『5/2子ども年20ミリシーベルト基準の撤回をめる政府交渉』などー地震と原発事故情報その59
- 2011年 5月 3日
- 交流の広場
- たんぽぽ舎地震と原発事故
4つの情報をお知らせします(5月2日)
1.『5/7原発やめろデモ!!!』
2.『5/2子ども年20ミリシーベルト基準の撤回を
求める政府交渉』
3.『原発推進派のネット攻撃に対抗する―源八おじさんより』
4.『やさしい学習会・「原子力を考える」3回開催』
★1.5月7日(土)の「原発やめろデモ!!!!!」
4月10日の高円寺反原発デモの第2弾。
より大規模になるようです。
前回が最高に元気な楽しいデモだったから
お誘いしちゃいます。
14:00 渋谷区役所前交差点集合!
15:00 大規模デモ出発!
(渋谷区役所前交差点→原宿駅前→表参道→青山通り→渋谷中心 部へ→109前→ハチ公前スクランブル交差点→明治通り→渋谷区役所前交差点)
またも、サウンドカーが続出!今回はDJカー2台、バンドカー2台の計4台が出動!出演バンド、出演DJ等は近日発表!!
前回の15000人高円寺デモをはるかに超える規模が予想される!
まさに、反原発フェスティバル!!!!!
これは、7日は渋谷に駆けつけないと、間違いなく後悔してしまう!!!!!
★2.5/2「子ども年20ミリシーベルト基準の撤回を求める政府交渉」に一般参加しての感想
誰も責任を取らない 厚労省、文科省、安全委員会
現在福島の小中学校では3.8μSv/hの基準で屋外活動が制限されます。放射線管理区域の基準は0.6μSv/hですから、実に6倍以上の高い数値になります。放射線管理区域では、放射線の危険の為に18歳未満の労働は認められていません。ところが、保育所を管轄する厚生労働省は放射線管理区域よりも高い被ばくをする保育所でも子どもを遊ばせても良いという態度なのです。なんということでしょうか。しかも「放射線管理区域で子どもが遊んでも良いというのですか?」という問いには「ダメです」と答えるのに、「放射線管理区域と同等の被曝をする場所で子どもが遊んでも良いのか?」という問いには厚労省の担当者は答えることが出来ません。
この数値は24時間365日いると、33mSvの被ばくになります。地面からの放射線が主ですから、幼児であったり、寝転がったらもっと高い線量になります。
学校の屋外活動の基準は文部科学省が策定したそうです。しかも文科省は原子力安全委員会から容認されていると言いますが、原子力安全委員会では議事録も残っていないそうです。
4/19に原子力安全委員会に助言要請があり、原子力安全委員会では「年に20mSvの被ばくは容認できない」という見解にもかかわらず、文部科学省は3.8μSv/hという高い線量を容認されたという怪です。
ICRPの勧告では「合理的に達成可能な限り低く維持する」という文言があります。文科省では低減努力はなにもしません。いや、しないどころか、自治体が独自に除染をしようとすると、「やる必要は無い」と答えます。むしろ被曝を不合理に高く維持することをしています。
国関係の「専門家」には20mSv/年を安全という人はいなくなりました。なのに何故か線量率の基準だけが変わりません。計画的避難地域の設定も20mSv/年です。
大きな声を上げて撤回させましょう。(Sさん)
★3.原発推進派のネット攻撃に対抗する―源八おじさんより
・ 反原発運動について、ネット上では数多くの中傷的な文章が書き込まれているようです。それらを読むと悲しくなるので、これまでは無視してきましたが、一応、私の意見も書いておこうと思います。
・ 多くみかけるのが「原発の電気を使いながら原発に反対するな」という意見です。現代の日本では、消費者が簡単には電力会社を選べないので、原発の電気を使用せざるを得ないのは確かです。だからと言って、原発に反対するためには原発の電気を使用してはいけないというのは乱暴ではないですか?もしそういう論理が通るならば、事実上、既成の制度に対して反対することは一切できなくなってしまいます。こういう短絡的な意見は、小学生レベルのいいがかりと同じです。おっと、小学生に失礼でした。単なる悪意と言った方が適切でしょう。さらに言えば、日本の電力に原発が占める割合は、3割から4割程度で、その他は火力や水力です。原発を推進する理由の一つに、火力からの脱却がありますが、それこそ火力に反対するのであれば、火力の電気を使うなということになります。
・ 今回の震災で、原発と火力発電所が被害にあったため、計画停電が行われましたが、火力はもう復旧していて、計画停電の必要もなくなりました。原発はご存知の通り再起不能になっているので、今は火力の恩恵の方が大きくなっています。私は原発よりも火力の方が遥かにマシだと思っています。
・ 次に「反原発デモをするエネルギーを被災地支援に使って欲しい」という意見も多くみかけます。これも論点がすり替えられている意見です。反原発デモと被災地支援は全く別の問題です。私自身、失業者で資金的な支援はできないのですが、それでもできるかぎりの援助をしたいと考えています。デモに参加している人たちも、一人一人ができる範囲で、被災地に対して行動を起こしていることでしょう。だからといって、24時間、全てを被災地支援に使うことが正しいのでしょうか。もし、この理屈が通るならば、被災地支援以外は、一切何もできなくなってしまいます。「野球を観るくらいなら被災地支援して欲しい」、「サッカー観るくらいなら被災地支援して欲しい」、第一、こういう書き込みをしている人は、そのエネルギーを被災地支援に使ったらどうですか?
・ 最後に「原発に反対するなら代替案を出せ」というのも多くみかけます。代替案については私は過去に何度も書いているので、ここでは書きません。多くの人たちが代替案を出しているのに聞く耳も持たず、こういう書き込みをして、あたかも代替案が無いかのような印象を与えようとするやり方にも悪意を感じます。
★4.いろりばた会議―3回連続開催
やさしい学習会「原子力を考える」
講 師:小林公吉さん(「原子力と人間―闇を生む光―」
著者、元高校教師)
“わかりやすい”と好評の「原子力と人間」をテキストにして、著者・小林公吉さんが原発の危険性と、原発なしの暮らし』について3回に分けてやさしく解説します。
この機会に、ぜひご参加ください!
第1回 5月11日(水)18:45~21:00
「人間の手におえない原子力」(福島事故・放射線)
第2回 5月19日(木)18:45~21:00
「原子力の2つの顔(原爆と原発)」
第3回 5月26日(木)18:45~21:00
エネルギー1割カットで「原子力のない暮らし」
参加費(3回分):3000円(テキスト「原子力と人間」書籍代込み)
*人数把握のため、予約制ですので、FAX・メールでお申込みください。
*3回続けて参加されなくとも、なるべく「原子力と人間」をテキストとして いただければ、当日参加歓迎です。
会 場:たんぽぽ舎会議室
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