。
一方で、石炭火力は引き続き、これはエネルギー基本計画の中では重要なベースロード電源という形で位置付けられておりまして、その位置付けには変わりはないというふうに思っています。
何としても日本のエネルギー政策を変えさせ、脱原発を実現させよう。
原子力ロビーによる放射線被曝の押付けを拒否しよう! その9
全データを廃棄! 7つの倫理違反で住民を裏切るガラスバッジ論文
~黒川眞一・島明美が岩波科学で明らかにする原子力ロビーのやり口~
2019年02月10日 木村雅英
「その6」で、早野龍五氏が、伊達市の住民同意なしに個人被曝線量データを使い、累積線量を3分の1に過小見積りした論文を国際専門誌に発表したことを述べた。ところが、この論文の為の「全データを研究終了時に廃棄している」ことを知った。驚くべきことだ。「住民に背を向けたガラスバッジ論文―7つの倫理違反で住民を裏切る論文は政策の根拠となり得ない」(黒川眞一・島明美、岩波科学2019年2月号)を紹介し、再度この問題を取り上げる。
🔶福島県立医科大学の宮崎真氏(伊達市市政アドバイザー)と東京大学の早野龍五氏が、伊達市の市当局から提供された市民のガラスバッジによる個人線量測定データと内部被曝線量データを用い、Journal of Radiological Protection誌に第1論文(2016年12月)と第2論文(2017年7月)を発表。2018年6月にはこれを放射線審議会が取り上げた。
◆これらの論文は文科省・厚労省が定めている「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針」に対して、次の7つの違反をしている。
(1)提供を同意していない市民のデータを使用(5万9千人のうち同意は53%)した
(2)研究内容を告知せず、市民に同意撤回の機会を与えなかった
(3)伊達市長から論文作成を依頼されたことを隠していた
(4)倫理審査委員会による審査と学長承認とを得る前に、データ提供され研究発表した
(5)研究計画書にある内部被曝線量と外部被曝線量との相関を発表せずに終了した
(6)研究終了報告書には研究計画書に書いていない成果を報告した
(7)データをできるだけ長期間保管するべきであるにもかかわらず、全データを研究終了時に廃棄している
◆早野氏と宮崎氏は突合データベースを市が持っていないことを知りながら、研究計画書に市がデータベースを持っていると書き、このデータベースを含む全データを破棄した。
◆「個人の外部被曝線量と内部被曝線量との間には相関がない」などの研究結果を研究計画書で予定した第3論文の結果を発表しなかった。
ナチスの人体実験の反省で生まれた「ヘルシンキ宣言」の重要な基本原則、医薬関係企業も建前の上ではきちっと守っている倫理指針。それに宮崎・早野論文が違反しているのだ。
それにしても、田中俊一氏(前原子力規制委員長)も後押しして、伊達市が宮崎氏・早野氏にひそかに依頼して(一部)無断で市民データを使ったこの研究は、市民が受けた被曝線量は小さいよ!と主張する為の研究だった。
被曝線量について大幅な過小評価をし、それを国際専門誌に発表し、根拠となるデータを廃棄する。正に原子力ロビーのやり口の典型ではないか?
幸いにも黒川眞一さんや島明美さんたちが、この不正・捏造をしっかりと追求し明らかにしてくれた。厚労省の統計処理同様、原子力ロビーが行う「科学的・技術的」を装う捏造研究は他にも沢山あるのではないか? 騙されてはいけない。
2月15日(金)経産省前抗議行動 17時~18時
官邸前抗議行動(首都圏反原連)は18時30分~
2月21日(木) 月例祈祷会 「死者の裁き」日本祈祷団47士
15時:経産省前テントひろば
脱原発青空川柳句会 2月24日(日) 正午から
経産省前テントひろば 12時~ 選者:乱鬼龍
3.11脱原発テントひろば院内集会
~古賀茂明さん「原子力ムラとの最後の戦いが始まった!」~
日時:2019年3月11日(月)16時半~18時
場所:霞が関 参議院議員会館 講堂
講演:古賀茂明さん
「原子力ムラとの最後の戦いが始まった~3.11から始まった経産省の長期戦略とは?」
主催:経産省前テントひろば
私たちは、3・11事故から半年後の2011年9月11日に経済産業省敷地の一画に脱原発テントを設置し、全国の方々とともに脱原発を訴え続けた。さらに、2016年8月の経産省による脱原発テント強制撤去後、「経産省前テントひろば」は経産省本館正門玄関前歩道に座り込んで、平日も休日も毎日福島原発事故の責任を追及し脱原発を訴え続け、毎週金曜日夕刻には本館前で抗議集会を実施している。
福島原発事故は収束していない。ところが、経産省は東電を残して原発推進する施策をし続け、原発を存続させる「エネルギー基本計画」を施行している。当然、「国民」の理解は得られず、核燃料サイクルも原発輸出も破綻している。
イチエフ福島原発事故後から丸9年目を迎える3月11日、2011年9月に経産省を退任し「日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起して原子力ムラと対決」を開始した古賀茂明さんに講演をお願いした。この8年間の経産省・安倍政権の施策を振り返り、原発推進政策を糾弾し、原子力ムラとの最後の戦いを考える。
なお、同じ会場で開催される大間裁判報告集会の終了後にテントひろばの集会を開催する。
沢山の方々の参加を呼びかける。
問合せ:
経産省前テントひろば
〒105-0003港区西新橋1-21-8新虎ビル2F
070-6473-1947
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