昨日(5月23日)の参院行政管理委員会に参考人として(小出、石橋、後藤、孫)が登場!
- 2011年 5月 24日
- 時代をみる
昨日、ある会議に出席したら、かつての砂川闘争の元被告・土屋源太郎さん、また熱心に反原発闘争を戦い抜いておられるI僧侶が来ていた。彼らはその日、参院行政管理委員会にオブザーバーとして出席してきたそうで、何冊かのパンフレット(資料)を持参していた。この日の参考人は、かつてなかった豪華なメンバーで、京大の小出裕章さん、神戸大の石橋克彦さん、元東芝技術者の後藤政志さん、それにソフトバンク社長の孫正義さんであった。これだけ、反原発派の論客を参考人にそろえたこと自体が今までは考えられないことである。事故の深刻さと、原発の存続が根底的に問われ始めたことを如実に語っているように思う。実際にも、土屋さんの話では、「ユーチューブ」での動画放送が一時完全にストップしたほどの視聴率があったそうだ。
小出さんらがそこで強調していたのは、政府、東電の発表するデータが不完全なため、いまだに状況が良くわからないこと、また放射能測定において、政府関係者が調べているのはもっぱらガンマ線に限られているため、測定値が低めに抑えられる傾向にあるが、総合的な測定をすれば、明らかに発表数値の何倍かはあるということ、そして、今後の対策としては、単に学者だけのチームで対策を検討するのではなく、実際に原発の製造に携わった技術者をも加えた対策チームを早急に作る必要があるのではないか、ということだったようだ。
以下にその時の動画を参考として添付したい。ぜひご覧になり、原発問題を考えていただきたいと思う。
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