写真展・ビキニの海は忘れない - 漁師たちの証言とポートレート -
- 2019年 12月 7日
- 催し物案内
- リベラル21核第五福竜丸
1954年3月、静岡県焼津港所属のまぐろ漁船・第五福竜丸の乗組員が太平洋で操業中、ビキニ環礁で行われた米国の水爆実験で「死の灰」を浴び、被ばくした。だが、この水爆実験で被災したのは第五福竜丸乗組員だけではなかった。
1983年、高知県で高校生の自主ゼミ「幡多高校ゼミナール」が発足。高校生たちによる調査で、第五福竜丸乗組員以外にも当時、太平洋で操業、航行していた漁船が多数あり、その乗組員たちも被ばくしていたことがわかり、高校生たちは船員たちへの聞き取りを始める。
その後、高校生以外の人たちも調査に加わり、いまでは、水爆実験による被災船は1000隻を超えるとされている。
今回の写真展は、高知県在住の岡村啓佐氏(平和資料館「草の家」副館長)による50人の漁師たちへのインタビューと写真を中心に、改めて太平洋核実験被災を問い直そうという展覧会である。会期中、映画「ビキニの海は忘れない」(1990年、森康行監督作品)の上映会(2020年2月24日)もある。
会期: 2020年3月10日(火)まで。月曜休館
会場: 都立第五福竜丸展示館(東京都江東区夢の島2-1-1 夢の島公園内。
JR京葉線、メトロ有楽町、りんかい線新木場駅から徒歩10分)
入館料: 無料
主催・問い合わせ: 第五福竜丸平和協会(℡ 03-3521-8494)
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