もう一度見たかったハマスホイ~都美術館の展覧会は中止になった
- 2020年 4月 6日
- 評論・紹介・意見
- 内野光子
もう十年以上も前に、当時はハンマースホイと表記されていたと思うが、国立西洋美術館での展覧会(「ヴィルヘルム・ハンマースホイ 静かなる詩情」2008年9月30日~12月7日)は見逃しながらも、デンマークの、この画家の室内画に、どこか心惹かれるものがあった。そして、たまたま、2009年8月、連れ合いとの海外旅行が北欧になり、一泊ながらデンマークに寄ることができた。コペンハーゲンでは、さっそく国立美術館に出かけて、大急ぎで、見て回った。
当時のスナップには、こんな絵が残されていた。
中央が「自画像」(1911)、右が「ティーカップを持つ画家の妻」(1907)
新型ウイルス感染予防のため会期の途中で中止となった「ハマスホイとデンマーク絵画」では、どんな作品が見られたのだろう。展覧会の公式ホームページの出品目録によれば、40点ほどの作品のうち、デンマーク国立美術館所蔵は10点ほどだろうか。すでに記憶が薄れてしまっただけに、あらためて見てみたかった。
「ピアノを弾く妻イーダのいる室内(1910)、国立西洋美術館蔵
「陽光習作」(1906)デーヴィズコレクション。こんな絵を見たかった
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4月5日、東京都のあらたな感染者が143人になったという。今朝、雨上がりのイチジクのえさ台にやってきたヒヨドリ、ガラス戸のカーテンを開けようが、戸を開けようが、背を見せてミカンをついばみ、シャターの音を聞きつけてか、キッと横を向いたのには、こちらが驚く。
初出:「内野光子のブログ」2020.4.5より許可を得て転載
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〔opinion9618:200406〕
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